数週間前に、パースでテスラ社の電気自動車をよく見かけるので、オーストラリアでは電気自動車の普及が進んでいるのでは、とブログに書きましたが、どうやらそれは間違いのようです。2020年における新車販売の電気自動車の割合は下記で、決してオーストラリアの比率は高くありませんでした。ノルウェーの比率の高さは驚きですが、おそらくヨーロッパの国はそれなりに高いのでしょうね。
ノルウェー 74%
英国 10.7%
中国 6.2%
アメリカ 2.3%
日本 1.2%
オーストラリア 0.8%
オーストラリアの比率が低いのは、充電スタンドの設置が遅れていることがまず挙げられると思います。例えば、私の近所には充電スタンドはたった一箇所しかありません。
それに、オーストラリアは国土が広いので(日本の面積の約21倍)、走行距離に制限がある電気自動車の利用は、よほど充電スタンドの設置が増えないと、無理があると思います。
砂漠でこうなると死活問題ですからね。
また、どこかでバッテリーが切れて充電が必要な時に、近くの家から延長コードで充電用の電気を引くことは可能でしょうが、
ちょっと郊外に出ると家と家との間隔が数キロというケースも珍しくないので、延長コードも長いのが必要となるかもしれません。
上記のケースでは3週間も待つことはできないので、おそらく小型発電機をどこかで購入して現場で充電する必要があるでしょう。
でも、小型発電機の発電容量では、フルの充電にはかなりの時間がかかることは想像でき、せっかくの家族ドライブが台無しになってしまいます。