コロナ騒動のせいで世界中の航空会社は運営に苦慮していることでしょうが、オーストラリアの主要航空会社であるQantas Airways(カンタス航空)も例外ではなく、これまでにかなりの数のスタッフをレイオフしています。
そのカンタス航空が最近”flight to nowhere"(目的地のない空の旅)という遊覧飛行を企画して売り出しました。
内容は、ボーイング社の787型という最大乗客数が300人ほどの大型機に、134人の乗客を乗せてシドニー空港を発着し約7時間をかけてグレートバリアリーフやエアーズロックなどへの空からの旅を楽しみシドニー空港に帰る、というものです。この飛行機は窓が大きいのが特徴で、飛行中は約1万メートル上空からの景色を楽しむのが主な目的ですが、機内では著名人が案内役を務めるなどで遊覧飛行を楽しむ企画が盛りだくさんのようです。
値段はエコノミークラスが約6万円で、最高は約29万円とのことですが、売り出してわずか10分で完売したそうです。
上空からの景色を楽しむということは、乗客は全て窓側の席で、真ん中の席は空席のはずです。
そこで、こんな人もいるかもしれませんね。ながながと寝ころんで、ファーストクラスもどきの飛行を楽しむのもいいかもしれません。