二日前の電車内での出来事です。

 

パースから南に行く電車に乗っていた時に、30才前後と思われる中国系の女性が乗りこみ携帯電話で会話を始めました。会話は中国語と思われるのですが、その声が半端なく大きいのです。

その時の周りの状況を簡単に絵にするとこうなります。

 

 

私の隣とはすかいに座っていた乗客も携帯で電話中だったのですが、彼女たちの声はとても小さくほとんど気にならない程度でした。

パースではバスや電車内の携帯電話の使用は禁止されていないので、使用している人をたまに見かけますが、大人社会のルールとして、会話は小声でする、というのはだいたい守られているようです。

でもこの中国系の女性の声はとても大きなものでした。

 

会話開始後2〜3分でしょうか、読書をしていた60〜70才の女性が、、、

 

 

「シー」と言って、中国系女性の大声を抑制したのです。

その白人女性は、同時にすぐ隣で電話をしている黒人女性に「あなたのことではないのよ」と伝えました。

 

私は、車内でのこのような指摘をする人を初めて見たのでびっくりしましたし、その白人女性の勇気にも驚きました。まあ、それほど中国系女性の声が大きかった、ということです。

 

この指摘で中国系女性は間もなく電話を終了しました。そして、私の隣の女性は引き続き電話をしましたが、若干声が小さくなったようです。

 

 

そして、はすかいに座っていた女性も引き続き電話をしましたが、

 

 

右手で口をカバーして声をより小さくする工夫をしながらの会話でした。

 

当の中国系女性は、その後は少しふくれたような感じで携帯電話をいじくっていました。

おそらく彼女は最近中国から来た移民で、中国では皆がやっていることをしたまででしょう。中国系の人の会話の声はとても大きいということは、日本に観光で来る中国系の人々をみればわかります。

 

 

 

私は、静かな車内に戻ったことを喜びましたが、少しその女性がかわいそうになったことも事実です。