この男性はパースに住んでいる学者で、名前をDavid Goodallと言います。彼は現在104歳であり、本日(5月6日)から4日後の5月10日に亡くなります。
というのは、彼は数日前に安楽死が合法であるスイスに行っており、そこで5月10日に安楽死をするというのです。
この写真は2年前の102歳の時のものですが、なんと彼はこの時までパースの大学で教授として教鞭をとっていたようなしっかりした人なのです。最近は車椅子の生活のようで、おそらく体調も悪いのでしょう。安楽死を希望する理由は”自分に満足のいくような、尊厳のある生活を送れなくなった”ということのようで、何かの病気にかかり末期的な症状であるということではないようです。
オーストラリアでは州によっては、病気が末期的症状を示し、苦痛が激しい場合は安楽死を許可するケースがあると記憶しています。
生きる権利があるように、死ぬ権利があってもいいのでは、という意見があります。
でも、無条件に安楽死を認めるのはどうかと思います。スイスの安楽死はどのような条件の元で合法なのかは興味があるところです。
「人間は死ぬ気になればたいていのことはできる」というのも正しいようで、安楽死の乱用は控えていただきたいものです。