オーストラリア、クウィーンズランド州のブリスベンで4月4日から4月15日まで、Commonwealth Games(コモンウェルス・ゲーム)とよばれる総合競技大会が行われています。
この競技大会はイギリス連邦に属する国(チーム)が参加し4年に一度開催されます。今回は52カ国、70チームが参加しています。参加国の数とチーム数が違うのは、一国から複数のチームが出場するためです。例えば、イギリスからはイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4チームが出場します。
これは昨日(4月12日)までのメダル獲得数ランキングですが、オーストラリアの強さが目立ちます。このオーストラリアのメダル獲得数のすごさは、チーム(国)の人口を比べてみればなおさら際立ちます。
1 Australia(オーストラリア) 2、400万人
2 England(イングランド) 5、300万人
3 India(インド) 13億人
4 Canada(カナダ) 3、600万人
5 New Zealand(ニュージーランド) 470万人
6 South Africa(南ア) 5、600万人
7 Scotland(スコットランド) 530万人
8 Wales(ウェールズ) 300万人
これらの表を見ると、ニュージーランドやスコットランド、ウェールズも健闘していることが分かります。そして、イギリス連邦の本家と思われるイングランドのメダル数の低さが目立ちますね。
ということで、今回のコモンウェルス・ゲームはオーストラリアのスポーツ大国ぶりが証明された大会と言えます。イングランドを始め他国の中には、オーストラリア人は体力バカだ、と陰口をたたく人がいると聞いていますが、当たらずとも遠からず、と言えるかもしれません。また、オーストラリアはスポーツ施設が完備され、選手がスポーツに専念できる豊かな社会だ、ということも言えると思います。