先日、こんな感じの近くの公園を散歩している時に、3ミリほどの小さなアリが行列して木に登っているのに気がつきました。しかも、そのあたりのほとんどの木に登っているのです。




おそらく木から出る樹液を目当てに登っているのでしょうが、垂直登りにもかかわらずその速度がすごいのです。ざっと見て1秒間に2センチは登っているようです。よく見ると10m以上もある木のてっぺんの方まで登っています。
そこで、人間の山登りとアリの木登りの速度と時間を比較してみました。





アリが1秒間に2センチ登ると仮定して、10メートル(1000センチ)を登るのに要する時間は約8分ということです、






アリの体長を3ミリとすると、10メートル(10000ミリ)だと10000/3=3333.3と体長の約3333倍の長さを登ることになります。それを背の高さが2メートルの人間が同じように、体長の3333倍の山に登ると仮定したのです。





このアリと人間の能力の比較がどこまで意味があるかはよくわかりませんが、今回の観察でアリの木登り能力が非常に優れていることは分かりました。

これはほんの一例で、身近な自然界にも驚くことが多くあることでしょうね。