今週の火曜日(11月4日)はオーストラリアの競馬界の最大イベントであるメルボルン・カップが開催されました。それがどれくらい大きいイベントかというと、開催地のメルボルンでは祝日となるくらいなのです。遠くはなれたパースでも、地元の競馬場でスクリーンを見ながらレースを観戦します。その他の都市でも同じ様なものでしょう。この日はメルボルン・カップランチといってレストランやパブなどで仲間とランチをするのが恒例です。
仕事場でも特別なランチを用意する会社もあります。私の以前勤務していた会社では、レースが始まる30分くらい前から社員全員が会社の大部屋に集まり、ワイン/ビールやジュースを飲みながらスナックをつまみ、レースを観戦していました。
パースでもレースの前後30分ほどは、道路を走る車の数が急減し町中がひっそりとします。おそらくみんなテレビのレース中継に見入っているのでしょう。

57
57

これはメルボルンの競馬場での当日の写真ですが、この日は女性が帽子のオシャレをすることでも有名です。パースを含め、オーストラリアのどこでも同じ様な光景を見る事ができるはずです。

日本食のレストランでも当然メルボルン・カップのランチを用意したことでしょうが、こんな感じの会話もあったかもしれませんね。

57

パースでは馬肉の販売は数年前からある店が行っているようですが、まだまだ普及していないと思います。ましてや馬刺はオーストラリアではまだ受け入れられないでしょうね。

57

それで結局こんな感じのオーダーになることでしょう。


57

実は、今回のレースではアドマイヤ・ラクティーという日本の馬が一番人気だったのです。この馬は2週間前のブリスベンでのレースで一番となり、一躍有名になった馬です。前日の新聞に載った記事の見出し”Drinks on Japan”の意味はよく分からないのですが、”日本の馬(アドマイヤ・ラクティー)の勝利を願って飲もう”というところでしょう。

そして、このレースは劇的な結末を迎えたのです。一番人気のアドマイヤ・ラクティーは中盤まで2位を保っていたのですが、最終盤に順位を落とし始めビリでゴールしたのですが、なんとレース終了20分後に心臓マヒを起こして死んでしまったのです。

57

レース前のアドマイヤ・ラクティー君の気持ちはおそらくこんな感じだったのではないでしょうか。

57

今頃はこんな風にあの世の生活をエンジョイしていることでしょう。