10日ほど前でしょうか、西豪州のフォーレストさんという富豪夫妻が6千5百万ドル(約60億円)を地元の大学、他に寄付をして話題になりました。この額はこれまでのオーストラリアの寄付では最高額とのことです。
私は新聞記事でこの寄付の事を知った時に、どうしてこんな途方もない額を寄付できるだけお金を持っているのだろうか、という疑問がまず浮かびました。
このフォーリスト氏は地下資源関係の会社を経営しているようですが、普通の仕事をしていてこんなに儲かるのだろうか、という疑問です。オーストラリアはしばらく地下資源ブームが続いていますが、この分野での儲けはすごいということでしょうか。
また、「そんなに儲かっているのであればもっと寄付できるのでは?」という疑問も浮かんだのも事実です。
そこでフォーリストさんの事を少し調べたのですが、彼の総資産は日本円で約3500億ドルもあり、今回の寄付金の約60億円はその2%弱とのことです。
この少年のように資産の100%を寄付するのは一般の人には難しいでしょう。
フォーリスト氏の今回の寄付は総資産の2%と率は小さいけれど ”寄付をした” ということ自体を評価するべきでしょうね。