日本ではオークション(せり)といえば高価な美術品の競売、市場での野菜や魚のせりを連想し、一般庶民が参加できる感じではありませんが、オーストラリアではオークションはもっと身近なものです。
例えば、日本では家のオークションは借金が返済できなくなった時に行われるのではと思いますが、オーストラリアではごく一般的な売買手段として定着しています。
オークショナー(競売人)がオークションを仕切るのですが、彼らの仕事はうまく雰囲気を盛り上げて値段を吊り上げてゆくことです。家や土地となると高額なだけに参加者は事前によく研究しているので、落札価格が一般的な市場価格と大きく違うことはまれですが、それでも雰囲気次第で価格が予想以上にあがることがあります。また反対に価格があまりに低い時はオークションを途中で中止する場合もあります。
私はオークションを見学したことはありますが、参加したことはまだありません。大勢の前でせりを行い、最高額でせりを落とすのはさぞ気持ちがいいのでは、と今のところは想像だけで楽しんでいます。