今週火曜日(8月17日)の朝、31歳のNick Edwards(ニック・エドワード)さんがパースの南約250kmのGracetownという町の海岸でサーフィン中にシャークに襲われ命を落としました。翌日の新聞には本人と子供の写真とともに"Shark kills dad"(シャークが父親を殺す)と大きく報じられました。彼は2歳と7歳の子供がいる父親で、サーフィンを愛するごく普通の勤労者です。事故は朝8時ころ、出勤前のひと泳ぎの時に起きました。


母親はかねてから息子がシャークの餌食になることを懸念していましたが、”ニックがもっとも好きなサーフィン中に命を落とすのであれば、これは仕方がないことだし死に方としたら本望かもしれない”というようなコメントをしました。サーフィンはその豪快さ、楽しさから病みつきになるといわれていますがニックもおそらくそんな一人でしょう。かれは2年前にもシャークに襲われそうになるというニアミスがあったのですが、その恐怖も彼をサーフィンから離すことはできなかったようです。


事故があったビーチはその日から二日間は閉鎖になりましたが、木曜にはその付近にシャークはいないという確認をして、封鎖が解けた後はサーファーでにぎわっているようです。

実際シャークにより命を落とす危険性は非常に少なく、前回の西豪州でのシャークアタックによる死亡事故は2005年と5年前です。これは西豪州のいたるところのビーチでは年中サーファーでにぎわっていることを考えると非常に少ないと言えます。



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