ちなつは
今日まであったことを一から二人に話した。
今田/田中:
「ありえない。ってかそんな話聞いてしまったら
自分の中でのありえない話なんて何にも出てないですよ。」
二人はあっけにとられていた。
そりゃ無理もない。
ちなつの前に現れた同姓同名の男
青山健二
三年前の好青年、一年前のトラベルジャパンでぶつかった青山、
そしてエキスポで出会った青山
その二人が実は自分の知らないとこで
しかも国境を越えたとこで時間をともに過ごしていた。
(なんかホントもう何がなんだかわかんない)
ちなつ:
「あたし一回占い師にでも会いにいこうかな」
さりげなく出た言葉だった。
麻希子:
「ちなつさんあたしいいとこ知ってますよっ。今週末一緒行きましょうよ」
そう麻希子は占い大好きなのだ。
毎朝、モーニングテレビの占いを必ずチェックし
一喜一憂するくらいだ。
ちなつ;
「ホント??じゃあ行っちゃおうかな」
もはやちなつ一人では、
何をどうしたらいいのか
何を信じたらいいのか
わからなくなっていたのだ。
占いなどお金を払ってまでして
自分のことをあーだこーだいわれるなんてばかばかしいっ
そう昔言っていたちなつが決断した
選択なんだから相当困惑しているのは間違いない。
麻希子はそう思いながら占い師は
何ていうのだろうと考えていた。
傍らで、ちなつは期待をしていた。
(青山(H)に会える日は近い。
青山(T)さんから早く飲み会に誘われないかな。)
やはり最初に出会った青山(H)に
運命を感じていたのだった。
そんなもの思いにふけってる時だった。
田中:
「あー!!僕もありえない話思い出しました!」
ちなつと麻希子が占いの話で盛り上がっていた間、
田中はある出来事を思い出していた。
ここからしばらくは田中進のお話。
ちなつが後に占い師から受ける占いが
進の話とリンクするとは誰も知らず。。
月曜の夜から長い一週間が始まろうとしていた。
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【登場人物のおさらい】
竹本ちなつ・・・広告代理店『スロープコミュニケーションズ』で営業勤務 28歳 主人公
青山健二(H)・・・3年前に電車でであった青年。1年前にもばったりぶつかる。
青山(T) とは面識あり。まだ謎多し。
青山健二(T)・・・トラベルジャパンに勤務する。エキスポにて連絡をもらう。
田中進・・・ちなつの会社後輩で26歳。飲み仲間。
今田麻希子・・・ちなつの会社後輩で27歳。飲み仲間。
嘉藤氏・・・トラベルジャパン社の担当者。ちなつに好意。
上司A・・・トラベルジャパン社の嘉藤氏の上司。
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