緊急事態宣言ということで、それはそれでまったく異論はないのですが、このコロナの問題で露呈したなと感じたのは、これだけ大量の情報化社会になってもステレオタイプのままの日本人、またかつての世界有数の先進国日本の遅れている現状が露呈されてしまったことかな思います。
特に行政、医療のデジタル化の遅れ、それによる高コスト化と非効率が露呈しました。
メディアも国民も以下のような利害が相反する課題をしっかり分けて平等に議論をしないと建設的な意見は出来ません。
■若者と高齢者のコロナにおける相対的比較
高齢者は感染したら死ぬかもしれないので本当に怖いんです。
若年層はそんなに怖くない人が結構いる事実。
それでも高齢者に配慮してうつさないように、更に、これ以上感染者を増やさないように高齢者や疾患を持たれている方におもいやりをもって対応して欲しいし、実際頑張っていると思います。
ですので、上記の比較のように行動が違うのは当たり前ですから、メディアの報道もそうですが、若年者に対してもう少し思いやること、若者意見に対して聞く耳を持つ事も同時に必要だと思います。
少子高齢化であっても、これからの未来を創る若者達が少数派だからといって声が届かなくなる、小さくなることはあってはいけないし、お互い様でなりたつものなのです。
上記の相対論を整理しないでお互いが自分の立場を主張し、批判しても短期的に視聴率はとれるかもしれないですが、お互いの理解が深まらないことには、むしろこのままでは世代間での対立を煽るだけかもしれないです。
また、今後、外国人が来ない国になれば立ちいかなくなる国になる日本です。外国人と日本人で分離して煽るのもやめるべきで、海外から来る人はすべて同じように検査をし、同じように隔離し、それを厳格に行えば受け入れ全面停止などということも必要なくなります。
日本は歴史的にも外国から学び、受入れ成長してきた国です。
先人は100年以上前、鎖国からグローバル化という、真逆に舵を切って革命を成し遂げました。
そのおかげで先進国として、現在もありがたいことに日本が好きで、日本を目指して準備している若者がたくさんいます。
そして、その人たちがいないと成り立たない産業や業界がたくさんいます。
皆さんが自分の立場の利益だけを考えて、相手を思いやらないで発言すれば、誰かが損害を被るわけです。
日本には「三方良し」と言われるように、みんなが幸せになるように施策を講じるように考えるのが大事なのです。
人々の人生が関わる大事な決断は思いやりをもって行って頂けたらと思います。
コロナでなくなる人もたくさんいますが、日本は自殺の多い国です。
それが、更にコロナで増えているという報道もあります。
特に女性の自殺が増えているという記事もありました。
逆にインフルエンザをはじめ他の感染症は減っているという話もあります。俯瞰してみるといろんな現象がこの期間で変化しています。
また、これまで抑えられてきているのも、みんな、それぞれの立場で頑張っている成果だと思います。
ただ変わるべきだと思ったことは、冒頭に書いた通り、
助成金の支給、保健所などの情報管理、医療機関の連携などが電話やFAXを用いているのは現場は限界まで頑張っていると思いますが、経営者としてみると相当非効率だなと感じますし、危機感を覚えます。
データ管理ができてないので、判断も出来ないですし、何かをやろうとしても制約が大きく、手間もかかるし、コストもかかる。
そこに関してはマイナンバーに対する批判もあると思いますが、早期に実行しないと日本のかつての先端技術立国のイメージはあっさりとなくなり、憧れられる国ではないと思いますので、頑張りましょう。
昨日、YOUTUBE見てて、キングコングの西野さんが数年前に炎上していたころに気づいたと言っていた言葉で刺さったのですが、
「知らないは、嫌いという感情になる」
つまり、例外はあるにせよ知らないというのは嫌いという感情に変換される。
確かに逆に言えば、人は知れば知るほど多くの場合、好きになる
なので、私たちもちゃんと教えてあげることや発信する事、理解し合うことが大事なのだと。
当たり前のようで深い言葉だなと思います。
ぜひ、日本が少数派である若者の感情や外国人にも寄り添えるような意見のやりとりが常態化するような建設的な社会になることを願います。
GTNもコロナにみんな心折れることなく前向きに頑張っています!
歴史的に見ても多くの疫病を人類は乗り越えてきました。
きっとまた多くの人達が世界中に行き来し合える未来が必ず来ます!
それまでしっかり厳しい環境でも我慢ではなく、自分たちが変わることで市場が戻った時にさらにパワーアップしていけると思いますので、皆さん頑張りましょう!