ドアのノブに手をかけ回すと、カギは開いていた。
「こんな時間にカギが開いてる」
そう思ったが、それは突然の訪問を演出するには
有り難い程好都合である。
そっと覗くと左手にキッチン、右手にバス、中央の
廊下の奥にドアがあった。
一歩玄関に踏み入った時、初めてそこに男性用の靴が
ある事に気づいた・・。
と同時に、奥のドアの向こうから営み中の男女の声が
無防備に聞こえて来た。
明らかに通代のそれであった。

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成城に暮らすイクメンのアメブロ-いつかは ゆかし