平成13年五月・・・
東北育ちの私には、この時期の静岡の日差しは
既に常識から外れていた。
ヒリヒリする頬をつたう汗を拭いながら私達は座っていた。
仕事の絡みでまたも越して来たこの街の・・
中央公園の小高い所に見事な藤の弦があり、
その下の東屋に並んで腰掛けジッと前を見つめていた。
隣に座っているのは家を出た通代の父親である。

一部上場企業の役員であったこの人はやはり人格者であり、
本来であれば、娘と添い遂げる道を選択しようともしなかった私を
責める事をしなかった。

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