浜松に越した時だった・・
「いいか、今までみたいに仕事場に近くないからな。
これからはお前が子供達の朝飯をつくるんだぞ、いいな。」
それまでは朝食の用意から始まった私の毎日であったが・・
生活環境が変わるのを機に少し、楽な人生を目論んだ。
しかし「やはり」と言うべきか、それはあまりに淡い期待であった。

小学校二年になった長女と年子の長男を起こした。
「早く起きないと学校に送れるぞ。
     父ちゃんはもう仕事に行くからな・・。」
そう言うと長女は弟の方を向いたまま涙ぐみながら
「お父ちゃん、やっぱり朝ごはん食べてから学校行きたい!」

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成城に暮らすイクメンのアメブロ-いつかは ゆかし