一歳になったばかりの末娘を抱き上げながら
「お母ちゃんな、この家を出て行くらしいぞ」
そう子供達に事実のままに伝えた。
そうしようという事だけは決めていた事だが
一人々々の顔を見る事は出来ず・・
わけもわからずはしゃぐ末娘をあやすフリをした・・。
「えっじゃあもう・・お母ちゃんと会えなくなるの!?」
と次男坊が反応した。
一瞬七人の子供の眼が・・末娘を高く抱き上げる私の横顔に
つきささった。
「そんなわけはないよ。会いたい時には会いに行けばいいし・・
      お母ちゃんがいいっていうなら泊まりに行けばいいさ」
極々日常の会話の様に普通にこたえた。

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