夫の海外赴任が突然決まり、「お金」に関する悩みに直面するプレ駐在妻。そして、海外生活をスタートさせた後にも、「お金」の悩みを抱えながら日々過ごしている駐在妻。

FP資格を持つ駐在妻たちによる、駐在妻のための”Global FP Salon” では、こうした悩みを解決し、ライフプランニングを考える際のヒントをお伝えしていきます。

 

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前回から4回に分けて、「今の家計の状況を知る」ためのステップを紹介しています。

今回は、ステップ②「今の生活費ってどれぐらいかかっているの?」


ステップ①「今の収入ってどれぐらいあるの?」を終えたことで、皆さん、収入が「見える化」できましたか?
「思っていた以上に、払っている税金が高いなぁ」とか、「社会保険料をどれぐらい払っているか考えたこともなかったけれど…」など、いろいろな発見があったと思いますが、いかがですか?

では、ステップ②「今の生活費ってどれぐらいかかっているの?」に進みます。

前回のブログで、
“家計簿をつけていらっしゃる方は、家計簿を取り出してきてください。
「私、家計簿つけていないわ!」という方は、

・毎月のクレジットカード支払い額
・毎月または毎年の生命保険料
・銀行口座からキャッシュカードで引き出した額の月額合計
・学費/習い事など教育費
・お小遣い
・住宅ローンや住宅維持費(固定資産税や管理費、積立金など)

などの項目を準備しておいてくださいね。”

とお伝えしていますが、皆さん準備できましたか?

準備できている方は、家計簿やクレジットカード支払い額などの書類を机の上に並べてくださいね。“年間支出”表の空欄を埋めていき、表を作成してみましょう。



ワークシートはこちらからプリントアウトできます。

(※印刷用ワークシートの「年間貯蓄額」の部分は、次回のステップ③で使用します。)

記入例は以下の通りです。



細かく家計簿をつけていないという方にとっては少しハードルが高いように思われるかもしれませんが、表を作成する際、毎月のクレジットカード支払い額を基本生活費の項目に記入してみる、といったように、皆さんが分かりやすいところから、空欄を埋めていきましょう。情報が不完全で全てを埋められないと思った場合や、大ざっぱにしか把握していない場合、無理だと思って途中であきらめてしまわず、わからないところは大雑把な額、もしくは「0」にして年間支出合計を計算してみましょう。

年間支出を計算するのには、手間がかかりますが、その分、皆さんそれぞれの家計に対する知識が一気に増します。少なくとも、1年間でどれぐらい使っているのか、大まかにでも分かるようになることは、これからのライフプランを考える際に大変役に立つものです。ぜひ、年間支出表を完成させてくださいね。

表(年間支出)を作成している際に、疑問に思ったことや分からないところがございましたら、“Global FP Salon”へ「メッセージ」を送信してくださいね。すべての質問にお答えできるわけではありませんが、できる限り皆さんの疑問を解消しながら、次のステップに進めていきたいと思います。

次回は、ステップ③「年間の貯蓄額ってどれぐらいあるの?」です。

ステップ③に進む前までに、ステップ①で作成した年間収入表と、今回作成する年間支出表を準備しておいてくださいね。


次回もお楽しみに!

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疑問に思ったことや分からないところがございましたら、“Global FP Salon”へ「メッセージ」を送信してくださいね。また、個別メール相談(場合によっては、Zoom等での個別相談)も行っております。ご希望の場合は、globalfpsalon@gmail.com へ、お気軽に問い合わせくださいませ。

 

 

 

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