少なからずマレーシアに住み働いていた僕からすると、非常に不思議な内容。。。
『マレーシア大卒者、スキル不足原因で就職難 若者が失業者全体の60%占める』
まぁタイトルのままなんですけど、大学を卒業するくらいの教育を受けたレベルであっても、卒業時に就職先も決まらない若者が圧倒的に多いということらしいんですね。
”若者の失業者の数は全体の60%を占めた”とあるが、これは非常に高い数字。
マレーシアにおいては、他の上の年代に比べて若い人が仕事に就けていないということですね。
それと、”25歳以下のディグリー(学位)保有者の5人に1人が無職だった”って、25歳以下の失業率が20%程度ということ。
ILO発表の2011年の数字では、若者の失業率(15歳~24歳)は以下のようになってました。
世界全体:12.3%
成熟国・EU:17.6%
東アジア:9.2%
南アジア:9.2%
東南アジア:13.1%
ラテンアメリカ・カリブ:13.3%
中東:27.5%
北アフリカ:23.5%
サハラ以南アフリカ:11.8%
これは地域別の平均値なので、それぞれの国ごとではまた事情があるだろうが、それでもマレーシアは東南アジア平均13.1%を超す状況にあるということがわかる。
で、その理由の1つに挙げられているのが、「企業が求めるスキルが不足している」ことが多いそうで。
う~ん、どうもこれがよくわからない。。。
具体的に書いてないのが残念だが、それは一体どんなスキルなんでしょうかね??
これは即ち、即戦力となる人材を求めているということなんでしょうか?
新卒にそれを求めるのは、一般的にそれは厳しいですよね。。。
マレーシアは東南アジアの中では比較的優秀な人材が多いように感じているが、真実はどこにあるんでしょう。
それと、「非現実的な」賃金を受け取ることを期待ともあり、大卒者で、ブルーカラー系の仕事であれば1ヶ月2500リンギット(約8万円)~くらい、ホワイトカラー系の仕事だと1ヶ月3~4000リンギット(約9万5千円~12万7千円)くらいが平均だと思うが、これ以上に要求しているということなんでしょうかね?
5000リンギットを超えるのは中途採用でも少ないほうだが、新卒でそれくらいを要求しているのであれば、それはスキルと見合わず新卒採用が少ないのかも知れないですね。
経済自体は概ね好調なので、人材の流動性も高いわけで、わざわざ新卒を採用するよりも中途採用を多く採用しているのかも!?
このあたりが、マレーシア全体の失業者の6割を若者が占めている理由なのでしょうかね。。。