日本を含め、諸外国の休日は一般的に土日ですね。
しかし、マレーシアのジョホール州ではこれを来年の2014年1月から休日を金・土曜日に変更すると発表した。
政府機関のほか金融機関、郵便局、公立学校などの休日が変更されることになる。
ただ民間企業の休日は各社の判断に委ねるとしているそうだ。
以前の記事にも書いているが、金曜日はモスクでの礼拝などイスラム教にとっては宗教的な活動日にあたる。
なのでイスラム教のスタッフは昼休みにモスクに行くため、またその時間も長いため、予め調整しておかないとなかなか業務が進まないことはあるんですよね。
日本の休日は土日なので、公的機関とか銀行などに金曜日に連絡を入れても返答はなくなり、結局、月曜日にならないと日本人のお客様には回答できないという状況が発生してしまいますね。
民間企業においては判断が委ねられているので、一緒に合わせるほうが無難かも知れないですね。
ただマレーシア全土がそうではない(?)ので、全国に展開している企業は悩みどころだろう。
実は、ジョホール州では1994年以前には週末が金・土曜に設定されていたようですね。
来年1月からまたそれに戻ることになる。
ということで、マレーシアと同じくイスラム教が多い国ではどうなのか調べてみると、
・週末が金土の国
クウェート、バーレーン、カタール、UAEなど
・週末が木金の国
サウジアラビア、オマーン、イエメンなど
となっている。
宗教上の理由で休日を変更したりというのは日本においてはないことですが、ひとたび海外に出ると宗教とその国の生活は密接に関係しているために、このようなことは起こるのでしょうね。
他に、宗教的な理由ではないが、中国では休日の調整を行っている。
日本では数年前に国民が連休をとれるように、月曜日の振替休日に加えていくつかの祝祭日を月曜日に変更した。
(何でしたっけ?”ハッピーマンデー”とか言っていたような。。)
中国もやはり連休の確保が目的で、祝祭日の前後の土日を移動し一緒にくっつけるようにしている。
結果として、中国では祝祭日に伴う2日間以上の連休は意外と多く、とりわけ3日間以上の連休の回数はむしろ日本を凌駕しているそうだ。
日本はあくまでも日曜日と重なった祝祭日だけを月曜日に振り替えるが、土曜日と重なった場合には振替しない。
この点が大きく違うようですね。
海外旅行で出かける際にはその国の祝日など休日を調べてから行ったほうが良いですね。
せっかく行っても休日になっていたら、何もエンジョイできないですからね。