タイのバンコクへ


出国ゲートを抜けた瞬間、

体がふわっと軽くなる感覚。


あぁ、戻ってきたなと感じる。




空港は、ある種、

世界中の人たちのバイブレーションが行き交う場、



世界のどこの地点にいても、



空港ほど、さまざまな多様な

バイブレーションが混ざる場はなく、

私は、この空間が異様に心地いい。




多様な個性が織りなす世界



中学生の頃、英語の教科書ででてきた、

USA for  Africa. 





当時、貧困だったアフリカへの支援のため、

アメリカのアーティストたちが、

チャリティーとして、歌を歌った、

We are the World という歌の

ことを、思い出す。




当時、先生が教室で、

動画と歌を流してくれて、

私は、不覚にも鳥肌がたち、

涙を流してしまった。




マイケルジャクソン、

シンディーローパー、

スティビーワンダー、



みんな歌い方も超個性的、

国籍も多様。




そんな、多様な個性が集まりながらも、

一つの歌として、とても美しく震え、




さらに、アフリカのために、歌う。





そんな分析など、当時は頭でせねまま、

ただただ、体と魂が先に反応し


一人一人、個性的にこの世界に存在しながら、

それでいて、調和がとれ、愛が成立する世界。


(写真は、お借りしています)


かっこいいな、と

14歳の私は感じたことが、

広い世界への憧れをさらに大きくした。



今でも、聞くと、たまらない気持ちになる。



大人になり、

飛行機に乗って仕事をしていたとき、

世界中の人が機内にいて、笑っている光景をみると、



まるで、世界平和の象徴みたいで、

心の内側がくすぐったいような、

温かいような、気持ちになったことを

思い出す。



旅の前は、いつもちょっとめんどくさい。



けれど、旅はいつも、

重たく凝り固まりそうになる

自分をまた、ゆるやかに開いてくれる感覚。



大人になるほど、旅は大切なのかも

しれないなとふと感じます。