なんだろう、すごく、すごく
素材への"信頼"みたいなものを感じるおやつに
ただただ感激でした。
自然の恵みを活かしつつ、
でもどこか現代の暮らしになじむ贅沢さも感じられて。
ビビッと来て、思い切って足を運んでほんとうによかったです。
少し前になりますが、9月にオープンしてすぐの頃、
西新井のパン屋さん『いつぞ』さんにうかがってきました。
足立区のご出身だという店主さんは以前、
移住先の新潟でパンとおやつのお店をされていたそうで
そんな新潟のおいしいものを、地元東京に伝えたいと
Uターンされたようです。
うかがって写真を撮らせていただきました。
店名の「いつぞ」にも現れているように
こちらで使われているのは主に古代小麦や、新潟の特産品である鬼胡桃、
そして有機野菜など、自然の恵みと昔ながらの製法でつくられる食材。
とっても力強いカンパーニュは
まずは試してほしいからと、
こうしてお試しセットでも買えるようになっています。
プレーンと鬼胡桃、有機大粒レーズンの3種類がありましたよ。
そして意外だったのが、ハード系のパンだけでなく
あんぱんや惣菜パン、サンドイッチなども豊富だったこと。
こういうパン屋さんって、生地系のパンだけのお店も多い中で
ボリュームあるサンドイッチやオリジナルのトーストなどもたくさんあって
すごくおいしそうでしたー!
わたしはお目当てだった、古代小麦のスコーンと
数日だけ登場していた紅玉りんごのクランブルケーキに出会えたので
よくばって2種盛りに♪
小さなカフェスペースではあるのですが
スコーンもしっかりリベイクしてくれて嬉しい。
そしてこのスコーンがほんっっっっっとにおいしかった…!
ものすごく滋味深いとか、ただ小麦味が力強いとかではなくて
確かに麦の香り、甘みはしっかりと感じられるのだけど
あとから豊かにバターの余韻が残ったり
繊細な口溶けとしっとりとしたやさしい口当たり、
そしてキリッときいた塩味が絶妙で。
味わい深いのに、すごく緻密。
素材を活かした……というよりも、それぞれの素材のちからを信用して作れている、
そんな印象です。
それは、りんごのケーキもおなじく。
しょっぱいサクサククランブル、カリッカリに焼かれた縁、
そして底にはグラノーラを思わせる粗いザックザクのボトムと
想像以上にいろんな要素と手間がかかっているんです。
でも、それぞれの味わいもそれが一体化したバランスも
全体のおいしさは、素朴ですごくシンプル。
力強さもあり、繊細さもあり、
滋味でもあり、でもどこかやっぱり、
今を生きる私たちにピタリとはまる
贅沢さやご褒美感も感じられるんですよね。
お店の方もとにかく気持ちのよい方で
個人的にはもうこのおいしさにどハマリ。
雰囲気的には街のパン屋さんなので、
本来はわざわざ…というお店ではないのだけど
またぜひタイミングをみてうかがいます。
今度はパンも食べてみたいな。
今日も美味しいものをいただけることに、感謝。
いつもありがとうございます。
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今日のカフェ
【いつぞ】
東京都足立区西新井6-28-5