やさしく、やわらかな店主さんが作る
からだにスーッとなじむような、料理とおやつ。
ていねいに、そして心を込めて作られたものって
やっぱり伝わる。
そしてわたしは、そんな作り手に出会えるのが楽しくてカフェに行くのだと
あらためて感じられた、心和む1軒でした。
すっかりアップが遅くなってしまいましたが、4月のあたま、
西荻窪の外れ、善福寺の近くにオープンした
『cafe青天舎』(せいてんしゃ)さんにうかがってきました。
この日はまだ営業時間を絞ったプレオープン中。
やさしく迎え入れてくださったのは、
とても気さくな笑顔が印象的な、若い女性の店主さん。
以前はルヴァンで働かれていたり
葉山で料理教室のアシスタントをされていたりしたのだそう。
実はこちらの店主さん、
逗子の大好きなカレーをきっかけにもう数年お世話になっている方の
お知り合いということで、とても楽しみにしていたんです。
4名がけほどのダイニングテーブルと2名がけのテーブル席が1つだけの
ミニマムなハコがとてもここちよくて。
キッチンからすべてが見えるような間取りも
木のぬくもりいっぱいの空間も
山奥の隠れ家の別荘のリビングみたいで、
思わず緊張がほぐれます。
この日はメープルスコーンを。
お食事にでつけられるスープが単品オーダーできるとのことで
キャベツのポタージュも。
お食事メニューもとっても気になっていたのでうれしー♪
スイーツは基本日替わり、
その他の食事メニューは、ルヴァンのパンを使った野菜のサンドイッチと
重ね煮のチキンカレーが定番でそろっています。
すっぽり手の中におさまるくらいの小ぶりのかわいいスコーン。
ヴィーガン仕様なのだそうですが
なんと店主さんがはじめてスコーンを作ったのは小学校の頃なのだとか。
その頃からヴィーガンレシピを自分なりにいろいろ試して改良しながら
ずっとずっと、作り続けていると教えてくださいました。
とてもシンプルな粉のおやつにも
そうして作り手の物語があることを知ると、
やっぱりおいしさはひとしおですね。
ていねいに、そして心を込めて作られていることが伝わる
やさしくてあったかいおやつです。
それはスープも同じ。
キャベツと玉ねぎと塩だけで作っているんですって。
素材の味いっぱいの、ぽってりとペーストのようなスープ。
ほんのりやさしいメープルの甘みと
サックリほろりとした素朴な食感のおやつと一緒に食べれば
心まで、なんだかじんわりあたたかくなるおいしさ。
やっぱり人と人とのつながりで出会えるお店には
SNSやネットから飛び込んでくる情報では感じられない
特別な熱量があるなとあらためて実感できた、とてもいい1日になりました。
平日のみのOPENなのでややハードルは高いですが
ここはぜひぜひ通いたいです。
今日も美味しいものをいただけることに、感謝。
いつもありがとうございます。
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【cafe青天舎】
東京都杉並区善福寺4-1-1和田ビル2F