勝手な先入観を持って
自分で体感しないなんてもったいない。
何度もそう思ってきてたのに
まだまだ自分自身も、固定概念にとらわれていたみたい。
また、すぐにでもうかがうつもりです。
最近はやっぱり、できるだけひっそり静かに
ひと目を気にすることなく過ごせる場所を好みがち。
あたたかくなると少し人も多くなるとのことでしたが
この日はいい時間が過ごせました。
駒場東大前の日本近代美術館の中にある
ブックカフェ『BUNDAN』さんへ。
オープンしたのは結構前なのですが、本嫌いなわたしにとって
(もの書きなんですが、ほんとうに文章が読めない人で…)
ブックカフェにはどうしても苦手意識があって
なかなか足を踏み出せない場所でもありました。
それでもなんとなく、行ってみようかなと思ったのがつい先日。
結果、とても気に入ってしまったのです。
ブックカフェを謳いながらも
徹底して本を読むための空間づくりというよりも
しっかりとカフェらしい印象。
並べられた机や椅子にもあたたかみがあって
クラシックでもあり、レトロでもあり
すごく好きな雰囲気。
朝9:30オープンで、朝食セットなどもあるのが嬉しい。
朝、ランチ、しっかりおやつまで
好きな時間に好きな過ごし方ができる、そんな印象です。
カフェメニューは、さまざまな作家や作品にちなんだものばかり。
ひとつひとつに、そのメニューにまつわるエピソードが書かれてて
読んでいるだけでも楽しい。
シェイクスピアのスコーンと、
AKUTAGAWA(ブラジル)のコーヒーを。
イングリッシュマフィンほどのとっても大きなスコーンにびっくり!
なんと美しい佇まい。
芥川龍之介や森鴎外など、たくさんの文豪が通った
銀座の「カフェー・パウリスタ」のブラジルコーヒーにちなんで
「AKUTAGAWA」と名付けられたコーヒー。
実際に、芥川龍之介の『彼 第二』という作品にも
パウリスタが登場するみたい。
ツヤっと輝くスコーンは
シェイクスピアの代表作『マクベス』に登場する
“スクーン石”になぞらえて。
スコーンの語源ともいわれているんですって。
バニラアイスとゴールデンシロップ添えという組み合わせも
なんだかとっても新鮮。
おやつはとっても素朴なおいしさ。
甘さはごくごく控えめで、
たまご感がしっかりあるサクッとほろほろの生地。
リッチなバニラアイスと、スッキリとした甘さのゴールデンシロップを
たっぷりじゅんわり染み込ませて食べるとまた格別です。
バターなんかをつけても美味しそう。
あんなに苦手意識を持っていたブックカフェだったのに
食事やドリンクメニューもとても充実して
本を読んでも読まなくても、ボーッと過ごせる空気感に
すぐにでもまた来ようと計画中!
次はぜひ朝時間に。
オリジナルレシピ本もすごく良かったー!
今日も美味しいものをいただけることに、感謝。
いつもありがとうございます。
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今日のカフェ
【BUNDAN】
東京都目黒区駒場4-3-55 日本近代文学館内
非公開