常々思うのですが、ワタクシは、どうも呪いにかかっているようです。
「あったらいいなあ、こんなもの」と思ったら、目の前に、それが次々現れるという、恐ろしい呪いです。
条件を満たすものを探すのは難しいだろうけど、いつかそのうち手に入るといいなあ……
……長期戦の構えでいたら、
ある日突然、目の前にすべての条件を満たすものが、ぽん! とあらわれ、
「今を逃すと買えないよ~」と、にやにやしながら呼びかけてくる。
これでは、物欲を抑えようにも抑えられません。
なんという恐ろしい呪いでしょうか。
にわかに鉛筆デッサン? スケッチ? にはまり始めて、ワタクシは困りました。
https://blogs.yahoo.co.jp/glirulusjp/34777153.html
鉛筆を、何に入れて持ち歩けばいいんだろう?? ……と。
今の世の中に存在するペンケースというものは、基本的に、ボールペンやシャープペンシルを入れるために作られているようです。
一部、万年筆のために作られるものもありますが。
鉛筆のために作られるペンケースは、実はほとんどないようです。
そうすると、いったい何が不都合なのか。
……って、もったいぶるまでもなく明らかですよね。
長い鉛筆が、ペンケースに入らないのです!
一般的なボールペンは、長さが15センチ弱といったところ。
手元にある標準的なペンケースの長さは18センチでした。これなら、余裕でボールペンを納めることができますね。
一方、鉛筆の長さはといいますと……
使い始めの長さは、17~18センチ。これにワタクシがつくった革のキャップをはめると、19センチ弱になります。
ああ、入らない。
そこで、ワタクシは思ったのです。
長い鉛筆が入るペンケースが欲しいなあ。
それも、タンニン鞣しの革でできていて、収納力があるやつが。
んで、そんなに高くないやつ。
「長い鉛筆が入る」だけで難易度が高いのに、さらに「タンニン鞣しの革」で「収納力がある」。
この条件を満たすのは、限りなく難しいと思われます。
鉛筆が入るようにデザインして作られたペンケースが、ないわけではありません。
ワイルドスワンズの「シリンダー」が、それです。
はじめから、長い鉛筆を入れるためにデザインして作られ、削っていない鉛筆が8本入るそうです。
しかも、ワイルドスワンズですから、使われている革はサドルプルアップ。タンニン鞣しです。
ほら、条件を満たすではないか。
ところが。
いかんせん、お値段がねぇ……一本百数十円の鉛筆を入れるのに、ペンケースが16200円というのは、ちょっと、たじろぎます。
それに、長い鉛筆はいいのですが、削っていって短くなると、どうやらこぼれやすくなる構造のようです。
……短くなるまで使うのは、いったいどれくらい先のことかと考えれば、大した問題ではないようにも思えますが。
そんなわけで、ワタクシは、覚悟したのです。
鉛筆を入れるためのペンケースは、長期戦で探すことにしよう。……と。
なんなら、自分で作ったほうが早いかもしれない。……と。
ところが。
ある日、丸善丸の内本店の4階にふらりと立ち寄ると、また危険そうなイベントが開催中でした。
「クラフトデザイナーズフェア」。
昨年は、うっかり通りかかって、木軸ボールペンを2本も買いましたね。
https://blogs.yahoo.co.jp/glirulusjp/34270665.html
今年、フェアの会場に入った瞬間、ワタクシの目が釘付けになったのは……
STRUO様という工房の、革のペンケース。それも、ちょっと大きめの。
近寄ってみると、定価は4700円ですが、催事限定で3000円と手ごろなお値段のものがありました。
ベリー、つまり牛のおなかのあたりの柔らかい革で作られた商品です。
手に取ってみると、う~む。これは、いい大きさ……
「これ、長い鉛筆は入りますか?」
と作り手さんに尋ねると、
「入りますよ。だから学生さんに人気なんですよ」とのこと!
四角いマチがついたペンケースは、長さ21センチ。内部の空間が大きくて、たっぷり収納できそうです。
キャップをはめた長い鉛筆が、余裕で入る大きさでした。
国産のオイルレザーを使って作られているそうです。
通常商品と催事限定の違いは、革がベリーであるほか、コバの処理が通常品はヘリ返しなのに対して催事限定品は切りっぱなしであることです。
ワタクシ的には、ペンケースならベリーでもいいかなと思いましたし、コバ処理もヘリ返しよりは切りっぱなしのほうが好みでした。磨いてあれば最高ですが、そこまでこだわりはありません。
ををを!
ほら、目の前に現れましたよ。
長い鉛筆が入って、タンニン鞣しの革で、収納力があって、しかも手が届きやすいお値段のペンケースが!!
………催事限定品は、今しか買えないし………
………革のペンケースが3000円なら、自分で作るよりお得かも………
日本を代表するざ・ずぼら~のワタクシに、悪魔がささやきます。
というわけで、ペンケースが、我が家に一つ増えることになったわけでございます。
さっそく入れてみましょう。
キャップ付きの長い鉛筆が9本と、鉛筆を削るための鞘に納めた小刀と、消しゴム。
こんなに入りましたよ。
……って、前回のブログに比べて、なんか鉛筆が増殖しているような気がしますが……
……ま、気にしない気にしない。
ファスナーは、革の引手がつけられて持ちやすく、全開できる長さなので開けやすいです。
片手で「ぱかっ」と開けられて、中身も見やすく取り出しやすい。
厚さ2ミリほどのハリがある革なので鉛筆を十分保護してくれますし、ベリーだからか柔らかさもあって開きやすいです。
オイルがたっぷり染み込んだ革は、手に吸い付くような心地よい手触り。
バッグの中で傷がつくかもしれないけど、きっとそれも味になると思わせる風合いです。
さらに、ワタクシにとってありがたいのは、この形。
真四角なマチがついたペンケースは、ほぼ直方体なのです。
直方体といえば。
デッサンを練習するにあたって、基本的な形と明暗を体に叩き込むのにもってこいではありませんか!
さっそく、描いてみましょう。
……ほぼ真上、2方向から光が当たる、革の直方体って、意外に難しい……
………ま、仕上がりはともかくとして、
30分程度でだいたい形になる、ちょうどいいモチーフです。
きっと、何度も描いていけば、ちょっとは上達するさ。
ほら。前回、ひどい出来だったスプーンも、もう一回チャレンジしたら、なんとなくそれっぽくなってきたし。
祝・リベンジ!
………………か???
トラベラーズノートとこのペンケースをバッグに入れて持ち歩き、ワタクシは、猫への道を一歩一歩進むのです。
……猫を描けるようになるまで、気力がもつといいのですが。
「あったらいいなあ、こんなもの」と思ったら、目の前に、それが次々現れるという、恐ろしい呪いです。
条件を満たすものを探すのは難しいだろうけど、いつかそのうち手に入るといいなあ……
……長期戦の構えでいたら、
ある日突然、目の前にすべての条件を満たすものが、ぽん! とあらわれ、
「今を逃すと買えないよ~」と、にやにやしながら呼びかけてくる。
これでは、物欲を抑えようにも抑えられません。
なんという恐ろしい呪いでしょうか。

にわかに鉛筆デッサン? スケッチ? にはまり始めて、ワタクシは困りました。
https://blogs.yahoo.co.jp/glirulusjp/34777153.html
鉛筆を、何に入れて持ち歩けばいいんだろう?? ……と。
今の世の中に存在するペンケースというものは、基本的に、ボールペンやシャープペンシルを入れるために作られているようです。
一部、万年筆のために作られるものもありますが。
鉛筆のために作られるペンケースは、実はほとんどないようです。
そうすると、いったい何が不都合なのか。
……って、もったいぶるまでもなく明らかですよね。
長い鉛筆が、ペンケースに入らないのです!
一般的なボールペンは、長さが15センチ弱といったところ。
手元にある標準的なペンケースの長さは18センチでした。これなら、余裕でボールペンを納めることができますね。
一方、鉛筆の長さはといいますと……
使い始めの長さは、17~18センチ。これにワタクシがつくった革のキャップをはめると、19センチ弱になります。
ああ、入らない。
そこで、ワタクシは思ったのです。
長い鉛筆が入るペンケースが欲しいなあ。
それも、タンニン鞣しの革でできていて、収納力があるやつが。
んで、そんなに高くないやつ。
「長い鉛筆が入る」だけで難易度が高いのに、さらに「タンニン鞣しの革」で「収納力がある」。
この条件を満たすのは、限りなく難しいと思われます。
鉛筆が入るようにデザインして作られたペンケースが、ないわけではありません。
ワイルドスワンズの「シリンダー」が、それです。
はじめから、長い鉛筆を入れるためにデザインして作られ、削っていない鉛筆が8本入るそうです。
しかも、ワイルドスワンズですから、使われている革はサドルプルアップ。タンニン鞣しです。
ほら、条件を満たすではないか。
ところが。
いかんせん、お値段がねぇ……一本百数十円の鉛筆を入れるのに、ペンケースが16200円というのは、ちょっと、たじろぎます。
それに、長い鉛筆はいいのですが、削っていって短くなると、どうやらこぼれやすくなる構造のようです。
……短くなるまで使うのは、いったいどれくらい先のことかと考えれば、大した問題ではないようにも思えますが。
そんなわけで、ワタクシは、覚悟したのです。
鉛筆を入れるためのペンケースは、長期戦で探すことにしよう。……と。
なんなら、自分で作ったほうが早いかもしれない。……と。
ところが。
ある日、丸善丸の内本店の4階にふらりと立ち寄ると、また危険そうなイベントが開催中でした。
「クラフトデザイナーズフェア」。
昨年は、うっかり通りかかって、木軸ボールペンを2本も買いましたね。
https://blogs.yahoo.co.jp/glirulusjp/34270665.html
今年、フェアの会場に入った瞬間、ワタクシの目が釘付けになったのは……
STRUO様という工房の、革のペンケース。それも、ちょっと大きめの。

近寄ってみると、定価は4700円ですが、催事限定で3000円と手ごろなお値段のものがありました。
ベリー、つまり牛のおなかのあたりの柔らかい革で作られた商品です。
手に取ってみると、う~む。これは、いい大きさ……
「これ、長い鉛筆は入りますか?」
と作り手さんに尋ねると、
「入りますよ。だから学生さんに人気なんですよ」とのこと!
四角いマチがついたペンケースは、長さ21センチ。内部の空間が大きくて、たっぷり収納できそうです。
キャップをはめた長い鉛筆が、余裕で入る大きさでした。
国産のオイルレザーを使って作られているそうです。
通常商品と催事限定の違いは、革がベリーであるほか、コバの処理が通常品はヘリ返しなのに対して催事限定品は切りっぱなしであることです。
ワタクシ的には、ペンケースならベリーでもいいかなと思いましたし、コバ処理もヘリ返しよりは切りっぱなしのほうが好みでした。磨いてあれば最高ですが、そこまでこだわりはありません。

ををを!
ほら、目の前に現れましたよ。
長い鉛筆が入って、タンニン鞣しの革で、収納力があって、しかも手が届きやすいお値段のペンケースが!!
………催事限定品は、今しか買えないし………
………革のペンケースが3000円なら、自分で作るよりお得かも………
日本を代表するざ・ずぼら~のワタクシに、悪魔がささやきます。
というわけで、ペンケースが、我が家に一つ増えることになったわけでございます。
さっそく入れてみましょう。
キャップ付きの長い鉛筆が9本と、鉛筆を削るための鞘に納めた小刀と、消しゴム。
こんなに入りましたよ。

……って、前回のブログに比べて、なんか鉛筆が増殖しているような気がしますが……
……ま、気にしない気にしない。
ファスナーは、革の引手がつけられて持ちやすく、全開できる長さなので開けやすいです。
片手で「ぱかっ」と開けられて、中身も見やすく取り出しやすい。

厚さ2ミリほどのハリがある革なので鉛筆を十分保護してくれますし、ベリーだからか柔らかさもあって開きやすいです。
オイルがたっぷり染み込んだ革は、手に吸い付くような心地よい手触り。
バッグの中で傷がつくかもしれないけど、きっとそれも味になると思わせる風合いです。

さらに、ワタクシにとってありがたいのは、この形。
真四角なマチがついたペンケースは、ほぼ直方体なのです。

直方体といえば。
デッサンを練習するにあたって、基本的な形と明暗を体に叩き込むのにもってこいではありませんか!
さっそく、描いてみましょう。

……ほぼ真上、2方向から光が当たる、革の直方体って、意外に難しい……
………ま、仕上がりはともかくとして、
30分程度でだいたい形になる、ちょうどいいモチーフです。
きっと、何度も描いていけば、ちょっとは上達するさ。
ほら。前回、ひどい出来だったスプーンも、もう一回チャレンジしたら、なんとなくそれっぽくなってきたし。

祝・リベンジ!
………………か???
トラベラーズノートとこのペンケースをバッグに入れて持ち歩き、ワタクシは、猫への道を一歩一歩進むのです。
……猫を描けるようになるまで、気力がもつといいのですが。