新しい家族を迎える。
なんと喜ばしいことでしょうか。
そして、なんと大変なことでしょうか。

新しい家族を迎えてからというもの、ワタクシの生活は、新たな家族にすっかり支配されてしまいました。



これまで、ワタクシの部屋は、ワタクシのためのものを詰め込んだワタクシだけの城でした。
それが、今では、新しい家族のものが部屋中に散らばり、新しい家族が安全に思う存分動けることを最優先してモノが配置されています。

もう、ここは、ワタクシだけの城ではありません。




まず、本を四百冊処分しました。これだけ処分したのは初めてです。
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え? さぞかし、いいお小遣いになっただろうって?
それが、ねぇ……




処分は四カ所に委託しました。
定番のブックオフと、買取王子と、あおば堂と、保護猫の団体への寄付です。

なぜ、こんなに分散したのでしょう。




もともと保護猫の団体への寄付は決めていました。
ただ、やはり新しい家族を迎える準備のための処分なのですから、一部はその準備資金にあてられたらいいなあと、欲が出てしまいました。

そこで、ネットで評判がよかった業者さんを探したところ、見つかったのが、あおば堂と買取王子です。

さっそくメールで問い合わせてみますと……
……ランキングで上位に入った業者さんは、ちょっと大変なことになっているようでした。

買取依頼が殺到し、受け入れるものの種類や量を絞らざるを得なくなっているそうなのです。



まあ、ねぇ……ワタクシと同じことを考える人は日本中にたくさんいらっしゃるでしょうから。
処分をお願いするなら、少しでも対応がいい業者さんに依頼したいなあと、誰もが考えることでしょうから。

あおば堂様からは、書籍の買取は80冊までで、雑誌は受け入れを中断しているというお返事をいただきました。
買取王子様からは、一回の買取で段ボール5箱までというお返事を頂きました。
制限を超えた分は、ブックオフにお願いすることにしました。



こうして、委託先が四カ所にも膨らんでしまったのです。
……いったい、何箱送ったんだよ……

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その結果、どうなったでしょうか。

ワタクシは、あらためて、しみじみと学びました。
ビジネス書や小説といった一般書籍は、オカネにならない! ということを。

あおば堂様に買い取っていただいたのは、79冊。計1759円。
一冊当たり平均22.3円になりました。
これでは、着払いでお送りしたのが申し訳ないくらいですね……
一冊一冊、状態をていねいに評価していただいて、値付けの結果も個別に知らせていただきました。とても丁寧な対応です。
1円とか5円とか、なんかもう、ゴミを送っちゃってごめんなさいと言いたくなります。

続いて買取王子様からは、なんと! 11822円をお振込みいただきました。
何冊送ったかよく覚えていないのですが、高い値段をつけていただけたのは、おそらくかなり豪華なムック系雑誌のバックナンバーを一箱まるまる送った分だと思います。
ありがとうございました。

ブックオフ様からは、本70冊で3276円(クーポン利用で10%上乗せ)という査定をいただきました。
このほか値段が付かなかった本が99冊もあったそうです。ごめんなさい。
値段が付いた本は、一冊平均46.8円。

80冊ほど寄付した保護猫団体の分は、1500円になったそうです。
手間ばっかりおかけして、誠に申し訳ありません……

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こうして、400冊ほど処分して、合計額は18357円になりました。
ムックも値段が付かなかったものも含めて平均すると、だいたい一冊46円くらいでしょうか。
送った本の大半が、発行からかなり年数が経っていたため、このような結果になったものと思われます。
いやはや、古い本は、お小遣い稼ぎにはなりませんねぇ……




さて。もちろん、いただいた売り上げは、家族のお迎え準備資金にあてますよ。

まず必要なのは、ご飯ですよね。
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それに、トイレも必須です。
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楽しく過ごしてもらうには、おもちゃだって欠かせませんよね。
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危なくないよう、配線にはカバーをかけます。
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準備は着々と整ってきました。



玄関にもう一つドアをつけ……
おっとっと。大切なことを忘れてはいけません。




家の中で、新しい家族には入ってほしくない場所があります。
そうした場所は、家族が開けられないようにしなくてはなりません。

鍵をつけるのが最も安心ではありますが、そこまでしなくても、ちょっと工夫するだけで家族にとってはドアを開けるのがとても難しくなるのです。



この、レバーハンドルのドアノブ。
これでは、家族が手をかけるだけで開いてしまいます。
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そこで、ドライバーを一本用意します。
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ドアノブをよ~く見ると、このようなネジがあります。
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このネジを、ドライバーで外しまして……
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ノブを抜きます。
すると、ノブは正方形の穴に差し込まれていることがわかります。
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正方形。よしよし。
ドアノブを90度回転させてはめ込むと、きっちり収まりました。
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ドライバーでネジを閉め込みます。ネジが付いている反対側は向きを変えなくても大丈夫です。
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こうして……
できました!

人間には簡単に開けられて、猫の手では開けるのが難しい、縦型ドアノブの、完成です!!




そう。もうおわかりですね。
新しい家族です。
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ほんのちょっと目を離したすきに、Organのミネルバ・リスシオのバッグに見事な歯型をつけてくれたのは、このヒトです……
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おいしかったようでございます。




猫は、タンニン鞣しの革をこよなく愛する動物です。
ワタクシと気が合うこと間違いありません。

長く人生をともにできるよう、頑張ります。
どうか元気に育って長生きしてください。