夏の花といえば、なんでしょう?
朝顔? ひまわり?

いえいえいえいえ。
夏の花といえば、欠かせないものがありますね。

夜空を彩る、花火です!
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今年も行ってきました。江戸川花火大会。

先週の隅田川の花火大会は雨にたたられたことですし、この日も大気の状態が不安定という予報で、ちょっとひやひやしましたが、幸いにも、蒸し暑いけれど気温はそれほど高くない曇り空。
河川敷には、日が暮れるかなり前から多くの人が詰めかけました。
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なにしろ東京ウォーカーの「行ってみたい花火大会ランキング」で関東地区1位の大会ですからね。
年々、観客の出足が早くなっているような気がします。




さあ、いよいよ日が暮れると……
午後7時15分、開幕です!
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「ど~ん」という打ち上げの音が、体を気持ちよく叩いて、すっとさせてくれます。
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……あ、ぶれた。




今年の大会は、様々な色をテーマに8部構成で打ち上げられました。

もとは同じ、紙に詰めた火薬だというのに、どうしてこんなに多彩で繊細な色が出るのでしょう。
この大会に来始めたころに比べると、微妙な色合いやグラデーションのバリエーションが飛躍的に増えたように感じます。
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紫がかった、涼やかで美しい青の花。
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深緑の若葉のような淡いグリーン。
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パステルカラーも色とりどり。
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とりわけ、一発の花火から、多彩な色遣いの花びらが大空に広がっていく様は、ため息モノです。
火薬の成分や、紙の巻き方で、発火温度やタイミングを合わせて咲かせるのでしょうか。

きっと、花火は、ものすごく高度な化学の世界なんだろうと思います。
伝統文化と技術革新の融合ですね。

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た~まや~!

……いえいえ。実は、今回の江戸川花火大会、打ち上げは鍵やさんだそうです。
だから、掛け声は、
か~ぎや~!

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月と競演。




色だけではありません。形だって凝っていますよ。
毎年おなじみ、ちょうちょでしょ。
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にこちゃんマーク……
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……ええ。上がったときは、たしかに、にこちゃんマークでした。




猫ブームに乗ってか、猫の花火も10発くらい上がりました。
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……ええ。たしかに、猫だったんですよ。




花火を集めたら、そのままブーケが出来上がります。
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そうそう。夏の花といえば、ひまわり。
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あさがお。
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これは、乱菊?
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こっちは、まんじゅう菊?
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撫子も。
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浴衣の柄にしたいですね~。




打ちあがった瞬間から、最後のきらめきが消えるまで、色だけでなく炎の動きにも工夫を凝らした花火も多かったです。
大輪の花が咲いた後、ひらひらと散る花びらが、強い光で瞬きながら雨のように降り注ぐ。
……言葉では、なかなか、伝えられない美しさです。
動画に撮れればよかったんですけどねぇ……

花火の困ったところは、打ちあがるまでなんの形かわからないこと。
一昔前のコンデジの花火モードでは、シャッターのタイミングが遅く、連写ができません。
場面転換を除けば、「これから次の一発を上げますよ~」などという野暮なアナウンスもありませんので、綺麗に撮れるかどうかは、もう、運の勝負です。
さらに、肉眼で見た色合いと、カメラに映った色合いは、どうも微妙に異なります。



花火は、誠に、ほんの一瞬、後に残らない潔さを味わう芸術ですねぇ……
花火師さんが丹精込めて長い時間をかけて作り上げた作品が、夜空にほんのひととき花開き、揺らめきを残して消える。
その美しさは観客の目と心に刻まれて、何も後には残らない。
残らないからこそ、花火はこれほど見る人の心を躍らせるのかもしれません。

下手に写真に収めようというのは、もしかしたら花火の楽しみ方としては邪道なのかも……なんて思えてきます。
……ま、でも、撮っちゃいますけどね。一瞬を記録できる文明の利器を手にすると、どうしても。



今回も、体育座りの膝に肘を固定した「人間三脚」で撮りました。
となりの、かっこいい一眼レフのお兄さんも、同じように低い位置で人間三脚しておられ、なんかうれしかったです。
今年は、少なくともワタクシの周りでは、目線より高い三脚を持ち込む人は見当たらず、ほのぼのとした一体感を味わえました。
周りの人の視線を遮らないように配慮して撮られた写真は、きっとかっこいい仕上がりのはずです!
……うっかりするとスマホにも負けるワタクシのコンデジ写真はさておいて。




山下清画伯が描いたような極彩色は、黒い夜空をひっかいて取り出した純粋な原色。
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その一瞬後には、すっと体が冷えるような涼やかな淡い色合い。
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花火って、本当に、いいですねぇ。




…………

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本当に、いいですねぇ……って、んん?
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穏やかな曇天に恵まれたこの日。川面を渡る風は、そよそよと優しく、燃えカスもほとんど飛んできませんでした。

そう。優しい風は、
連打される花火の煙に、負けました……

おおい。花火が煙に隠れて、半分しか見えないよ~!




ついにフィナーレ!
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どうやら、煙の向こうでは、真昼と見まがうものすごい光景が繰り広げられていたようです。


……煙のこちら側からみると、
花火っていうより、なんか燃えてる??






いやはや、
堪能しました。主催者のみなさま、ありがとうございました!

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