八月に「寒い」という。
なんと贅沢なことでしょうか。

八月といえば、ここ数年ずっと「例年より暑い」といわれ、ちょっと外を歩くだけでゆで上がって煮えあがって蒸し上がって溶け崩れてしまう季節です。

そんな八月に「寒い」といって、慌ててカーディガンを買って「あ、すぐ使いますから値札切ってください」という。
最高の贅沢ではありませんか。

そんな贅沢を味わえる場所といえば、もちろん、
涼と緑のテーマパーク、軽井沢です!
イメージ 1





台風一過、澄み切った空には、光の放射線が現れていました。
これ、絵に描けたら、素敵でしょうね……
イメージ 2





軽井沢の素晴らしいところは、スポーツやアウトドア系アクティビティを、な~んにもしなくても、十分楽しく過ごせることです。
ワタクシのようなインドアなずぼら~には、本当にありがたいリゾート地です。

お楽しみは、別荘街の散策。
木立の中に、こっちはログハウス風、こっちは大正ロマンを感じる懐かしの洋館風、はたまたこちらは現代的でおしゃれな外観。
生活のためではない家だからこそ、趣味を詰め込んで大胆にデザインされた建物ができあがるのですね。
ヒトさまがお建てになった、趣向を凝らした様々な別荘を拝見しながら、森の中を散策します。

枝の間から差し込む日の光が、緑に覆われた地面を優しく彩ります。
これも、絵に描けたら、素敵でしょうね……
イメージ 3




この森も、別荘をお持ちになっている方々が整備してくださっているからこそ、美しいのです。
つまり軽井沢は、人の手で美しさを保たれている非日常空間。
まさにテーマパークです。
別荘などというものには全く縁がないワタクシでも、その恩恵を味わえる。
まことにありがたいことでございます。




下界より天に近いためか、太陽が元気なときは、日差しがとても強いです。
こんなときは、旧軽銀座のシブレットでふわふわのかき氷。
イメージ 4




かき氷は、おやつというより水分補給と体を冷やす手段ですよ。
いわば、冷房です。ええ。おやつではありません。
……えっ?




暑い日のおやつは、やっぱりジェラートですよね。
フルーツ感たっぷりのリビスコのジェラート。全種類制覇したいところですが、やっぱりついつい好みのものに手が出てしまいます。桃といちご。
イメージ 5


今年は、お店の近くに、座って食べられるイートインスペースができていました。

リビスコは、8月下旬に東京・銀座の松屋の裏あたりに進出するそうです。
東京で味わうと、また違ったおいしさを感じられるかもしれません。
……でも、きっと、めちゃめちゃ並ぶんだろうな……




お昼ご飯は、前から気になっていたわかどりに並んでみました。

名物の「むしり」にご飯セットを足して定食に。
……って、もも一本丸ごとかい!
イメージ 6




とても食べきれないだろうと思ったのですが……
スパイシー加減が絶妙な味付けと、皮ぱりっぱり・中ぷりっぷりの焼き上がりで、あっというまにぺろりと食べてしまいました。
う~む。これは、並ぶわ。これまで毎年、行列に圧倒されてスルーしていたのですが、もっと早く来ればよかった。



テニスコートの近く、まあ旧軽銀座エリアにあるわかどりですが、新幹線の駅から旧軽銀座に至る本通りに店舗を移すそうです。

長いこと旧軽銀座エリアに店を構えている方によると、最近、人の流れが変わりつつあるそうです。
旧軽銀座に来る人はどちらかというと減ってしまったようだとのこと。
そういえば、ここ何年かでお店の入れ替わりが目立ちます。



別荘街に滞在して旧軽銀座を中心に歩くスタイルから、新幹線の駅を中心にした日帰り観光へと、コースが変わりつつあるのでしょうか。
以前は食事とカフェどころに困っていた軽井沢のアウトレットモールに、いつの間にかおいしそうな店がたくさんできていましたし……

でも、単なるブランドショップでなく、ちょっと昭和な別荘族が通いそうな(イメージですが)店が集まった旧軽銀座の雰囲気、ワタクシは好きです。
ここにしかない雰囲気、非日常感を感じるといいますか……

そんな中にも、エルクの革を使った小物で有名なParleyのショップができていたりと、旧軽銀座に新しい魅力が生まれそうな気配がありました。




さて。
台風一過の晴れ間は、あっという間に去ってしまい……

軽井沢は、霧に包まれました。
というより、雲の中にいるといったほうがよいような不思議な感覚。
イメージ 7



こうなると、一気に体感温度が下がります。
雨なんか降ってきちゃったりすると、もう、寒くて。

来る直前の東京が35度近かったもので、カーディガンを持っていくという発想がかけらもありませんでした。
こんなときには、アウトレットモールが便利ですね……
夏物最終バーゲンで、2000円のカーディガンを慌てて買った次第でございます。




おやつも、ジェラートは寒すぎる。
万平ホテルのカフェで、期間限定の桃のパイをいただきました。
……って、ジェラートが6種類もお皿に乗ってるよ?
イメージ 8



ジョン・レノンが愛したというアップルパイが人気のカフェですが、可愛くておいしいスイーツがたくさんあります。
今度は、桃のかき氷を試してみたいなあ。
……あ、これは、おやつカウントではありませんよ。ええ。




霧の夜。
軽井沢本通りを歩いていると、オペラの一節を歌う生の声が聞こえてきます。

Rubatoというバーで、8月は、プロの声楽家が入れ代わり立ち代わり、名曲を歌うライブが開催されるのです。
昨年から始まったそうで、今年は2年目。
ワインと、ちょっとした料理でお腹を満たすと……

午後7時。それまで料理を運んでくれていたスタッフさんが、突然、朗々と歌い始めました!
イメージ 12


イメージ 9




天井が低く狭い店内ですが、だからこそ、声の響きが体を打つ感覚がたまりません。
広いホールではないので、柔らかく奥行きがある響きは望めませんが、こんなに身近でオペラを聴くのは初めて。
ホールと違う臨場感と、名曲なのにカジュアルで親しみやすい雰囲気を楽しめます。

店員さんが歌を披露するパリの「ベルカント」という酒場のスタイルをアレンジした趣向だそうです。



後半は、ドレスに着替えて、寸劇形式で進みます。
どんな筋書きのオペラのどんな場面なのか紹介があるので、知らない曲でも言葉がわからなくても十分楽しいです。
場面に合わせて、意外なところから歌手の方が登場したり、小道具を使ったり。盛り上がります。
イメージ 13


イメージ 10




最後は、ナレーション担当の方も歌に加わって大団円。
イメージ 11




この日は予約せずに飛び入りできて、お客さんも少人数。
楽しくて贅沢な夜でした。




軽井沢。
八月に「寒い」軽井沢。ヒト様が趣向を凝らした建物と森を味わえる軽井沢。霧の中、生演奏が街に響く軽井沢。
なんと贅沢な場所なのでしょう。

まさに、そこは、大人のテーマパークです。





……って、避暑に行ったのに、下りてきたら下界もこんなに涼しいなんて。
暑くなるのはこれからか?!

ううむ。
また軽井沢行きて~……