映画「英国王のスピーチ」 | Glicon Guts

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深く考え、大いに実行する。日々の出来事を少し深く考えてみる。そんなブログです。

ぐりこです。

昨日は友人のES添削を手伝うため渋谷へ。

渋谷でお昼を食べていると、前から見たいと思っていた映画「英国王のスピーチ」の公開日が今日であることを知り、急いで劇場を探して滑りこみました。



というわけで、bunkamuraにあるル・シネマで映画「英国王のスピーチ」を観てきました。

吃音に悩まされ、人前でうまく話すことができないことにコンプレックスをもつ英国王ジョージ6世が、スピーチ矯正の専門家ライオネルと共に自ら克服を試みるというお話。

歴史的にはヒットラーの時代、2度目の世界大戦直前のお話。ドイツとの開戦にあたり、すべての英国民に向けて演説を行うラストシーンがとても感動的でした。

国王という華々しい地位にありながら、内気で人前を避けるジョージ6世。彼を支える妻エリザベス。愛する人のために国王の地位を捨てた兄。そして、変わり者だが自分の仕事に誇りを持っているスピーチ矯正の専門家ライオネル。

どの登場人物も大変印象が強く、学ぶべきことが多かったです。

中でもやはり英国王ジョージ6世が吃音というコンプレックスに自ら立ち向かう姿に最も感動しました。



人は自慢話は大声で喚き散らすことができても、自分の弱点は中々認めることすら難しい。

特に王族として育てられてきたジョージ6世にとっては殊更であったと思う。

彼は確かに自分に弱点が多いことを認めているように見せていたが、吃音は生まれつきでしょうがないのだと諦めていた。

それでは真に自分の弱点を認めたことにはならない。

吃音を治療していくうちに原因が明らかになっていく。

しかし、彼はそれを認めることを拒む。

なぜなら、自分が尊敬すると同時に恐れている存在を否定することになるからである。


自分の弱点を認めるということは、そのことが弱点であるということはもちろん、何が原因なのか。どうするべきなのか。という全ての事実を受け入れることが必要であると考える。

そして、それらをすべて受け入れ、自分と王族の地位を省みずライオネルと共に吃音を治療しようともがく姿がとても美しかった。


真に強い人間とは、星の数ほど自慢話をする人ではなく、自分の弱みと真っ向から向きあっていける人なのだと思った。




今日の言葉
弱いのは、けっして恥ではない。
その弱さに徹しえないのが恥だ。


詩人であり小説家、島崎藤村の言葉です。