大学を卒業し、実家暮らしのニート生活を続けてきてもう三か月が経とうとしている。
ちょこちょこと派遣のバイトをしている以外はほぼ家にいる状態が続いている。
本を読んだり、音楽を聴いたり、ランニングや筋トレをしたり、アニメを見たり・・
そういった活動に日々を費やしている。たまったバイト代で色々なものを買ったりもした。
そういった生活の中で自分なりに気づいたニート生活のメリット・デメリットを書きたい。
まずメリット面
・働かなくていいのでストレスレス
・自分の好きなことに時間をかけることができる
・組織に属していないので、余計なノイズが無く、自分の思考をクリアーにすることができる。
・(実家暮らしの場合)家族との触れ合いを大切にできる
・家の手伝いをやりやすくなる
そしてデメリット面
・将来の不安で押しつぶされそうになる時が結構ある
・家族の視線が痛くなる時もある
・収入が無いのでお金が無い
・組織に属していないので、自分から動かないと何にもしなくなってしまう。
・思考がともすればとてもネガティブになってしまう。
こんなとこだろうか。
とにかくニートは自由だ。それは実家暮らしニートに限るかもしれないが、衣食住は保障されている上で好きなことに没頭できる環境は与えられる。
また、組織に属していないのでやらねばならない義務もなく、ストレスはほとんど無いといっていいだろう。
これだけ聞くとかなり幸せな環境見える。実際私は相当恵まれていると思う。(流石にそろそろバイト等は始めようと思っていますが・・)
しかし、ニート生活を続けて分かったが「幸せなニートになるのにも結構努力がいる」ということだ。一見ユートピアのごときニート生活、さぞニートは幸せなのだろうと思われるのだが、2ch等の多くのニート関連のスレッドを見ていても「辛い」「不安だ」「死にたい」という声が絶えない。なぜだろうか。
その理由のひとつに「自由はかえって人を苦しめる」ということが挙げられる。
![]() | 自由からの逃走 新版 1,836円 Amazon |
エーリッヒフロムの「自由からの逃走」においても、「人間は自由に耐えられない」という主張がなされている。何をするのも自由という状況では、自分で能動的に動いて、いわば自分が自分の上司のような役割を担って初めて何かしらの行動に移ることが切る。組織のようにああしろこうしろという義務がないからだ。そういった能動的な活動をするにはそれなりの筋力というか、自分をマネジメントする方法論のようなものを確立していないと一気に堕落した生活になってしまうのだ。結局、人間はある程度誰かに縛られている方が幸せなのかもしれない。
また、人は社会的な動物であり人に貢献して初めて幸福感を得られる生物だという事実がある。まったく人と接さずに幸せに過ごすことができる人というのは、ハッキリ言ってめちゃくちゃ精神的に成熟した人だ。悟りを開いているといっていい。私も引きこもってみて気が付いた。
この生活をずっと続けていける人間は相当精神的にタフだなと。
主夫とニートの違いはここにあるのだと感じる。主夫は家庭という支えるものがあり、そのお手伝いのために敢えて主夫という立場を選んだ。日常的に仕事をする必要こそないものの、子守から家事をしたり結構やることは多そうだ。そういう状況は決して自由ではないだろうが、しかし「自分のこの行動は誰かのためになっている」という確かな実感があるため、だらだらと生活を送っているニートよりも幸福感ははるかに多いだろう。
結論、ニートも楽じゃない。決して甘えで言っているわけではない。ニートという日々を生産的に使うにはかなりの自己管理能力と行動力が求められるようだ。今はいいトレーニングになっていると感じている。周りから言われたことをしっかりこなすスキルももちろん必要だが、自分から何かを生み出す、楽しく過ごす心構えとか遊びを思いつく、こういったクリエイティブな能力こそ何よりも求められるのではないか・・?と感じているのだが。
ps 来月あたりから流石にバイトは始めたいですね・・・
