みなさん、おひさしぶりです、年が明けて最初の投稿になりますが、実は昨年の11月に書き始めてたもので、4か月ぶりの更新となります。

永い間、ご無沙汰して申し訳ありませんでした。

 実はわたくし、この数か月、疲労感が蓄積して、体調もわるく、昨年末には体調を崩して2週間ほど入院してました。

 冬も終わりだけど、寒さがぶり返してる今、能登半島地震の被災者の皆様には、心からお見舞い申し上げます。

 ずいぶん遅くなってしまいましたが、昨年、11月3日の文化の日に時間を戻して、令和6年度のスタート記事とさせていただきます。

 

今現在は公開から4か月を経過して、内外でのいろんな記録を塗り替えつつ、快進撃を続け、アメリカのアカデミー賞の視覚効果賞にノミネートされるに至った「ゴジラ-1.0」ですが、私は日本での公開初日に、東京の日比谷で鑑賞しました。

当日は午後からゴジラフェスティバルが開催されることもあり、どうしても午前中に観ておきたかったのですが、前々日にネット予約したところ、日比谷東宝シネマではI-MAXは満席で売り切れ、通常画面のドルビーアトモスで前から2列目通路際の席がなんとか取れました。

 で、映画を観終わった率直な感想です。

一言で言えば、大傑作です。

”魂が震える”素晴らしい映画です。

こんな映像がずっと観たかった、と思うようなシーンの連続でワクワクドキドキが止まらない、しかも新鮮な衝撃をたっぷり感じることができました。

 日本に生まれて良かった、生きててよかった、と心から思いました。

それほどまでに感動した理由のひとつは、この映画のゴジラはまぎれもないゴジラであり、シン・ゴジラやアメリカのモンスターバースのゴジラの、ルックス的な違和感がなく、正真正銘の日本の”真ゴジラ”であったことです。

そのことがなによりの満足感を与えてくれる根本的な理由です。

 

 ふたつめは俳優さんが、ちゃんとその時代の人に見えたことです。

その点について、ネットでは逆の意見を言う人もいますが、そういう人は戦前、戦中、戦後の古い日本映画を観たことない人でしょう。

 神木隆之介さんは別人のように凛々しく見えたし、こんなにいい役者さんだったのかと見なおしました。

役名が「敷島」というのも、鉄人28号の博士の名前だし、浜辺美波さんの役名「大石典子」も「二十四の瞳」の大石先生と、小津安二郎監督作品での原節子さんの役名が、紀子(のりこ※字はちがうけど)なので、まさに昭和なヒロインの響きを、古い日本映画好きの私には感じられました。

山田裕貴さんの役名は「ビルマの竪琴」の主人公と同じ「水島」なのも偶然なのか意図的なのか、たぶん意図的なネーミングだと思われます。

 

 三つめは、ゴジラに対する俳優さんたちのリアクション演技が、実に素晴らしいことです。

やっぱり怪獣映画ではこれが一番大切なポイントですね。

特に、木造船”新生丸”でのゴジラ初対面時の山田裕貴さんのリアクション演技がストレートに観客の心理として臨場感を感じさせてくれてるし、素直な人柄が好ましいです。

 四つ目は、ストーリー、物語自体が、”浪花節的”ともいえる”胸アツ”なドラマであることです。

よく、山崎貴監督の演出は、俳優さんの演技が大げさ、わかり易すぎる芝居にセリフが説明的すぎると言う人がいますが、今作ではそんな山崎演出が良い方向に作用してると思います。

その証拠に、Youtubeのレヴュー動画において、今作の俳優さんの演技はすこぶる評判が良いでからです。

特に主役である神木隆之介さんの鬼気迫る演技が素晴らしい。

物語終盤、決意を秘めて、ゴジラに向かってゆく神木さんの表情、これが、あの神木隆之介さんかと思うくらい、カッコいい。

 また、新生丸の艇長役の佐々木蔵之介さん、素顔は気さくな関西人なのは知ってたけど、こんなあらくれ男な演技ができる人だったとは、ちょっとびっくり、要所要所でキメ台詞(ぜりふ)を発しててくれてます。

 吉岡秀隆さん演じる”学者”こと野田さんも、一見、頼りなげなのに狂言回し的な役どころを担っおり、これまでの怪獣映画にはいないタイプの科学者で、吉岡さんらしい味が出てて良かったです。

まさに、Drコトーのその後を観てるようです。

 吉岡さんは、寅さん映画では、初代ゴジラの山根博士を演じた志村喬さんの孫なので、時代の流れ、日本映画の歴史を感じて感慨深いものがあります。

 また、浜辺美波さんには”昭和”の女優さんの面影があるのにもちょっとびっくり、当時の髪型や衣装に完全に馴染んでます。

 青木宗高さん、安藤サクラさん、それぞれが重要な役どころでツボにはまったお芝居、2歳の明子ちゃんの自然な振る舞いを取り入れた演出も、この映画のドラマが内外で受けてる理由の一つでしょう。

 そしてもうひとり、絶対に忘れてほしくないのが、後半になって登場する駆逐艦「雪風」の堀田艦長役の山本美央(みおう)さんです。

 かつての田崎潤さんや藤田進さんのような、風格ある指揮官を演じられる俳優さんが久々に日本映画に現れた気がしました。

 が、しかし、いかなる状況でも、まったく動じない完全な”軍人”指揮官であった大先輩のお二人にくらべ、田中さん演じる堀田艦長は、もっと一般人感覚を持ち合わせた温かみのある人物という感じがします。

 政府もアメリカ軍も力を貸さない中、民間人だけでゴジラを倒すための対策会議に登壇した田中さん演じる堀田艦長が集まった人達に協力を呼び掛ける場面は、その人柄を感じさせて胸を打つものがありした。

古武士のようなルックスで人情味がにじみ出る田中美央さんは、今の日本映画界では貴重な存在で、今後も注目したい俳優さんです。

 ほかにもメインキャストでなくとも、端役の俳優さんの個々の演技が光ってて、いろんなキャラクターの人がいて、印象的なセリフが、特に後半に溢れています。

 

 五つめの理由は対ゴジラ兵器が゛旧プラモデル世代”の心をくすぐるものであったことです。

 ガンプラ(ガンダム・プラモ)登場以前はプラモデルと言えばスケールモデル、特にミリタリープラモが中心で、キャラクターモデルより、実在した第二次大戦時の艦船、戦闘機、戦車などのほうが人気でした。

 しかも、任天堂のゲームなどもない時代、私を含む当時の子供たちは、町の模型屋さん=プラモデル屋さんに通いつめ、せっせと戦艦大和やゼロ戦のプラモを作りに夢中だったのです。

 私の場合は艦船が好きで、1/700ウォーターラインシリーズ(艦底を省略し海面上だけの姿を模型化したシリーズ)を集めていました。

(高雄、雪風、響のウォータラインシリーズのパッケージ、昭和40年代の昔から今も発売されてますが、何度もリニューアルされて精密さが増してます)

 今回の映画に登場する重巡洋艦・高雄や、駆逐艦・雪風はもちろん、響の同型艦の吹雪のプラモも作りました。

 それらの完成模型は近所のプラモデル屋さんのショーウィンドウに飾ってもらってたりしたのですが、そのプラモ屋さんも今はなく、もちろんプラモ自体も残ってませんが懐かしい思い出です。

 今回の映画で特に注目された戦闘機、震電(しんでん)も(プラモ屋さんではなく)駄菓子屋さんで小さいプラモデルを買った記憶があります。

(これは映画とのコラボで発売された震電のプラモデル、ハセガワ1/48)

その特異なスタイルは「あれ?後ろ前が反対やん、こんなん本当に飛んだんかな?」と、子供どうしの会話が飛び交った記憶もあります。

 また、不沈艦・雪風の伝記は、私グレンマンガン世代には超メジャーなので、この船は最後まで生き残るなって気がしました。(堀田艦長役の田中美央さんが参考にしたと思われる戦艦大和の沖縄特攻作戦時の雪風艦長、寺内正道さんの逸話など、興味のある人は調べてみてください、泣きます)

重巡洋艦・高雄に関しては、あの円谷プロの空飛ぶ万能戦艦、マイティ号のモデルとしても有名でした(あのお城のような艦橋に面影があります)。

 そんな訳で、この「ゴジラ-1.0」は”おじさんホイホイ”なのです。

この”おじさんホイホイ”という言葉は、Youtubeの馬場康夫さんのチャンネル「ホイチョイ的映画生活」で山崎貴監督自ら出た言葉です。

 おじさん世代を捕らえて離さない、という意味で、私グレンマンガンも見事に捕まってしまったのでした。

(タミヤ1/350の雪風の完成写真、この艦橋部分は今回の映画の撮影で実物大の物が作られました。)

(”素組状態”のアオシマの1/350高雄の艦橋、素晴らしい構造美!こんなの見るとプラモデル作りたくなりますね)

 この映画が素晴らしかった理由の六つ目は音楽です。

佐藤直紀さんは「オールウェイズ三丁目の夕日」の音楽が、テレビの情報番組やバラエティ番組で、昭和30年代を懐古するシーンのBGMとして必ず使われてるのでみなさんもおなじみでしょう。

 あの映画で、子供たちの手を離れたプロペラ飛行機が、下町から都電が走る大通りへと舞い上がって、建設中の東京タワーを映し出すオープニングシーンに流れた、心にしみるノスタルジックな、あの旋律が忘れられません。

 今回のゴジラでは、元祖ゴジラ音楽の伊福部昭さんの音楽は使用されないのではないか?という予感も心のどこかであったのですが、ところが、と言うか、やっぱりというか、伊福部ゴジラは突如出現しました。

 ”ゴジラ出現のテーマ”、”ゴジラ進撃のテーマ”そして一般的にはこれがゴジラのテーマと思われてる”ゴジラ防衛のテーマ”(第一作「ゴジラ」オープニング曲)が絶妙のタイミングで流れるので、感極まること、このうえないです。

 それに加えて、佐藤さんの讃美歌を思わす荘厳なオリジナル曲も素晴らしいので、その相乗効果が、超絶VFX映像を盛り上げてます。

 そんなわけで、ひさびさの大満足のゴジラ映画、六つの理由で語らせていただきました。

アカデミー視覚効果賞、獲れるような予感がします。

 

私、グレン・マンガンの個人情報に戻ります。

昨年中に完成予定だった工作室は経済的な理由もあり、あまり進んでなくて、春先はまだ無理、暑い夏が来る前には完成して、模型製作の再開を目指してます。

次回は、その後購入したSF・特撮グッズ紹介を含めた近況報告となる予定です。

                      2024年3月3日:記

(バンダイスピリッツ・SHモンスターアーツの可動フィギュア、16cmと小さいけど、ものすごく精密で映画の中のゴジラそっくり、でも購入は迷ってます。いずれエクスプラスから30cmシリーズの大きいマイナスワン・ゴジラも出るけど、それは固定ポーズだし・・・)

P.S.

 あのスティーブン・スピルバーグ監督も3回観たという「ゴジラ-1.0」、私もこの4か月の間に、マイナスカラー(モノクロ版)も含めて7回劇場鑑賞しました。

モノクロ版だと、”昭和”感と、ドキュメンタリー感が増して、ゴジラもより初代に近いイメージになるので、特に”初代ゴジラが最高!”という私のようなファンは必見です。

P.S.その2

 みなさん、Youtubeで馬場康夫さんの「ホイチョイ的映画生活」はぜひ、検索してご覧になってください。

それから「だいちゃんの映画部屋」もお勧めです。

だいちゃんのサイトでは海外のレヴューが紹介されてて、アメリカ人に限らず、メキシコ人やブラジル人などのゴジラファン、映画ファンからの賞賛の声に思わず胸が熱くなります。

「これは日本人の団結力を描いた映画だ」なんてメキシコ人の方に言われると、日本人として、なんだかむずがゆいけど、とてもうれしいです。

戦後の復興を築いてきた私たちのお父さんやおじいさん達は、この映画に描かれているようにたくましく、苦難を乗り切ってきたこと、忘れないようにしたいです。

                2024年3月7日:追記

 

11月3日の文化の日、東京日比谷で開催された「ゴジラフェスティバル2023、はるばる兵庫県の城下町から新幹線で、前日の夜の10時に東京着で行ってってきました。

もちろん、公開初日の「ゴジラ-1.0」もネットでチケット購入してたので午前中に日比谷ミッドタウンのTOHOシネマズで鑑賞!

映画は期待通りの素晴らしい出来に大満足でしたが、その感想は次回にじっくり語りたいと思います。

写真はフェスティバルが開催されてた日比谷ゴジラスクエアや映画が上映されてたミッドタウンの隣にあるデパートの日比谷シャンテで開催されてた「宝塚歌劇と東宝を創った男、小林一三展」で、初代ゴジラと小林一三さんのパツーショット、怪獣人形劇「ゴジばん」の人形たちです(ゴジラは初代復刻着ぐるみ、小林一三さんはパネルです)。

向かって左の写真は日比谷シャンテの出張ゴジラストアに展示されてたビオランテに発破に隠れてしがみつくリトル(ゴジラVSスペースゴジラに登場するリトルゴジラ)のアップです。

このビオランテのまわりにはゴジばんさん兄弟のゴジラくんやミニラ、マタンゴに可愛い顔があるマタンゴズ、沢口靖子さんの役名でビオランテ人間体のエリカなどもいたのですが、全体を撮ると各キャラが見えなくなるので、代表してリトルの写真だけアップしました。

ミニラも可愛いけど、ゴジばんを観てから、このリトルが大好きになりました。

モスラはフェス会場でも人気の”ゴジばん”人形劇のブースで展示されてたもので、とってもリアルに動きます。カマキラスやクモンガの実演もあって、このゴジばん人形ブースはにぎわってました。

フェス当日は夏みたいに暑い日で、ゴジラTシャツを着て、腕や短パンの脚にゴジラ・タトゥーをした外人のおじさんを何人も観て、さすがはゴジラは国際スターだと実感しました。

フェス会場のメインステージでは笠井信輔さんのMCで、いろんなゲストが登壇して楽しいお喋りやクラウドファンディングで新調されたジェットジャガー・スーツのお披露目、そのスーツで撮られた特撮ショートムービー「フェスゴジラ4 オペレーション ジェットジャガー」、それとは別のオールCGによるショートムービー「ゴジラVSメガロ」もあり、まもなくApple-TVではじまるレジェンダリーゴジラのスピンオフ・ドラマシリーズの「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」の紹介映像もありました。

ステージの最後は”居酒屋ゴジラ”と題され、山崎貴監督が登壇、神木隆之介さん浜辺美波さんらのメッセージ映像や、今回のゴジラに関する珍しい映像や、楽しいおしゃべりで幕を閉じました。映像作品でゴジラのメインテーマが流れると、手拍子が湧きおこったり、、大盛り上がりな今回のフェスティバルでした。

                 11月12日:記

大阪日本橋の高島屋別館のすぐお隣にある中古ホビーショップの有名店「ジャングル」さんで、1998年のローランド・エメリッヒ監督による疾走大トカゲ映画「〇〇〇ZILLA」に登場した通称”エメ〇ジ”のソフビフィギュアをゲットしました。

この”エメゴ〇”大きさはエクスプラスの30cmシリーズと同じくらいのボリュームで、足の裏にも体のどこにもメーカー名の刻印がありません。

本来は台の上に棒をさして固定するタイプのフィギュアだったようで、台と棒を損失した”ジャンク品”として販売されていたので、安く購入できてラッキーでした。

股下に棒を差しこむための7mmほどの穴がありますが、台と棒がなくても両足と尻尾の3点支点でいちおうは自立できます。

エメ〇ジ特有の、ヒョロヒョロ長すぎて気持ち悪い後ろ足が、このソフビでは比較的短め、というか、後ろ足そのものが小さめに造形されてて、それはソフビ造型師さんのセンスでしょうか?・・・生理的嫌悪感を抑えた良いセンスの造形です。

エクスプラスの30cmモスゴジと記念撮影。

なぜか、ガメラ対バルゴンを思い出した両雄のポーズ。

日本のゴジラに対するリスペクトがまるで感じられない、このキャラクターに、ゴジラの名前を使うのは嫌なので、以下、この大トカゲのことを「ゴジラ・ファイナルウォーズ」での呼び名にしたがって”ジラ”とします。

このジラくん、ゴジラとは別の種の怪獣だと思えば、別の良さも見えてくる気がします。

 爬虫類らしい属性を生かすには四つ足スタイルに改造するほうがいいかな?

とも考えたのですが、右前足だけをまっすぐ伸ばして、右手と両足の3点支点で体勢を保てるポーズにしました。

これでもう「台と棒」がなくても成立するフィギアとなりました。

右肘をカットして、割り箸を芯にしてエポキシパテで、肘を伸ばした状態にして固定しましたが、後でちゃんと表面仕上げをしたいと思います。

低い姿勢で身構えるジラ、おっ!なかなかカッコええやん。

大嫌いだったエメリッヒ〇ジラだけど、だんだん愛情が湧いてきました。

あとは茶色いこの体色をグレー系の青や緑で塗りなおして、丸い歯をもうちょと鋭くしたら、いい怪獣フィギュアになりそうです。-

 

☆前回、超レア・プラモの「ベビーバンガード」を入手できたことで、同じミドリ商会オリジナルの「ベビーモグラス」も欲しくなったのですが、ヤフオクなどのオークションサイトで探しても、実際に足で中古ホビーショップを探し歩いても見つかりそうにありません。

そんなとき、偶然にもヤフオクで「モグラタンク貯金箱」という、あきらかにベビーモグラスのコピー商品、いわゆる”パチもん”を見つけ、落札できました。

薄いペラペラのポリエステル製で、お尻に硬貨投入口があります。

駄菓子屋で売ってるような、薄いポリエステル製の商品で、大きさもベビーバンガードと同じくらいです。

このモグラタンク貯金箱はポリ製なので加工や改造には向いてないのですが、ブルーミックスで型取ってキャストコピーして、キャタピラなども適当な戦車のプラモなどから流用したり、細部をガンダム・カスタマイズ用パーツを使って作り込めば、パチモンから本物へ、逆再生できる気がします。

ベビーではなく、通常サイズのバンガードとキングモグラスも手に入れることができれば、ライトが光ったりドリルが回転する走行・可動モデルにしたいけど、とりあえずベビーのバンガードとモグラスは動いたり光ったりしないディスプレイモデルでいいかなって思ってます。

                       2023年10月29日:記

復刻版ではありますが、わたしグレン・マンガンが、ホビーショップで購入したりヤフオク落札した”昭和の名品” を"箱入り未組立て"のままで紹介します。

 

 まずは有名な、昭和39年発売のマルサンのゴジラの復刻版。

なんと成型色は本体が”透明”でリモコン部と内部ギミック部品はクリアブルー、材質はプラスチックと微妙に違うABS樹脂です(接着にはABS樹脂専用接着剤を使用してください、と説明書にも書いてあります。)

 それとイマイから昭36年に初版が発売された鉄人28号の復刻版2種、電動歩行版とディスプレイ版です(箱絵のデザインは初版とは異なります)。

歩行版はちょっとグレーがかった紺色、ディスプレイ版は黒の成型色のものを入手しました。

その後、ゴジラはウッディブラウン、黒の鉄人をダークグレーのそれぞれ半光沢のクレオス・ラッカースプレーで色を吹き着けました。

 

やっぱり、ゴジラの色が明るすぎましたね、「こげ茶」が本来の初版の成型色なので、そのうち、また、こげ茶に塗り替えたいです。

鉄人の目はディスプレイ版でも電飾で光らせられるように透明パーツが付属してるのですが、なんとクリアレッド!

たしかに黒のボディなら赤い目が似合いそうですが、グレーの鉄人には黄色い目が似合うと思うので、透明パーツはキットのもはつかわずに自作しないといけません。

また、ゴジラの節穴の目はどうしようか?瞳のない黄色い単色電飾にするか、電飾せずにキンゴジ風の目にするか、考えてますが、鉄人、ゴジラとも組み立てるのは工作室が出来てからで、来年以降のだいぶ先になります。

 もうひとつの紺色の鉄人は成型色がいいので、あの色を生かしたいと思います・

 

★さらに、私を含め、昭和40年代に子供だった人たちには懐かしい、ミドリ商会のオリジナルSFプラモ、宇宙パトロール戦車「バンガード」のミニ版、「ベビーバンガード」をヤフオクGETしました。

 

通常版のバンガードはミサイルや小型飛行艇を発射したり、電動で本体がキャタピラ走行するのだけど、このベビー版は手動で勢いをつけて走行するフリクション仕様のみで全長9cmほどの小ささながらもプロポーションの良い値打ちものキットです。

       

ディスプレイモデルとして作る予定なので、フリクション動力は付けないです。 

        

ミドリ商会のオリジナルSFプラモでは、ドリル戦車の「モグラス」が人気あって、それぞれデザインの違うキングモグラス、ジェットモグラス、ウルトラモグラス、ジュニアモグラスとシリーズ化されており、一部は復刻されて、今でも入手できますが、バンガードは通常版も、このベビー版も復刻されてません。

 実は私、このベビーバンガードのキットを手に取ってじっくり見て、そのカッコよさに感動しました。映画やテレビなどの映像作品に登場した”キャタピラ・メカ”のどれよりもバンガードが好きになりました。

ミドリ商会の開発部のデザイナーさん偉い!!

下は通常版のパッケージイラストですが、通常版も欲しくなってきました。

 そして、サンダーバードのジェットモグラ、ウルトラセブンのマグマライダー以上にミドリ商会のキングモグラスもカッコいいような気がしてきました。

ただし、本当に地中に潜れそうなのはジェットモグラですけどね。

ベビーバンガードが入手できたので、キングモグラスのベビー版である「ベビーモグラス」も欲しくなってしまいました。

ミドリ商会が発売したミニプラモ4点セットが「チビコロセット」として、まとめて販売されてた時期もあり、タイムマシンがあれば、過去に戻って買いに行きたい。

幸い、ベビーではなく、通常版のキングモグラスは復刻版で購入できるのだけど、値が張りすぎるのが難点・・・・・

★異常に暑い9月も終わり、ようやく、工作室作りも拍車がかかってきました。

9月は半分取り壊してエアコンがない母屋に入るのさえ嫌でだったのが、また模型工作が再開できる未来が少し見えてきました。

3Dモデリングの岩田屋デパートも少しづつ進んでおります。

まだしばらく、怪獣模型の製作記事は書けない状況ですが、もうしばらくお待ちください。

                   2023年10月14日:記

 

 

 

ゴジラ予告編

 

 

30秒の特報につづき、1分22秒の予告編も公開され、これから、ますますワクワク感は加速していくでしょう。

 公開日と同じ11月3日には、恒例のゴジラフェスティバルが、今年は日比谷のゴ

ジラ・スクエア(昨年は国際フォーラム)で催されるようなので、ぜひ行きたいと思ってます。

 ★撮影用スーツを3Dスキャンしたミレゴジ発売(予定)

以前にも少年リック=エクスプラスから”ミレゴジ”ことミレニアム・ゴジラ(ゴジラ1999)は30cmシリーズで発売されたことはありますが、スタイルもよく、カッコいい商品なのに、顔が似てないのが惜しかった。

実はわたくし、ミレゴジの背びれは大嫌いだけど、顔は初ゴジや逆ゴジの次くらい、ヘタすりゃキンゴジやモスゴジより好きなので、あの顔がどこまで再現されてるか、とっても興味あります。

今回は撮影スーツ(着ぐるみ)から3Dスキャンしただけに、劇中のミレゴジにそっくりなので高価だけど予約しました。

エクスプラスの商品だけど、この商品は予約はゴジラ・ストアのみなので、ミレゴジ大好きな人はゴジラストアのサイトで予約してください。

ゴジラ・ストア | GODZILLA STORE

 

訪日外国人のゴジラファン

日本に来てる外国人観光客にインタビューしてるYoutube動画、いろいろありますね。

 その中で、ブルガリア人のシルさんがインタビューしてるサイトで、ゴジラファンの親子にインタビューしてるのがありました。

11歳のブローデン君とお母さんのジェニファーさん、新宿のゴジラホテル(グレスリーホテル)に泊まり、西武園ゆうえんちのゴジラ・ライドと淡路島ニジゲンノモリのゴジラ・ジップラインを楽しんでゴジラフィギュアをたくさん買い込んだそうです。

 訪日客へのインタビューって、圧倒的に「日本のアニメが好き」って言う人が多く、怪獣ファンは少ないけど、やっぱり、うれしくなってしまいます。

                                          2023年9月13日:記

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「地球防衛軍」4Kデジタルリマスター版、観てきました

9月の第一土曜日、場所は自宅から一時間半、かつての阪急ブレーブスの本拠地、西宮球場跡に建つ大型ショピングモール「阪急西宮ガーデンズ」の最上階の西宮東宝シネマズです。

   

 「午前十時の映画劇場」の名のとおり、10時きっかりに始まった「地球防衛軍」(昭和32年)のリマスターは、66年の昔の映画というより、まるで新作映画のような新鮮な気持ちで観ることができました。

 実はわたくし、昭和53年(1978年)、最後の東宝チャンピオンまつりで短縮版上映された時にも劇場で当作品を観ているのですが、その時以来の高揚感がありました。

 その後発売されたDVDで、短縮版ではカットされた白川由美さんがお風呂の窓越しにモゲラを目撃するシーンに感動した記憶があります。

 今回のデジタルリマスター版を観て、DVD版では場面によって黄色ぽかったり、青っぽくくすんでる色合いは当時の映画フィルム特有のものとして当たり前だと思って特に不満を感じることなく普通に観てたんだけど、本来はそうではなかったんだと、認識が変わりました。

 本来はこんなに鮮やかな色彩だったんだ、と思ったのと、昭和32年当時、この映画を”新作”として観た人達の感覚を共有してるような、タイムトリップ感がありました。

 具体的には、ミステリアンの着てるヒラヒラのマントの材質感や、ヘルメットのテカリ・・・アルファ号、ベータ号の塗装の色具合、などなど特撮模型モデラーとしては興奮しまくりの贅沢な時間でした。

 また、映像が鮮明になったぶん、ミステリアン円盤やアルファ、ベータ号を吊ってる糸も見えまくりなんだけど、円谷特撮の手作り感がなんとも味わい深いです。

 で、ここからは作品そのものの感想です。

個人的な好みですが、宇宙人が人間っぽすぎることが、この作品の弱点であり、味でもあると感じています。

 侵略テーマのSF映画は、宇宙人の姿が人間ばなれしてて、何を考えてるかわからないほうが怖い、と思うのです。

 そういう意味では、1953年のバイロン・ハスキン監督の「宇宙戦争」など、アメリカ映画の侵略宇宙人は怖いのが多いです。

 日本でも、侵略者ではなく友好宇宙人だけど、大映が前年の昭和31年に発表した「宇宙人東京に現る」のパイラ星人は、ヒトデ型の異様な見た目がシュールで良かったと思います(この点は小松崎茂画伯に岡本太郎画伯が勝利)。

 ミステリアン統領役の土屋嘉男さんの怪演も別次元で語るべきで、今の感覚では、”ストーカー体質の盗撮宇宙人の婚活物語”を、壮大なスペクタクルで描いた”珍作”が本作「地球防衛軍」の本質ではないかと思います。

 2年後、同じ本多・円谷・伊福部トリオで作られた続編「宇宙大戦争」のほうが、宇宙人ナタールの描き方に進歩があるし、アメリカ映画にも劣らないSF感を感じました。

 この続編「宇宙大戦争」のほうが侵略SF映画としては完成度が高いのだけど、前編「地球防衛軍」には、ロボット怪獣モゲラという強力キャラが登場するぶん、総合的な見地で見比べると、やはり「地球防衛軍」のほうに軍配が上がる気がします。

 侵略SF映画としての評価とは別の、”怪獣映画”としての魅力もあるのが「地球防衛軍」の魅力です。

 モゲラは、「妖星ゴラス」におけるマグマはもちろん「海底軍艦」におけるマンダよりも、あきらかに作品の中で重要な役割を果たしています。

 私は「妖星ゴラス」のマグマは決して”付け足し”ではなく、それなりに存在意義があると思うのだけど、もっと南極基地を壊すシーンが欲しかったです。

「海底軍艦」のマンダも、地上に現れて街を壊すシーンか、アメリカの潜水艦レッドサタン号を襲うシーンがあればよかったのに・・・と思います。

「緯度0大作戦」のグリフォンはちゃんとストーリーにからんでる存在でしたね、でも活躍シーンが少なすぎます。

デァゴスティーニ東宝怪獣コレクション・・・・に思うこと

怪獣フィギュアとしては、はじめての統一スケール(1/700)で発売されるデアゴスさんの隔週刊・分割図鑑、楽しみにされてるみなさんも多いと思います、

 でも、ごめんなさい、わたくしは小学生の時に怪獣図鑑などのムック本に載ってる怪獣の身長(や体重)はデタラメでいい加減だと気付いたので、今回のこのデアゴスさんの企画自体がちっともうれしくないのです。

第一、身長50m初代ゴジラは1/700だと、たった7.5cmという小ささ。

キングギドラは身長100m設定だけど、なぜか首を曲げた状態で100mとしてるようで、初代ゴジラや初代メカゴジラと見た目の大きさの印象に差がありすぎます。

 ですが、設定が180mと大きい初代モスラの幼虫は1/700でも24cmと手頃な大きさなので購入しようと思ってるので、今のところは幼虫モスラが楽しみです。

成虫モスラも初代の設定(翼長250m)で商品化され、かつ海洋堂のリボルテックモスラに負けないくらい造形が良ければ購入します。

 しかし、このシリーズ好きな初期の怪獣はときどき購入するでしょうが、集めることはないです。

 若戸大橋に匹敵する全長数百メートルのドゴラはどうするのでしょう?

また怪獣図鑑と実際の映像の中で大きさのちがう怪獣はどうするんだろう?

たとえば「地球防衛軍」のモゲラは怪獣図鑑では身長50mとなってるけど、映像の中では高圧送電塔よりかなり低く2階建住宅が腰まであり、消防車の放つ水柱の大きさから20mくらいか、せいぜい大きく見積もっても30mくらいと思われます。

モゲラが50mあったら、鉄橋が落ちたくらいでは壊れない気がします。

バラゴンやフランケンシュタイン、ゲゾラ、ガニメ、カメーバ、サンダ、ガイラなどの20m級や30m級の怪獣は3cm~4.5というミニサイズになってしまい、食玩より小さいグリコのオマケのようになってしまいます。

 それから、ゴロザウルスみたいに、デビュー作「キングコングの逆襲」公開当時の少年雑誌においては身長20mで尻尾の先までの「全長」が35mとなってたのに、いつのまにか「身長」が35mと記載されるようになったものも、どう解釈して商品化されるのか?気になりますね。

 おそらく、ドゴラは商品化されず、モゲラは50m説で、ゴロザウルスは身長35m設で商品化される気がします。

 

私個人はディアゴスティーニさんには「怪獣総進撃」のムーンライトSY-3号をブースターと発射台を含めた大型モデルとして、分冊で出してほしかった。(SY-3号本体が25~30cm、ブースターとドッキング状態で60~80cmくらい)

ムーンライトSY-3がブースターとドッキングした状態で打ち上げられる場面

 または「東宝SF映画メカコレクション」もしくは「日本SF映画メカコレクション」として、食玩の東宝マシンクロニクルよりはメカそのモノが大きいシリーズの企画・発刊してほしいです。

「地球防衛軍」のアルファ号、ベータ号、マーカライトファープ、マーカライトジャイロ、ミステリアン円盤、「宇宙大戦争」の宇宙ステーション、スピップ号、月面探検車、「妖星ゴラス」の隼号、鳳号、V-TOL機、「モスラ」の原子熱戦砲・・・etc

 日本SF映画全体で東宝以外のSFメカとなると、松竹の「宇宙大怪獣ギララ」のアストロボート、東映の「ガンマー第3号・宇宙大作戦」に登場した宇宙戦車などの各種メカ&ビークル、などなど分冊シリーズとして再商品化されたら夢のようです。

 

これらは統一スケールなどと無意味なことはせずに、やや小さめながらコレクションしやすい充分な大きさで毎号、隔週刊で本屋さんに並んだりしたらワクワクします。

 デアゴスティーニさん、「東宝SF映画メカコレクション」もしくは「日本SF映画メカコレクション」をぜひ、ご検討お願いします。

 

工作室作りは、暑さのせいではかどってませんが、fusion360による岩田屋デパート3D設計はすこしづつ進んでおります。

早く、キット作りを再開したいですが、まだ少し先になりそうです。

                    2023年、9月11日:記

 

 

 

 

 

東京遠征第3弾!!と言っても西武園ゆうえんちは埼玉県、今回のワンフェスは千葉県なんだけど、会場の幕張メッセは駅降りてだいぶ歩かなくてはいけないのが、足の悪いわたくしグレンマンガンにはつらいのでした(駅裏から出てるバスに乗ればよかった)。

今回の最大の目的はコレ、マイティジャックのマイティ号のキット購入です。

アレ?昔、テレビで観たマイティ号と、なんか印象がちがうぞ、と違和感を感じたあなた、大正解です。

このマイティ号はテレビ放送が終わって20年ちかく経って、プラモ雑誌「ホビージャパン」誌上で、イラスト小説として復活した時の、リニューアルされたマイティ号なのです。

マイティ号の艦載機もセットになっております。

このマイティ号を出品されてるデューラー(出品者)さんは、「SOY-YA!!(そいや)」さんで、宇宙戦艦ヤマト系の宇宙戦艦なども出品されており、そのノウハウでもってリニューアル・マイティ号を造形されてるので、メカニックとしての魅力はオリジナルのマイティ号を越えてるとも思ありますえます。

 画像は完成見本で、キットはレジンパーツと3D積層パーツで構成されており、艦橋窓は透明パーツなのがうれしいです・

大きさは、かつてイマイから発売された「ビッグマイティ号」と同じ全長50cmというボリュームです。

 実はわたくし、イマイのビッグ・マイティ号も持ってます、何度目かの再発売のもので、まったく手をつけずに箱に入った状態です。

マイティ号に関しては語りたいことはいっぱいあるけど、それはまたいつかゆっくりやりますね。

 今回のワンフェスでは、ほかにも見るべきものがいっぱいあるので次に行きます。

毎度おなじみ、マペット式の手踊り人形の受注制作もやってるギニョール造形工房「吉埜(よしの)」さんは、歴代ゴジラの頭部もしくは上半身が揃っており、白熱光を吐くゴジラや赤い熱戦を吐くバラゴン、ラドンやモスラ、キングギドラの吊り人形によるパフォーマンスで毎回、人気を集めていました。

逆襲ゴジラの目がキョロキョロ動くタイプのものもあって、これがあれば、自分で怪獣映画のショートムービーが作れそうで、観てるだけで夢が広がります。

 次はマニアしか知らない貴重な絵コンテ版初代ゴジラです。

第1作「ゴジラ」の撮影に入る前に、ピクトリアル・スケッチと呼ばれるストーリーに沿った絵コンテが描かれたのですが、恐竜っぽいのや獅子舞っぽいの、いろんなゴジラが描かれた中で、異彩を放つユニークな、獅子舞タイプのゴジラを立体化したがこれです。

デューラーは、地下鉄心斎橋駅の逆襲ゴジラ像も造られた、てんつく工芸さんです。

この絵コンテ初代ゴジラは今後、発売される予定もあるそうなので、気になる人は、てんつく工芸さんを要チェックです。

和風テイストあふれるゴジラ以前のゴジラ、もし、時代劇でゴジラの映画を作るなら、このデザイン、造形を採用して幻想美あふれる時代劇つくってほしいです。

 下の画像は、ホライズンさんのデフォルメ・タイプの逆襲ゴジラです。ピンボケですみません。

逆襲ゴジラの着ぐるみの特徴をとらえた素晴らしい造形、独特の顔の造形、特に目の上の突起(眉)が垂れ下がった独特の不敵な面構えが魅力的です。

ホライズンさんでは、デフォルメでない逆襲ゴジラの製作予定もあるそうなので全国の逆ゴジファンは期待しましょう!!

下はKOCさんの40cm級のビッグな逆襲ゴジラ、正面向きと左向きの2種類の頭部の取り替えが楽しいコンバーチブルなレジンキットです。

 ひと昔まえは初代ゴジラ、キンゴジ(キングコング対ゴジラ)、モスゴジ(モスラ対ゴジラ)を「3大ゴジラ」とか言ってもてはやして、逆襲ゴジラ(ゴジラの逆襲)は無視されてたんですが、ここにきて、ようやく、その野性的かつ妖怪チックな異形の魅力に気づき始めたようで、昔から逆ゴジ好きなわたしとしてはうれしいばかりです。

下は怪獣ソフビの大手メーカー、エクスプラスのソフビならぬプラスチックモデルの発売予定商品の3品です。

元来、金属の型で大量生産されるプラモデル(インジェクションキット)は、やわらかいシリコン型をつかう少量生産のレジンキットより生物的な表現が苦手とされてきましたが、技術が進歩して、レジンキットやソフビに負けない生物的質感あふれる商品も台頭してきました。

  

「メトロポリス」(1927)のロボット、マリアは女性ロボットの元祖で至高の造形アート。

「大アマゾンの半魚人」(1954)のギルマンは人間の女性に恋する悲しきモンスター、着ぐるみの美しい生物的造形美も海中撮影も素晴らしい作品でした。

いぐあなくん、こと「原子怪獣現る」(1953)のリドサウルスはアトミック・モンスターの元祖でゴジラの先輩、生物感あふれる造形美は外国産巨大怪獣の中でもシンプル・イズ・ベストな存在です。

劇中でも印象的な灯台のシーンのジオラマキットがプラスチックモデルとして買えるなんて、いい時代がきました。

エクスプラスとプレミアムバンダイが提携してる東宝マニアックス・シリーズは「ゴジラタワー」(画像が切れててすみません)や海底軍艦・轟天号の発売が予定されてるようです。

このシリーズ、今まで発売したマタンゴやX星人、ミステリアンなどがありますが、大きさが微妙(マタンゴで18cmくらい)で、まだ手を出してません。

ムーンライトSY-3や、妖星ゴラスの隼号、鳳号とか出してほしいけど、あまり小さいと嫌だなあ・・SY-3号や隼号などはが今後、発売されるなら、25cm以上は欲しいなあ、とか思ってます

てんつく工芸さんの出品のゴジラ親子です。

ほかにも紹介できなかったデューラーさん、いっぱいありますが、ここまでとさせていただきます。

 会場は広くて、足の疲労が限界に来てて目的のデューラーさんのブースをすべてまわることができませんでした。

 東京遠征最終日の今日は、明日の出勤にそなえて早めに自宅へ帰らなくてはいけないため昼2時半には会場を後にしました。

Youtubeで、ワンダーフェスティバル2023夏 で検索すれば様々な動画が見れると思いますが、ゴジラ関連だと「ぎわちん」さんのがお勧めです。

 2023年8月25日:記

 

西武園ゆうえんちでウルトラマン・ザ・ライドを体験した翌日、今年の11月3日に公開される新作「ゴジラ-1.0」に登場する新しいゴジラ像を見るために日比谷までやってきました。

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日比谷のシン・ゴジラ像のある公園、通称ゴジラ・スクエアの真横に建つ高層ビル=日比谷ガーデンの4階のロビーに、デ~ンと現れました。

東宝シネマズのチケット売場の外の窓際に、そびえたってます。

実質2メートル強の高さですが、まっすぐ立つと3メートル近くありそうなボリュームに圧倒されます。

入れ替わり立ち代わり記念撮影する人が絶えないので、なかなかシャッター押せませんでした。

ゴジラ・ザ・ライドのゴジラに似てるのは、同じ山崎貴監督によるゴジラだからですが、背ビレの形がちがいます。

独特の貝殻を敷き詰めたような皮膚感が凄い迫力です。

足は、この角度だと3本指に見えますが、初代と同じ4本指です。

同じ4階のロビーには、かつて日比谷シャンテ前に建ってた平成ゴジラ像もあります。高さは1m20cmくらい?かな。

 

下の画像は平成ゴジラ像に代わって日比谷シャンテ前に建ったシン・ゴジラの像。

今、ここは”ゴジラ・スクエア”と呼ばれています。

 

今年の11月3日は、このゴジラ・スクエアでゴジラフェスティバルが開催されるようです。

次回も東京遠征の続きをお届けします。               

                 2023年8月21日:記

 

 

みなさん、長いご無沙汰、失礼しました。

 パソコンを一か月間修理に出してましたので久々の更新です。

スマホでの更新も試みたのですが、どんくさい私にはパスワード認証、暗証番号受信もできず挫折しました(いつかまた、スマホでの更新に再挑戦してみます)。

 

 西武園ゆうえんちで、この7月14日から、ゴジラ・ザ・ライドにかわって始まった新アトラクションの「ウルトラマン・ザ・ライド」を体験してきました。

「夕陽館」の看板もゴジラ・ザ・ライドは「上映予定」、ウルトラマン・ザ・ライドは「上映中」となってます(9月中旬からは両方が上映中となるようです)

さて、気になるウルトラマン・ライドの内容は、というと・・・凄い!ゴジラ~の時よりあきらかに進化してるところがあります。

ゴジラ~の時は、人が避難したあとの廃墟の街で怪獣たちが暴れまわってたのですが、今回はビルの窓明かりの中に人がいるし、道路も人や車がいっぱい動いてます。

なぜか銀座の和光ビルにそっくりな建物や「日活スコープ」の看板がある街は横浜なのか架空の港町かはわからないけど、風情があって、とっても美しい夕景です。

 ゴジラ~の時はお客さんは特殊装甲車に乗ってる設定でしたが、今回はお客さんは科特隊空挺部隊の新入隊員という設定上、背中にジェット推進装置「フローター」

を装着して空を飛んでいる状態なので、スピード感がハンパないです。

 このフローターによる飛翔は「進撃の巨人」の立体起動装置による対巨人戦を思わせます(原理はまったくちがいますが)。

火の玉を吹くゼットンは、まさに「超大型巨人」なわけですが、ゼットンのほうがはるかに動きが俊敏で、バンバン手を振り回して襲ってくるし瞬間テレポートもするので、超・超~強敵です。

怪獣が襲ってくる迫力そのものは、正直言って、ゴジラ~のほうが圧倒的にありますが、空間を猛スピードで飛び回るスリルではこちらのほうがあります。

 とはいえ、ゼットンに叩かれそうになると、ブンと空気圧を頬に感じるし、ウルトラマンが海に落ちると水しぶきがミストになって顔にかかったり、臨場感がビシバシ体感できます。

なお、ライド本編では登場怪獣はゼットンだけだけど、前説のブレショーで橋爪淳さん演じる長官の説明映像にレッドキングやゴモラ、ヒドラ、アントラー、グビラなどがフルCGで暴れる映像が見れます。

 人気のあるバルタン星人やピグモンは出てませんが、じゅうぶん楽しいのです。

前説ブレショーではオレンジ色のコスチュームを着た科特隊隊員による小芝居があります。

それも含めて、予想以上に楽しくて迫力満点で大満足でした。

 ゴジラとウルトラマンの両方とも楽しめる9月中旬以降に、また来たいです。

行こうかどうか迷ってる人は絶対に行ったほうかいいと保証します。

無料の「夕日の丘新聞」にもウルトラマンの記事

円盤型観覧席が回転しながら上昇下降するジャイロタワーから観た夕陽館

志村けんさんの「東村山音頭」で有名な多摩湖が見下ろせます。

今回は富士山は霞んで見えませんでした。

この暑さのせいで工作部屋づくりはすすんでなくて、怪獣模型づくりの話題も、もう少しおまちください。

次回も7月下旬の東京遠征レポートを矢継ぎ早にお届けしたいと思います。

 

         

 

 

                   記:8月19日

片道3時間(実際はそれどころじゃなかった)かけて、怪獣ガレージキットの製作・販売で、この世界では有名な”仁工房”さんへお邪魔してまいりました。

兵庫県の城下町から山陽電鉄→JR西日本神戸線→地下鉄御堂筋線→南海電鉄(急行→普通)と乗り継いで高石市に降り立ちました。

 関西以外にお住いの方にわかりやすく説明すると、大阪の南のほうで和歌山県に向かって、関西空港よりちょっと手前あたりの小都市、と言うとイメージできるでしょうか。

実は駅を降りてお電話させていただいたのですが、それにもかかわらず、道に迷ってしまい、最終的には先代社長さんにお車で迎えに来てもらいました(そのせつは本当にお世話になり、申し訳ありませんでした!)

 

大山竜さん原型の仁工房オリジナルキット「初代ゴジラ電車咥え」です。

これは迫力あるジオラマキットで、今回、観たかった作品のひとつです。

 やっぱり、わたしが今、製作途中でおっぽり出してるT’sFacto改造雛形ゴジラは電車咥えにしようかな、と思いました。

下は、かつてのイノウエアーツ井上雅夫さんの名作キットをクラバートガレージの竹添さんがリスペクトを込めてリメイクした”NATO基地キンゴジ”・・・これも素晴らしいキットで、イノウエ版を持ってる私としても、竹添さんの改良点に目を見張るものがあります(自分の持ってる井上版の良さを残したまま竹添版で改良された部分も取り入れて作り直さないといけないな、と思いました。)

浅井造形さんのラドン(頭が切れてゴメン!)この岩田屋デパートはキットとセットになってたものとは別物で、先代社長さんが新たにフルスクラッチした超大作です。

 この素晴らしいミニチュア岩田屋を作り上げた情熱、尊敬いたします。

わたくしも3Dモデリングで頑張らなければ・・・と決意を新たにしました。

 下は天本英世さんが演じたマタンゴ怪人とキングシーサー、タイガーマスクがチラっと見えてます。

「レジンシェフとうけけ団」さんのキングシーサーのキット、実はわたくし、ずいぶん前に購入して持ってるんだけど、別ポーズに改造しようとして挫折して製作中断してます(また再開したらブログに公開しますね)。

 

ビートル機やヒドラ、バド星人、ペスター、グリーンモンス他、食玩キットの数々。

下は作者不明、岩を持ち上げるファロ島の”巨大なる魔神” で30cmクラス。 

非常にレアな未発売作品、ファロ島の魔神さんの独特の体系や被毛表現が参考になります。

アメリカの元祖とは別の造形美を発見するすばらしいキットです。

機龍(メカゴジラ)とガイガン、ジェロニモン、ペコちゃんとアトムも見えます。

怪傑ハリマオとムーンライトSY-3、このSY-3は外国のガレージキット・デューラーさんの作品だそうです、非売品だけど、これは本当に欲しくなる作品です。

他にも2mもある海底軍艦・轟天号や1m大の妖星ゴラス・はやぶさ号、宇宙大戦争スピップ号などの大型模型、地元大阪を舞台にした「ゴジラの逆襲」のジオラマが2種類などなど、仁工房さんには目移りするような、めくるめく素晴らしい出来栄えの完成品やジオラマが目白押しなので、ぜひみなさんも訪問してください。

ガレージキット・製作・完成品販売「仁工房」 (jin-koubou.jp)

なお、土、日に訪問したい方も事前に連絡されたほうがよろしいかと思います。

今回は自らの怪獣キット制作の話題がなく、ガッカリされたかた、ごめんなさい。

怪獣キットは進んでいませんが、現在、工作室作りのための家の改造をすすめていますので、いましばらくお待ちください。

 

                     2023年6月下旬:記