ゴジラ予告編

 

 

30秒の特報につづき、1分22秒の予告編も公開され、これから、ますますワクワク感は加速していくでしょう。

 公開日と同じ11月3日には、恒例のゴジラフェスティバルが、今年は日比谷のゴ

ジラ・スクエア(昨年は国際フォーラム)で催されるようなので、ぜひ行きたいと思ってます。

 ★撮影用スーツを3Dスキャンしたミレゴジ発売(予定)

以前にも少年リック=エクスプラスから”ミレゴジ”ことミレニアム・ゴジラ(ゴジラ1999)は30cmシリーズで発売されたことはありますが、スタイルもよく、カッコいい商品なのに、顔が似てないのが惜しかった。

実はわたくし、ミレゴジの背びれは大嫌いだけど、顔は初ゴジや逆ゴジの次くらい、ヘタすりゃキンゴジやモスゴジより好きなので、あの顔がどこまで再現されてるか、とっても興味あります。

今回は撮影スーツ(着ぐるみ)から3Dスキャンしただけに、劇中のミレゴジにそっくりなので高価だけど予約しました。

エクスプラスの商品だけど、この商品は予約はゴジラ・ストアのみなので、ミレゴジ大好きな人はゴジラストアのサイトで予約してください。

ゴジラ・ストア | GODZILLA STORE

 

訪日外国人のゴジラファン

日本に来てる外国人観光客にインタビューしてるYoutube動画、いろいろありますね。

 その中で、ブルガリア人のシルさんがインタビューしてるサイトで、ゴジラファンの親子にインタビューしてるのがありました。

11歳のブローデン君とお母さんのジェニファーさん、新宿のゴジラホテル(グレスリーホテル)に泊まり、西武園ゆうえんちのゴジラ・ライドと淡路島ニジゲンノモリのゴジラ・ジップラインを楽しんでゴジラフィギュアをたくさん買い込んだそうです。

 訪日客へのインタビューって、圧倒的に「日本のアニメが好き」って言う人が多く、怪獣ファンは少ないけど、やっぱり、うれしくなってしまいます。

                                          2023年9月13日:記

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「地球防衛軍」4Kデジタルリマスター版、観てきました

9月の第一土曜日、場所は自宅から一時間半、かつての阪急ブレーブスの本拠地、西宮球場跡に建つ大型ショピングモール「阪急西宮ガーデンズ」の最上階の西宮東宝シネマズです。

   

 「午前十時の映画劇場」の名のとおり、10時きっかりに始まった「地球防衛軍」(昭和32年)のリマスターは、66年の昔の映画というより、まるで新作映画のような新鮮な気持ちで観ることができました。

 実はわたくし、昭和53年(1978年)、最後の東宝チャンピオンまつりで短縮版上映された時にも劇場で当作品を観ているのですが、その時以来の高揚感がありました。

 その後発売されたDVDで、短縮版ではカットされた白川由美さんがお風呂の窓越しにモゲラを目撃するシーンに感動した記憶があります。

 今回のデジタルリマスター版を観て、DVD版では場面によって黄色ぽかったり、青っぽくくすんでる色合いは当時の映画フィルム特有のものとして当たり前だと思って特に不満を感じることなく普通に観てたんだけど、本来はそうではなかったんだと、認識が変わりました。

 本来はこんなに鮮やかな色彩だったんだ、と思ったのと、昭和32年当時、この映画を”新作”として観た人達の感覚を共有してるような、タイムトリップ感がありました。

 具体的には、ミステリアンの着てるヒラヒラのマントの材質感や、ヘルメットのテカリ・・・アルファ号、ベータ号の塗装の色具合、などなど特撮模型モデラーとしては興奮しまくりの贅沢な時間でした。

 また、映像が鮮明になったぶん、ミステリアン円盤やアルファ、ベータ号を吊ってる糸も見えまくりなんだけど、円谷特撮の手作り感がなんとも味わい深いです。

 で、ここからは作品そのものの感想です。

個人的な好みですが、宇宙人が人間っぽすぎることが、この作品の弱点であり、味でもあると感じています。

 侵略テーマのSF映画は、宇宙人の姿が人間ばなれしてて、何を考えてるかわからないほうが怖い、と思うのです。

 そういう意味では、1953年のバイロン・ハスキン監督の「宇宙戦争」など、アメリカ映画の侵略宇宙人は怖いのが多いです。

 日本でも、侵略者ではなく友好宇宙人だけど、大映が前年の昭和31年に発表した「宇宙人東京に現る」のパイラ星人は、ヒトデ型の異様な見た目がシュールで良かったと思います(この点は小松崎茂画伯に岡本太郎画伯が勝利)。

 ミステリアン統領役の土屋嘉男さんの怪演も別次元で語るべきで、今の感覚では、”ストーカー体質の盗撮宇宙人の婚活物語”を、壮大なスペクタクルで描いた”珍作”が本作「地球防衛軍」の本質ではないかと思います。

 2年後、同じ本多・円谷・伊福部トリオで作られた続編「宇宙大戦争」のほうが、宇宙人ナタールの描き方に進歩があるし、アメリカ映画にも劣らないSF感を感じました。

 この続編「宇宙大戦争」のほうが侵略SF映画としては完成度が高いのだけど、前編「地球防衛軍」には、ロボット怪獣モゲラという強力キャラが登場するぶん、総合的な見地で見比べると、やはり「地球防衛軍」のほうに軍配が上がる気がします。

 侵略SF映画としての評価とは別の、”怪獣映画”としての魅力もあるのが「地球防衛軍」の魅力です。

 モゲラは、「妖星ゴラス」におけるマグマはもちろん「海底軍艦」におけるマンダよりも、あきらかに作品の中で重要な役割を果たしています。

 私は「妖星ゴラス」のマグマは決して”付け足し”ではなく、それなりに存在意義があると思うのだけど、もっと南極基地を壊すシーンが欲しかったです。

「海底軍艦」のマンダも、地上に現れて街を壊すシーンか、アメリカの潜水艦レッドサタン号を襲うシーンがあればよかったのに・・・と思います。

「緯度0大作戦」のグリフォンはちゃんとストーリーにからんでる存在でしたね、でも活躍シーンが少なすぎます。

デァゴスティーニ東宝怪獣コレクション・・・・に思うこと

怪獣フィギュアとしては、はじめての統一スケール(1/700)で発売されるデアゴスさんの隔週刊・分割図鑑、楽しみにされてるみなさんも多いと思います、

 でも、ごめんなさい、わたくしは小学生の時に怪獣図鑑などのムック本に載ってる怪獣の身長(や体重)はデタラメでいい加減だと気付いたので、今回のこのデアゴスさんの企画自体がちっともうれしくないのです。

第一、身長50m初代ゴジラは1/700だと、たった7.5cmという小ささ。

キングギドラは身長100m設定だけど、なぜか首を曲げた状態で100mとしてるようで、初代ゴジラや初代メカゴジラと見た目の大きさの印象に差がありすぎます。

 ですが、設定が180mと大きい初代モスラの幼虫は1/700でも24cmと手頃な大きさなので購入しようと思ってるので、今のところは幼虫モスラが楽しみです。

成虫モスラも初代の設定(翼長250m)で商品化され、かつ海洋堂のリボルテックモスラに負けないくらい造形が良ければ購入します。

 しかし、このシリーズ好きな初期の怪獣はときどき購入するでしょうが、集めることはないです。

 若戸大橋に匹敵する全長数百メートルのドゴラはどうするのでしょう?

また怪獣図鑑と実際の映像の中で大きさのちがう怪獣はどうするんだろう?

たとえば「地球防衛軍」のモゲラは怪獣図鑑では身長50mとなってるけど、映像の中では高圧送電塔よりかなり低く2階建住宅が腰まであり、消防車の放つ水柱の大きさから20mくらいか、せいぜい大きく見積もっても30mくらいと思われます。

モゲラが50mあったら、鉄橋が落ちたくらいでは壊れない気がします。

バラゴンやフランケンシュタイン、ゲゾラ、ガニメ、カメーバ、サンダ、ガイラなどの20m級や30m級の怪獣は3cm~4.5というミニサイズになってしまい、食玩より小さいグリコのオマケのようになってしまいます。

 それから、ゴロザウルスみたいに、デビュー作「キングコングの逆襲」公開当時の少年雑誌においては身長20mで尻尾の先までの「全長」が35mとなってたのに、いつのまにか「身長」が35mと記載されるようになったものも、どう解釈して商品化されるのか?気になりますね。

 おそらく、ドゴラは商品化されず、モゲラは50m説で、ゴロザウルスは身長35m設で商品化される気がします。

 

私個人はディアゴスティーニさんには「怪獣総進撃」のムーンライトSY-3号をブースターと発射台を含めた大型モデルとして、分冊で出してほしかった。(SY-3号本体が25~30cm、ブースターとドッキング状態で60~80cmくらい)

ムーンライトSY-3がブースターとドッキングした状態で打ち上げられる場面

 または「東宝SF映画メカコレクション」もしくは「日本SF映画メカコレクション」として、食玩の東宝マシンクロニクルよりはメカそのモノが大きいシリーズの企画・発刊してほしいです。

「地球防衛軍」のアルファ号、ベータ号、マーカライトファープ、マーカライトジャイロ、ミステリアン円盤、「宇宙大戦争」の宇宙ステーション、スピップ号、月面探検車、「妖星ゴラス」の隼号、鳳号、V-TOL機、「モスラ」の原子熱戦砲・・・etc

 日本SF映画全体で東宝以外のSFメカとなると、松竹の「宇宙大怪獣ギララ」のアストロボート、東映の「ガンマー第3号・宇宙大作戦」に登場した宇宙戦車などの各種メカ&ビークル、などなど分冊シリーズとして再商品化されたら夢のようです。

 

これらは統一スケールなどと無意味なことはせずに、やや小さめながらコレクションしやすい充分な大きさで毎号、隔週刊で本屋さんに並んだりしたらワクワクします。

 デアゴスティーニさん、「東宝SF映画メカコレクション」もしくは「日本SF映画メカコレクション」をぜひ、ご検討お願いします。

 

工作室作りは、暑さのせいではかどってませんが、fusion360による岩田屋デパート3D設計はすこしづつ進んでおります。

早く、キット作りを再開したいですが、まだ少し先になりそうです。

                    2023年、9月11日:記

 

 

 

 

 

東京遠征第3弾!!と言っても西武園ゆうえんちは埼玉県、今回のワンフェスは千葉県なんだけど、会場の幕張メッセは駅降りてだいぶ歩かなくてはいけないのが、足の悪いわたくしグレンマンガンにはつらいのでした(駅裏から出てるバスに乗ればよかった)。

今回の最大の目的はコレ、マイティジャックのマイティ号のキット購入です。

アレ?昔、テレビで観たマイティ号と、なんか印象がちがうぞ、と違和感を感じたあなた、大正解です。

このマイティ号はテレビ放送が終わって20年ちかく経って、プラモ雑誌「ホビージャパン」誌上で、イラスト小説として復活した時の、リニューアルされたマイティ号なのです。

マイティ号の艦載機もセットになっております。

このマイティ号を出品されてるデューラー(出品者)さんは、「SOY-YA!!(そいや)」さんで、宇宙戦艦ヤマト系の宇宙戦艦なども出品されており、そのノウハウでもってリニューアル・マイティ号を造形されてるので、メカニックとしての魅力はオリジナルのマイティ号を越えてるとも思ありますえます。

 画像は完成見本で、キットはレジンパーツと3D積層パーツで構成されており、艦橋窓は透明パーツなのがうれしいです・

大きさは、かつてイマイから発売された「ビッグマイティ号」と同じ全長50cmというボリュームです。

 実はわたくし、イマイのビッグ・マイティ号も持ってます、何度目かの再発売のもので、まったく手をつけずに箱に入った状態です。

マイティ号に関しては語りたいことはいっぱいあるけど、それはまたいつかゆっくりやりますね。

 今回のワンフェスでは、ほかにも見るべきものがいっぱいあるので次に行きます。

毎度おなじみ、マペット式の手踊り人形の受注制作もやってるギニョール造形工房「吉埜(よしの)」さんは、歴代ゴジラの頭部もしくは上半身が揃っており、白熱光を吐くゴジラや赤い熱戦を吐くバラゴン、ラドンやモスラ、キングギドラの吊り人形によるパフォーマンスで毎回、人気を集めていました。

逆襲ゴジラの目がキョロキョロ動くタイプのものもあって、これがあれば、自分で怪獣映画のショートムービーが作れそうで、観てるだけで夢が広がります。

 次はマニアしか知らない貴重な絵コンテ版初代ゴジラです。

第1作「ゴジラ」の撮影に入る前に、ピクトリアル・スケッチと呼ばれるストーリーに沿った絵コンテが描かれたのですが、恐竜っぽいのや獅子舞っぽいの、いろんなゴジラが描かれた中で、異彩を放つユニークな、獅子舞タイプのゴジラを立体化したがこれです。

デューラーは、地下鉄心斎橋駅の逆襲ゴジラ像も造られた、てんつく工芸さんです。

この絵コンテ初代ゴジラは今後、発売される予定もあるそうなので、気になる人は、てんつく工芸さんを要チェックです。

和風テイストあふれるゴジラ以前のゴジラ、もし、時代劇でゴジラの映画を作るなら、このデザイン、造形を採用して幻想美あふれる時代劇つくってほしいです。

 下の画像は、ホライズンさんのデフォルメ・タイプの逆襲ゴジラです。ピンボケですみません。

逆襲ゴジラの着ぐるみの特徴をとらえた素晴らしい造形、独特の顔の造形、特に目の上の突起(眉)が垂れ下がった独特の不敵な面構えが魅力的です。

ホライズンさんでは、デフォルメでない逆襲ゴジラの製作予定もあるそうなので全国の逆ゴジファンは期待しましょう!!

下はKOCさんの40cm級のビッグな逆襲ゴジラ、正面向きと左向きの2種類の頭部の取り替えが楽しいコンバーチブルなレジンキットです。

 ひと昔まえは初代ゴジラ、キンゴジ(キングコング対ゴジラ)、モスゴジ(モスラ対ゴジラ)を「3大ゴジラ」とか言ってもてはやして、逆襲ゴジラ(ゴジラの逆襲)は無視されてたんですが、ここにきて、ようやく、その野性的かつ妖怪チックな異形の魅力に気づき始めたようで、昔から逆ゴジ好きなわたしとしてはうれしいばかりです。

下は怪獣ソフビの大手メーカー、エクスプラスのソフビならぬプラスチックモデルの発売予定商品の3品です。

元来、金属の型で大量生産されるプラモデル(インジェクションキット)は、やわらかいシリコン型をつかう少量生産のレジンキットより生物的な表現が苦手とされてきましたが、技術が進歩して、レジンキットやソフビに負けない生物的質感あふれる商品も台頭してきました。

  

「メトロポリス」(1927)のロボット、マリアは女性ロボットの元祖で至高の造形アート。

「大アマゾンの半魚人」(1954)のギルマンは人間の女性に恋する悲しきモンスター、着ぐるみの美しい生物的造形美も海中撮影も素晴らしい作品でした。

いぐあなくん、こと「原子怪獣現る」(1953)のリドサウルスはアトミック・モンスターの元祖でゴジラの先輩、生物感あふれる造形美は外国産巨大怪獣の中でもシンプル・イズ・ベストな存在です。

劇中でも印象的な灯台のシーンのジオラマキットがプラスチックモデルとして買えるなんて、いい時代がきました。

エクスプラスとプレミアムバンダイが提携してる東宝マニアックス・シリーズは「ゴジラタワー」(画像が切れててすみません)や海底軍艦・轟天号の発売が予定されてるようです。

このシリーズ、今まで発売したマタンゴやX星人、ミステリアンなどがありますが、大きさが微妙(マタンゴで18cmくらい)で、まだ手を出してません。

ムーンライトSY-3や、妖星ゴラスの隼号、鳳号とか出してほしいけど、あまり小さいと嫌だなあ・・SY-3号や隼号などはが今後、発売されるなら、25cm以上は欲しいなあ、とか思ってます

てんつく工芸さんの出品のゴジラ親子です。

ほかにも紹介できなかったデューラーさん、いっぱいありますが、ここまでとさせていただきます。

 会場は広くて、足の疲労が限界に来てて目的のデューラーさんのブースをすべてまわることができませんでした。

 東京遠征最終日の今日は、明日の出勤にそなえて早めに自宅へ帰らなくてはいけないため昼2時半には会場を後にしました。

Youtubeで、ワンダーフェスティバル2023夏 で検索すれば様々な動画が見れると思いますが、ゴジラ関連だと「ぎわちん」さんのがお勧めです。

 2023年8月25日:記

 

西武園ゆうえんちでウルトラマン・ザ・ライドを体験した翌日、今年の11月3日に公開される新作「ゴジラ-1.0」に登場する新しいゴジラ像を見るために日比谷までやってきました。

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日比谷のシン・ゴジラ像のある公園、通称ゴジラ・スクエアの真横に建つ高層ビル=日比谷ガーデンの4階のロビーに、デ~ンと現れました。

東宝シネマズのチケット売場の外の窓際に、そびえたってます。

実質2メートル強の高さですが、まっすぐ立つと3メートル近くありそうなボリュームに圧倒されます。

入れ替わり立ち代わり記念撮影する人が絶えないので、なかなかシャッター押せませんでした。

ゴジラ・ザ・ライドのゴジラに似てるのは、同じ山崎貴監督によるゴジラだからですが、背ビレの形がちがいます。

独特の貝殻を敷き詰めたような皮膚感が凄い迫力です。

足は、この角度だと3本指に見えますが、初代と同じ4本指です。

同じ4階のロビーには、かつて日比谷シャンテ前に建ってた平成ゴジラ像もあります。高さは1m20cmくらい?かな。

 

下の画像は平成ゴジラ像に代わって日比谷シャンテ前に建ったシン・ゴジラの像。

今、ここは”ゴジラ・スクエア”と呼ばれています。

 

今年の11月3日は、このゴジラ・スクエアでゴジラフェスティバルが開催されるようです。

次回も東京遠征の続きをお届けします。               

                 2023年8月21日:記

 

 

みなさん、長いご無沙汰、失礼しました。

 パソコンを一か月間修理に出してましたので久々の更新です。

スマホでの更新も試みたのですが、どんくさい私にはパスワード認証、暗証番号受信もできず挫折しました(いつかまた、スマホでの更新に再挑戦してみます)。

 

 西武園ゆうえんちで、この7月14日から、ゴジラ・ザ・ライドにかわって始まった新アトラクションの「ウルトラマン・ザ・ライド」を体験してきました。

「夕陽館」の看板もゴジラ・ザ・ライドは「上映予定」、ウルトラマン・ザ・ライドは「上映中」となってます(9月中旬からは両方が上映中となるようです)

さて、気になるウルトラマン・ライドの内容は、というと・・・凄い!ゴジラ~の時よりあきらかに進化してるところがあります。

ゴジラ~の時は、人が避難したあとの廃墟の街で怪獣たちが暴れまわってたのですが、今回はビルの窓明かりの中に人がいるし、道路も人や車がいっぱい動いてます。

なぜか銀座の和光ビルにそっくりな建物や「日活スコープ」の看板がある街は横浜なのか架空の港町かはわからないけど、風情があって、とっても美しい夕景です。

 ゴジラ~の時はお客さんは特殊装甲車に乗ってる設定でしたが、今回はお客さんは科特隊空挺部隊の新入隊員という設定上、背中にジェット推進装置「フローター」

を装着して空を飛んでいる状態なので、スピード感がハンパないです。

 このフローターによる飛翔は「進撃の巨人」の立体起動装置による対巨人戦を思わせます(原理はまったくちがいますが)。

火の玉を吹くゼットンは、まさに「超大型巨人」なわけですが、ゼットンのほうがはるかに動きが俊敏で、バンバン手を振り回して襲ってくるし瞬間テレポートもするので、超・超~強敵です。

怪獣が襲ってくる迫力そのものは、正直言って、ゴジラ~のほうが圧倒的にありますが、空間を猛スピードで飛び回るスリルではこちらのほうがあります。

 とはいえ、ゼットンに叩かれそうになると、ブンと空気圧を頬に感じるし、ウルトラマンが海に落ちると水しぶきがミストになって顔にかかったり、臨場感がビシバシ体感できます。

なお、ライド本編では登場怪獣はゼットンだけだけど、前説のブレショーで橋爪淳さん演じる長官の説明映像にレッドキングやゴモラ、ヒドラ、アントラー、グビラなどがフルCGで暴れる映像が見れます。

 人気のあるバルタン星人やピグモンは出てませんが、じゅうぶん楽しいのです。

前説ブレショーではオレンジ色のコスチュームを着た科特隊隊員による小芝居があります。

それも含めて、予想以上に楽しくて迫力満点で大満足でした。

 ゴジラとウルトラマンの両方とも楽しめる9月中旬以降に、また来たいです。

行こうかどうか迷ってる人は絶対に行ったほうかいいと保証します。

無料の「夕日の丘新聞」にもウルトラマンの記事

円盤型観覧席が回転しながら上昇下降するジャイロタワーから観た夕陽館

志村けんさんの「東村山音頭」で有名な多摩湖が見下ろせます。

今回は富士山は霞んで見えませんでした。

この暑さのせいで工作部屋づくりはすすんでなくて、怪獣模型づくりの話題も、もう少しおまちください。

次回も7月下旬の東京遠征レポートを矢継ぎ早にお届けしたいと思います。

 

         

 

 

                   記:8月19日

片道3時間(実際はそれどころじゃなかった)かけて、怪獣ガレージキットの製作・販売で、この世界では有名な”仁工房”さんへお邪魔してまいりました。

兵庫県の城下町から山陽電鉄→JR西日本神戸線→地下鉄御堂筋線→南海電鉄(急行→普通)と乗り継いで高石市に降り立ちました。

 関西以外にお住いの方にわかりやすく説明すると、大阪の南のほうで和歌山県に向かって、関西空港よりちょっと手前あたりの小都市、と言うとイメージできるでしょうか。

実は駅を降りてお電話させていただいたのですが、それにもかかわらず、道に迷ってしまい、最終的には先代社長さんにお車で迎えに来てもらいました(そのせつは本当にお世話になり、申し訳ありませんでした!)

 

大山竜さん原型の仁工房オリジナルキット「初代ゴジラ電車咥え」です。

これは迫力あるジオラマキットで、今回、観たかった作品のひとつです。

 やっぱり、わたしが今、製作途中でおっぽり出してるT’sFacto改造雛形ゴジラは電車咥えにしようかな、と思いました。

下は、かつてのイノウエアーツ井上雅夫さんの名作キットをクラバートガレージの竹添さんがリスペクトを込めてリメイクした”NATO基地キンゴジ”・・・これも素晴らしいキットで、イノウエ版を持ってる私としても、竹添さんの改良点に目を見張るものがあります(自分の持ってる井上版の良さを残したまま竹添版で改良された部分も取り入れて作り直さないといけないな、と思いました。)

浅井造形さんのラドン(頭が切れてゴメン!)この岩田屋デパートはキットとセットになってたものとは別物で、先代社長さんが新たにフルスクラッチした超大作です。

 この素晴らしいミニチュア岩田屋を作り上げた情熱、尊敬いたします。

わたくしも3Dモデリングで頑張らなければ・・・と決意を新たにしました。

 下は天本英世さんが演じたマタンゴ怪人とキングシーサー、タイガーマスクがチラっと見えてます。

「レジンシェフとうけけ団」さんのキングシーサーのキット、実はわたくし、ずいぶん前に購入して持ってるんだけど、別ポーズに改造しようとして挫折して製作中断してます(また再開したらブログに公開しますね)。

 

ビートル機やヒドラ、バド星人、ペスター、グリーンモンス他、食玩キットの数々。

下は作者不明、岩を持ち上げるファロ島の”巨大なる魔神” で30cmクラス。 

非常にレアな未発売作品、ファロ島の魔神さんの独特の体系や被毛表現が参考になります。

アメリカの元祖とは別の造形美を発見するすばらしいキットです。

機龍(メカゴジラ)とガイガン、ジェロニモン、ペコちゃんとアトムも見えます。

怪傑ハリマオとムーンライトSY-3、このSY-3は外国のガレージキット・デューラーさんの作品だそうです、非売品だけど、これは本当に欲しくなる作品です。

他にも2mもある海底軍艦・轟天号や1m大の妖星ゴラス・はやぶさ号、宇宙大戦争スピップ号などの大型模型、地元大阪を舞台にした「ゴジラの逆襲」のジオラマが2種類などなど、仁工房さんには目移りするような、めくるめく素晴らしい出来栄えの完成品やジオラマが目白押しなので、ぜひみなさんも訪問してください。

ガレージキット・製作・完成品販売「仁工房」 (jin-koubou.jp)

なお、土、日に訪問したい方も事前に連絡されたほうがよろしいかと思います。

今回は自らの怪獣キット制作の話題がなく、ガッカリされたかた、ごめんなさい。

怪獣キットは進んでいませんが、現在、工作室作りのための家の改造をすすめていますので、いましばらくお待ちください。

 

                     2023年6月下旬:記

 

 なかなか作品を完成できないダメモデラーであるわたくしですが、このたび、「工作室」を作る準備をはじめました。

 過去にも、工作室を作ろうとしたこともあるけど、エアコンが設置できない構造上の問題点があり、やはり、テレビがあって、エアコンのある居間(兼パソコン部屋)で工作することになってしまったのでした。

 さらに親の死後に発生した土地問題で家は半分取り壊し、ますます模型工作できない状況になり、物置き小屋を改造した生活空間で今、ちまちまやってるのを、なんとか脱出したいと思います。

 今、生活している物置き小屋の2Fに エアコン付きテレビ・オーディオ付きで快適に模型工作できる部屋を年内に作る予定です。

今まで、途中経過しか報告できなかったジオラマが次々に完成発表できる楽しいブログになるまで、みなさん、もう少しお待ちください。

黒龍工房の高圧鉄塔とTsFactoの雛形タイプ初代ゴジラ(改造)を並べてみました。

鉄塔は3D成型商品なのですが、私がサポート成型部分を切り離す時に、四本足の支柱の大事な部分を間違ってカットしてしまったため、不安定に歪んでます。

3D成型モデルの切り出しって、予想以上にむずかしいです。 

 ゴジラは両腕と頭・下顎はまだ接着してなくて、紙粘土(百均で買った造形粘土)で、とりあえず、くっつけてる状態です。

ゴジラの下あごは、できることなら、シュライヒ社の恐竜フィギアみたいに自然な感じで開閉できるようにしたいけど、私の技術がおぼつかないので、最終的には固定式にせざるをえないかも。

このゴジラは電車を咥えさせてみようかとも思ってるんだけど、挫折するかもしれません。

身長50mで32cmのゴジラに対し1/150のNゲージの電車でほぼ縮尺は合うはずなのに、Nゲージだと、あの有名なスチール写真のようにはならず、電車がデカくてサマにならないのです。

スチール写真は迫力を出すために電車をあえて小さくコラージュしてるのです。

スチール写真のイメージを重視するなら、1/300くらいの小さい模型を探さなくてはいけません・・・が、実際にはそんな模型ありません。

妥協して、Nゲージより小さい”Zゲージ”だと1/220だから、いくぶんスチール写真に近づけるので、とりあえず、神戸や大阪に出たときにZゲージで似た車両を探してみます。

 ところで前回、手芸用品のツツミボタンで作ったX星人円盤を、ブルーミックスで型取りしてレジンキャストで3機、複製しました。

盛って削って研いてカタチを整えてから塗装しようと思います。

寝姿のゴジラとラドンも、も少し形を整えてから塗装します。

 3Dモデリングの岩田屋デパートも着々とすすんでいます。

最近、ホビージャパン社から「空の大怪獣ラドン」のミニチュアセットを扱った豪華本「夢のかけら」が出ました。

(夢のかけら エクストラ ジ ・ アート ・ オブ 空の大怪獣 ラドン 特撮 ・ 建築ミニチュアの世界 )         

これは凄い本です。

井上泰幸展のために再現されたセットの資料いっぱい惜しみなく掲載されてます。

資料としての価値ありすぎで¥3850では安すぎるほどです。

特に、岩田屋デパートの模型を作りたい人(私以外、全国に何人いるかな?)には夢のような本です。ホビージャパンさん、ありがとう!

p,s, この本を見ると、円谷特撮の素晴らしさ井上泰幸さんの偉大さ、この映画に関わった当時の映画人の情熱を感じて、感動します。

いい時代だったんだな、自分も頑張ろう!って気になります。

                       (2023年5月中旬:記)

P.S.その2

第1作「ゴジラ」の品川上陸シーンで、ゴジラの足に激突するのは、「EF58」通称”ゴハチ”と呼ばれる鉄道ファンに人気の高い電気機関車であること、いまさらながら知りました、鉄道ファンおよび鉄道模型ファンのみなさま、失礼しました!

  

このゴハチ、Zゲージも発売されてますが、動力付きで1万5千円から2万円近くしますし、中古が安く手に入りやすいNゲージと比べて、Zゲージでは中古を探し当てるのは困難です。

また、新品で、こんな高価な模型を”壊れ車両”としてジオラマに使うなんてもったいないです。

この写真はZゲージのEF58ですが、とても精密でカッコいいのでゴジラと関係なくても欲しくなってしまいました。

もし、ジオラマを作るとしたら、先頭車両であるEF58は、まったく壊れてない状態でゴジラの足元に転がってて、客車のほうをゴジラが咥えてる構図にしようかなと思います・・・が、このT’sFacto改造ゴジラは結局、過去にも作ったジェット機(セイバーF86)に妥協するかもしれないし、スチール写真にある森永ミルクキャラメルをバックにゴジラがグラマー美女をつかんでる(比率がメチャクチャ)のにするかもしれないし、今だ考え中です。

公開時のパンフレットです。日本で初めての怪獣映画ということもあり、宣伝部の人もゴジラの大きさを把握できてなくて、たぶんアメリカの元祖キングコングと同じくらいだと思って、この写真をつくったのでしょう。

(2023年6月13日:記)

 

 

 

ゴジラ第6作「怪獣大戦争」(昭和40年)のロビーカードです。

この作品は怪獣映画でありながら侵略SF映画でもある楽しい映画でした。

特にX星人の円盤が眠ってるゴジラとラドンを宇宙へと輸送するシーンが圧巻でした。

 X星人の円盤は何種類かガレージキット化されてますし、X星人の円盤に輸送される眠りゴジラは酒井ゆうじさんがキット化されたし、X星人円盤と眠りラドンも「レジンシェフとうけけ団」さんによるキットが出たことがありますし、YAMAKAWA造形部さんはゴジラ、ラドン両方とも、このシチュエーションをキット化されましたが、いずれも現在は非常に入手困難です。

でも、センス・オブ・ワンダーに溢れれたこの名シーンをジオラマで再現したい!って思ってる怪獣モデラーは多いでしょう・・・かくゆうわたしもそのひとりです。

 

ゴジラは、バンダイのH.Sモンスターズのモスゴジ、ラドンは海洋堂リボルテックの初代ラドンを”眠りポーズ”に改造することにして、問題は”X星人の円盤”です。

そんなある日、近所のショッピングモールの手芸コーナーで、丸くて平べったい不思議な商品を見かけました。

「プラスチック・ツツミボタン」なる商品、どうやら布をかぶせて「つつみボタン」を作るための芯になる素材のようです。

大きさのバリエーションも豊富で、大きいのと小さいのを組み合わせれば、身長12cm~15cm程度のラドン、ゴジラに対して、ちょうどいい大きさのX星人円盤が作れるんじゃないかと、ひらめいたのです。

 それで、直径7cmと、その半分の3.5cmのものをそれぞれ複数買って、それにプラモデル屋さんで売ってるガンプラ改造用の「丸モールド」を合わせて、”X星人円盤ふう”のものをつくってみました。

 7cmのツツミボタンを上下に貼り付け、3.5㎝を上に4枚、下に2枚貼り付け、丸モールドをてっぺんに一つ、下は「反重力発生装置」兼「着地ギア」として正三角形に3つ配置して貼り付けました。

しかし、ツツミボタンの丸みが厚いため、実際のX星人円盤よりも”どら焼き”っぽいフォルムの丸っこい形になってしまいました。

”眠りポーズ”のラドンとゴジラ、それぞれ海洋堂、バンダイのアクション・フィギアとして自由にポーズを変えられる商品でしたが、眠りポーズにするためには、それぞれ大量のエポキシパテで全身の4割から5割くらい自作しなくてはなりませんでした。

ラドンは”立ち寝”なんだけど、”座り寝”のゴジラとのボリューム感の対比がちょうどいい感じになりました。

”怪獣図鑑”とちがい、実際の撮影現場での設定はゴジラが身長50m、ラドンは40mなので、このバランスが偶然にもちょうどいい感じになりました(※注1)。

それぞれ、大戦争ラドン、大戦争ゴジではなく、初代ラドンとモスゴジなのもミソです。

ラドンの翼を「眠り仕様」にエポキシパテでつくるのは予想外に難しく、いくつも失敗して、なんとかこの形になるまで苦労の連続でしたが、映画のDVDを見直すと、もっとこうしたほうがよかったとか、後悔が沸き起こってしまいます・・・とは言え作り直す気力は今はないです。

 ところで、映画の眠り姿は、ゴジラの尻尾の先がアゴまで届いてない状態なのですが、それは尻尾の巻き方がゆるいためで、しっかり巻くと今回造形したように、尻尾の先を肩に背負う感じになるのです。

結果、映画の眠りポーズとはちょっとちがってしまったけど、個人的には、これはこれで(映画より)むしろカッコいいんじゃないかと思います。

なお、X星人円盤はブルーミックスを使ってレジンキャストで複製して3機つくる予定です。

それはツツミボタンのが、塗料が乗りにくいポリエチレンっぽい材質だからというのもあります(レジンも市販のプラモデルより塗料の乗りはよくないけど、ポリよりはだいぶマシ)。

 

前回、予告しました”高圧鉄塔”は、ニッパーでサポート材から切り離す際に切ってはいけない箇所を切ってしまったり、初っ端からつまずき、ちょっと後回しにしますね、期待したかた、ごめんなさい。

(2023年4月下旬、記)

※注1=第1作「ゴジラ」では銀座の服部時計台や松坂屋デパートは1/25で作られたのに対し「空の大怪獣ラドン」の岩田屋デパートは1/20でつくられたことから、設定上は5:4で、ラドンがやや小さいことになります。

※各種”怪獣図鑑”に記載されてる怪獣の身長・体重は、映画の製作に直接かかわってない宣伝部や、少年雑誌の執筆者がテキトーに決めた数値が、いつのまにか定説になってしまい、デタラメもいいとこなので、僕は絶対に信用してません。

                       (2023年4月下旬:記)

すみません、2月はついにブログ更新できませんでした。

仕事のほうが忙しくて、模型製作のための環境づくりも進みませんでした。

と、いうわけで、とりあえずの近況報告です。

NECA(ネカ )という歴代ゴジラも出してる海外メーカーから発売されてる’33年版のキングコングをアマゾンで購入しました(輸入ものなので日にちはかかりました)。

付属品の異なるバージョンがいくらかあり、コング本体の塗装もちがうのがあるようですが、私はオーソドックスな塗装で、複葉機と鎖付き腕輪が付いたニューヨークバージョンにしました。

大きさは20cmで、バンダイのH.Sモンスターズより大きく、エクスプラスの大怪獣シリーズより小さい感じです。

キャプテン・スカーレットのパトロールカーのミニカー(vivid imaginacionsという外国メーカー)をヤフオクでGETしたので、うれしがって追跡戦闘車(永大グリップという国内メーカー)と並べて、コングと記念撮影しました。

ほかにプテラノドンなどが付いてるジャングル・バージョンなどもあります・・・・が、女優フェイ・レイさん演じるヒロイン、アン・ダロウの人形が付いたバージョンはないようなのです。

コングがつかめるサイズのアン・ダロウのフィギア欲しい!

初代コングの身長設定が’7~8mなので、1/35~1/40のアン・ダロウへの改造可能な美女フィギアさがしてみたいです。

コングに対応する恐竜たちも揃えたいですが、最近のシュライヒ社の恐竜はリアルすぎて、このコングに合わない気もします。

33年版のコングや恐竜の撮影用モデルを創ったマルセル・デルガドさんのようなタッチのレトロ・クラシカルなテイスト・皮膚感の恐竜が欲しい!

岩田屋デパート3Dモデリングも少しづつすすんでおります。

それと、これ、第一作ゴジラに登場した高圧鉄塔です。

黒龍工房さんより’54ゴジラタイプ鉄塔を購入しました。

精密さに定評のあるKinoArtsさんによる3Dモデリング・キットですが箱を開けたら、3Dモデリング製品特有の精密すぎるパーツ構成にビビッてしまって、戦意喪失してしまいました。

まずはは高価な薄刃ニッパーを購入してからパーツ切り出しに取り掛かります。

    

この末広がり型のガッシリしたフォルムの鉄塔は、まさに初代ゴジラにピッタリ!

1基8000円と多少お高いけど、KATOなどの鉄道模型メーカーから市販されてるNゲージストラクチャの高圧鉄塔より、ずっと精密でレトロなムードを醸し出してるので、これは”買い”だと思います。

この’54ゴジラ鉄塔、欲しいと思った人は、とりあえず「黒龍工房」で検索してみてください。

もし、数量や時期的な問題で、現時点で購入できなくなってたら御免なさい。

                         2023年3月中旬・記

 

 

去年のワンダーフェスティバル(千葉、幕張メッセ)で発表された痛快娯楽劇場さんのジオラマキット「ラドン来襲!」実はに密かに購入してました。

上はスチール写真、下は映画の一場面です。

秘密にしててすみませんでした。

原型は橋本智さんで、ラドンは体長20cm、翼長40数cmで、エクスプラスの大怪獣シリーズより少し小さいくらい。

スケール的には1/200~1/250くらいなので、ビルや橋などの建造物は、基本的に1/150のNゲージより小さい"Zゲージ"のストラクチャ・小物を使えば、どんどん精密化できると思えます。

 とは言え、ZゲージはNゲージに比べて、まだまだ商品のバリエーションが乏しいので、昭和30年代のバスや自動車、路面電車などが調達できるかどうかは現時点ではギモン・・・・。

上の写真、本当は奥にもうひとつ小さいルがあるのに置き忘れてました。下の写真にはそれもちゃんと置いてます。

 今はまだ接着せずに大きい部品だけ大雑把に並べただけで、底にバリがついたままなのでビルがヒョコいがんでてすみません。

中央の大きいビルは日活ホテル、向かって左が国際ホテルで、ラドン公開2年前の昭和29年にマリリン・モンローとジョー・ディマジオが新婚旅行で泊まったホテルです。

(118) 【伝説の世界的スター】マリリンモンロー博多に来る‼博多の街でマリリンモンローの足跡を訪ねた。 - YouTube

大通りをはさんだ向かい側は花関ビル、その横に並んで建ってるいちばん右にあるのが大洋ビルで、ここには大映の映画館があったそうだから、軒いるライバル会社関連ビルを破壊した東宝さんでした(ちなみにラドンと同じ昭和31年に大映は岡本太郎画伯がデザインしたヒトデ型宇宙人が登場する「宇宙人東京に現る」を発表)。

大通りには路面電車の路線があり、那珂川にかかる西大橋の途中までをキットは再現してます。

Zゲージで、該当する路面電車か、似た車両が発売されてたら、メチャクチャ〟映える”ジオラマにできそうなんだけど・・・・・ないかな?

ラドンは翼、胴体、頭部、脚、爪など各パーツを真鍮棒で軸受けして組み合わせて隙間を紙粘土で埋めた状態で、まだ接着剤を使う前の”仮組み”です。

これまで模型化された飛行ポーズのラドンのキットとしては最高傑作と言っていい素ん晴らしい出来映えのキットで、橋本智さんのセンスの良さと造形力が光ってます。

スマホのカメラだとパースがかかって翼がせまく写ってしまうのですが、実物はもっと翼が横に広~くて、はるかにかっこいいのです。

この角度で、中州ビル街の上空を飛んでる写真を撮りたかったのですが、支える(吊り下げる)台が用意できなかったので、今回は断念。

 

今年はじめての更新となりましたが、まだまだ自宅はキットが作れる状態ではありません、環境が整うには、かなり月日がかかりそうです。

このジオラマキット「ラドン襲来!」は「東京タワー&モスラ」や「轟天号対マンダ」「モスラ誕生」などがが完成してから取り組みたいと思ってますので、完成はだいぶ先になるので、今回はとりあえず購入したキットの紹介にとどめておきたいと思います。

3Dモデリングの勉強も引き続きやってますので、岩田屋デパートのジオラマもいずれ完成しないといけないし・・・・しかし、今年中は無理かも。

 

※下はミニチュアでない、昭和30年代初頭の中州の写真ですが、一瞬、実物かミニチュアか?って思うくらい、あの映画のミニチュアは素晴らしかったですね。

        

 

 話かわって、みなさん、下の潜水艦に見覚えはないでしょうか?

そう、「キングコング対ゴジラ」のシーホーク号、そして「海底軍艦」のレッドサタン号です。

プラモは、それら東宝特撮・御用達潜水艦のモデルであるジョージ・ワシントン級の5艦ある姉妹艦のなかで最後に竣工した「アブラハム・リンカーン」というポラリス原子力潜水艦です。

レベル社から1/253という中途半端なスケールで大昔に発売されたものです。

今はプラモデル屋さんで探しても、なかなか見つからないレアモデルなのですが、幸いにもわたくし、メルカリで安価でゲットできました。

完成すれば45cmくらいになる大きなキットです。

1960年代の原子力潜水艦のスタンダードなシルエットがカッコいいですね。

追記:このアブラハム・リンカーンのプラモは外観は左半分だけで、右半分は内部構造丸出しの、いわば理科室の人体模型のような内部構造標本プラモなので、怪獣ジオラマ用としてはふさわしくないかもしれません(氷山に突っ込んだシーホーク号内部の悲劇を再現するならいいかも?)。

シーホーク号内部のドラマを再現したくないない人は、内部構造が見えない普通の外観プラモのジョージ・ワシントン級を探したほうがよさそうです。

ジョージ・ワシントンならミクロミル社とピットロード社が1/350と、レベル社から1/260(アブラハムリンカーンとちがい内臓モデルにも外観モデルにもできるコンバーチブル)など、複数モデル化されてることがわかりましたので、私もネット購入できそうなものを探してみました。

アマゾンさんで検索したら、新品はなく、中古品があるけど高い!ミクロミルが1万8000円でレベルが4万円台!・・ひえ~!手が出ない・・・・と思って、さらに検索すると通販サイト「ホビーサーチ」さんでミクロミルの再販版で5000円台の良心価格のものを発見、お取り寄せ商品で時間がかかるとのことですが購入手続きしました。

ところでみなさん、昔の怪獣映画に出てくる自衛隊の護衛艦(劇中ではフリゲート艦と呼ばれたりしてる)って、今のカクカクした四角っぽい護衛艦に比べて、丸みのあるブリッジ(艦橋)と大戦中の駆逐艦のようなシルエットで、カッコいいな・・・と思ったことはありませんか?

わたしは「ゴジラの逆襲」(昭和30年)に実物映像で、わずか3カット10秒ちょっとだけ登場する護衛艦を見て、そう思い、調べたら「あさかぜ」と艦名が判明しました。

実はこの「あさかぜ」、アメリカ海軍から貸与されたリヴァモア級駆逐艦を改装したものだそうなんです。

プラモデルがピットロードから1/700のウォーターライン洋上モデルで発売されてました。

DVDで見直してみると、この箱絵より艦橋前にもうひとつ砲塔があって、より勇ましい姿なのですが、その仕様にも作れるようです。

「あさかぜ」は同じ実写フィルムが「大怪獣バラン」(昭和33年)でも1カット数秒だけ使われてて、その雄姿を見ることができます。

シルエットが実にカッコいい船ですね。

また、「バラン」には下の「しきなみ」の同型艦「うらなみ」も登場しますが、これはアメリカのお下がりではなくて、日本で造られた艦船で、これもピットロードの1/700ウォーターライン洋上モデルが発売されてます。

忘れられがちな自衛隊発足当時の護衛艦、プラモ化してくれて、ピットロードさん、本当にありがとう!

今回、紹介させていただきました怪獣映画の実存した”脇役”たちのプラモデルは、まだまったく手をつけてません。

実存しないミリタリーメカであるSF超兵器の数々、アルファ号、ベーター号(「地球防衛軍」)なども、まだ完成できてないし、いつになったら作るのか、自分でもわからないけど、いつか完成した姿を披露したいです。

         2023年1月下旬・記、2023年7月上旬追記(赤字部分)