今回は、以前【墓の山】で登場した幼馴染みのT君の話をお届けしたいと思います。

高校三年生のある日、彼は免許を取得したんですよ。
私より生まれが早いもんだから、先に取得して、しかも家には車もあるんですよ。

もう、乗りたくて乗りたくて、仕方ないわけですよね。

そんな彼は、私が学校から帰ってくるのを家の前で待ち伏せしてたんです😨
 
『B.B氏、これからドライブに行くでやんす』

『え❓️あ、免許取れたんか❓️おめでとう』

そう言い残し、私は『じゃ❗また。』と玄関のドアを閉めた。

すると怒涛のピンポン連打❗

【ピンポンピポンピポン❗ピポン❗ピポン❗ピピピピピンポン❗】

『B.Bちゃーん❗頼むよ~😭ドライブに付き合ってくれよ~😭』

嫌だ…心の底から嫌だ…(;-ω-)

しかし、玄関前でこれ以上騒がれても近所迷惑だ。

仕方なく私は彼の運転する車に乗る事になってしまったのだ。
まず、家の前に縦列で止めてあるので、車庫から出るにも初心者にはハードルが高い。

私が外に出て誘導する。

『はい下がって。』

プップップップップップープープーゥ🎵

おいおい。:+((*´艸`))+:。
バック音が音痴過ぎるってどういう事なんじゃ⁉️🤣

私は笑いを必死に堪える為、太ももを思いっきりつねりながら 

『次は前進っ❗はい、左にハンドル切って❗』

『よし❗次はハンドルを右に切ってバック❗』


プップップップープープーゥプープーププーゥ🎵


ガハハハハハ❗(ノ∀≦。)ノ 

んだよ、このポンコツカーは🤣シヌーシヌー

なんとか、車庫を脱出し、公道へと出たポンコツカー。

『なぁ?んで、どこ行くのさ?』

『決めてないでやんす。B.Bちゃんが決めて❗』

えーと、近いとこ近いとこ…と🙄

『んじゃ、ガスト行こう、わし腹減った(大嘘)』

『了解しましたでござる』

国道へ出ると、意外にもスムーズに車の流れに乗れる事に驚いた。
まぁ、免許取ったんだから、当たり前か。

そうこうしていると、ガストが見えて来た。
が❗そのガストに右折で入ろうとしている車が2台停まっている事に気付いた。

『ど、ど、ど、ど、ど、どうしましょう❓️』

T君は、名古屋彰くらい声を震わせてそう言った。

私は、ここで右折待ちは危険と判断し

『とにかく、ここはやめよう』

片側一車線の国道である。
前方に右折待ちがいる場合、こちらの走行部分は狭くなってしまう。

下手すると、横を抜けて前に行けないかもしれない。

私は『右折待ちいるから、無理に抜けなくていいよ』
そう声を掛けようとした時だった。

助手席に座っている私に街路樹がどんどん近付いてくる。

『え?え?や、やめ…』  

ゴリガリガリガリガリギャリ❗

『ぎゃあ❗(;゚;Д;゚;; )』

ポンコツカーのドアを街路樹が容赦なく傷付けておる。

『ノー❗どうしよう擦っちゃったでやんす❗』

いや、これは擦ったレベルではない。

そんなこんながありながらも、少し離れたガストへとなんとか到着。

車庫入れだ…

プップップープープーゥプーーープップープ🎵

んなんだよ❗このポンコツカーは🤣

『あ、あぶない❗』

ガリガリガリクソン…

塀に擦るT氏。

もう半べそをかいている…(;-ω-)

そうか、ここは私有地…

『のきなさい。』

ここなら仮免許の私が運転しても無免許にはならない。

駐車をし、先程の傷を確認してみる。

……………………ヒドイ。

板金さんにお願いするレベルだ。

助手席のドアを開閉する際

ニーィイッ❗とまたポンコツな音がする様になってしまったが、仕方なかろう。

ガストへ入店し、お決まりの山盛りフライドポテトを食べながら聞いてみた。

『さっきのさ、◯◯のガストんとこ、左から抜けれると思った❓️』

彼はまた半べそをかきながら

『だって、みんなああいう時左から抜いてくでやんしょ❓️あっしにも出来ると思って…うぅぅ😢』

その後、なんとか帰宅し、後日ポンコツカーは板金に出されたのだが…この時点ではまだ、あんな事で廃車になるなんて誰も分からなかった。