アルマジロトカゲの顔つきと性別 | 吾ばかりかく思ふにや

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 今回はアルマジロトカゲの顔つきに性差はあるのかについて見ていこうと思います。

アルマジロトカゲの性別判定で最も信頼度が高いのが、総排泄孔回りの違いを比べることだと思います。

他のヨロイトカゲでは大腿孔のある鱗の発達具合が雌雄で差が出るものがいますが、アルマジロトカゲではあまり差が出ないのでここを見ての雌雄の判別は難しくなっています。

それではどこを見るのかというと成熟した個体では総排泄孔より尻尾側のヘミペニスが収容されているであろう部分がオスではふくらみメスでは平らであることが多いです。

 

オスは特に両脇が膨らんで中央は少しくぼんで見える。

膨らんでいるため横から見ると両脇の棘は背中を下にした場合上を向く。

 

メスは膨らみが弱いので全体的に平らな感じ。

背中を下にした場合、側面から見ると棘は雄ほど上を向かず尻尾の方を向く。

 このあたりが一番見分けやすいポイントかと思いますが、膨らみ方には個体差がありますし、若い個体は膨らみが弱く見分けづらいこともあります。

 

 ここの他にも性差が出るところはないかと思い、今回は顔つきの比較をしてみたいと思います。

一般的にはメスよりもオスの方が頭幅が広くなる傾向があると言われています。

 

オス1

 

オス2

 

オス3

 

メス1

 

メス2

 

メス3

 

 こうして見比べてみると全体的にはオスのが厳つく顔の厚みもあるように感じるが、メス1のように頭幅が広くいかついメスもいるので性差よりは個体差が勝つ場合もあるのではないかと思う。

なので顔を見て性別を判断するのは難しいと個人的には思いました。

性差はあるかもしれないがそれよりも個体差が大きい場合があるので性別判断として使う時は参考程度にした方が良いというのが今回の結論です。

 

 

 

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