三月中旬から四月一杯、仕事がものすごく忙しくてブログを放置していたら、すっかり放置癖が付いてしまいました。
おや、気が付けば、二ヶ月以上何にも書いてないぞ?
と反省
昨年、色合いに一目惚れした麻の生地がありまして。
洋服地なんですけど、これで単の着物っていいんじゃないか?、なんて思いついてしまったわけです。
和裁の知識はない。けれど、単の着物と浴衣って、根本的に一緒ですから。自分で着るもの、しかも絹ではなく麻なら、ミシンで縫ってしまおう。基本、直線縫いなんだから洋服より簡単なはず、と初心者向きの浴衣のソーイングブックを購入したらば、もう秋でした。
一目惚れした無地生地は通年で置いてあったのですが、実は片身替わりの着物にしたいと考えておりました。でもって、合わせる生地に今一つ気に入るのがないと悩んでいるうちに、麻の生地が通年定番商品以外店頭から消えてしまったというトホホ。
そんなわけで年を跨いでの再チャレンジです。
まずはデザインと用尺計算。
デザイン画に自分が普段着ている着物の寸法を記入していきます。身ごろは通常、前と後ろで継ぎがなく断つので身長×2+縫い代分の長さが必要です。しかし、右身頃を上下で切り替えるデザインにしたので、左身頃も右と同じ位置に継ぎを入れることにしました。これにより、無地の方の着物の用尺が1m以上短く出来ました。
EXCELで方眼紙を作って、各々のパーツが無駄なく並ぶように配置して、無地は2.3mと割り出せました。
問題は柄生地。計算した結果、上下左右のない柄ならパーツの一部を横方向に取れば1.7mでいけると判明。
しかーし、柄に方向性があるタイプだと全部のパーツを縦方向に取らないといけないので2.3m必要でした。
生地屋さんに行って、無地生地に色々柄生地を当てて合わせてみます。これだと、暗い感じになる。これはいまいち。合うけど柄が大きすぎ~とか。
最終的に決定したのが、リバティのフランダースリネンの花柄。嬉しいことに花柄生地には珍しく、花の向きが上下左右にバランスよく散っていて、縦むき生地と横向き生地を並べてもほとんど違和感がなかったので、用尺1.7mの方でいける。
但し、麻の生地は縮むので、地詰めしないといけません。要するに生地のうちに洗って縮ませてから裁断するわけです。
お店の人とも相談して、地詰めによる縮みを考慮して、無地2.4m、柄1.8mで生地を購入。
地詰めは生乾きの時にアイロンをかけないといけないので、うーむ。次の土日は予定が詰まっています。地詰めは9日しか出来そうにありません。しかも今月は土日ほぼ予定びっちり。うーむ。
はてさて、ちゃんと夏のうちに無事に縫い上がるのでしょうか?
前途多難そうです。