私個人が着る分には正統派にきっちり着た上で帯結びとか半襟、足袋、帯留めなどの小物で遊ぶのが好きです。

しかし、きちんと着付けることが出来る人が敢えて崩して、お洒落に着物を楽しんでいるのを見るのはとても好きです。

ここでポイントなのは、きちんとした着付けも出来る、という点。

ちゃんと着物の基本を知っている人が分かってて外しているのと、着物のことを何一つ分かっていない人が適当に着てお洒落を気取っているのとでは、やっぱり違います。後者の場合、本人はお洒落のつもりでも傍から見ると見苦しいだけ、ということがよくあります。

 

20161103_着崩し着物

写真は先日のはこゆずにいらしたお客様を撮らせていただいたもの。

左の女性は手作り着物小物などの販売もされている方です。アンティークの着物がお好きで、丈の短い着物を無理なくお洒落に着こなすために作成されたのが、黒サテンの裾除けにチュールレースをつけたもの。着物がマーメイドラインのドレスみたいですごくゴージャス。この格好だと履物もヒールのあるパンプスやショートブーツなどでも違和感がありません。

私も祖母の着物で丈が短いのがあるので、真似して裾除けを作ってみようかな・・・。ふりふりのチュールレースは無理だけど、レーヨンの幅広のケミカルレースを裾除けか長襦袢に縫い付ければ、着物の下から見えてもお洒落かも。

右の女性は着物好きの白人女性。敢えて、丈を短くしてワンピース風に着こなしています。かぼちゃの帯は手作りだそうです。

 

こういう、洋のテイストを取り入れた和洋折衷な装いも素敵だなと思います。