
その神社の横に「不老庵」というお蕎麦屋さんがあるのですが、今日は初めてそこに両親と一緒にお昼を食べに行きました
香椎宮には名水100選にも選ばれている湧水があって、それが「不老水」という名前なんですけど、店名はそこから採られています。因みに店の斜め向かいには綾杉醤油という老舗のお醤油屋さんがあるのですが、ここの「綾杉」というのは香椎宮のご神木の名前から来ています。もちろん、このお蕎麦屋さんが使用しているのは斜め向かいの綾杉醤油のお醤油。
11時半くらいのお昼にはちょっと早い時間だったのですが、お客さんはすでにかなり来ています。
天せいろ(1200円)を注文しました。
海老2尾、いんげん2本、分葱1本、かぼちゃ1切れ、空豆1個というのが天麩羅の内容。
海老はやや小ぶりですが、その分季節のお野菜がたっぷりなので不満はありません。野菜は旬のものを使っているとのことで時節によって内容が変わるようです。
蕎麦は十割。しっかりと蕎麦の味がする、やや固めの麺です。出汁はさっぱり系。で、お野菜の天麩羅がおいしい 特に空豆とかぼちゃ。空豆はほくほく、かぼちゃはねっとり甘くて、衣はさく。天麩羅はこうでなくちゃ
それにしても。
蕎麦屋の繁盛っぷりを見ると、日本人って蕎麦好きだよなーって思います。
会社の近所にも名店と呼ばれるお蕎麦屋さんがあるのですけど、そこもお昼はいっつも満席。待っている人もいるくらいです。
お蕎麦ってコストパフォーマンスの点からいうと、あんまり良いパフォーマンスとは言えない食べ物だと思うんです。
会社の近所のお蕎麦屋さんも、確か消費税UP前の5%の時で、もりが750円だったと記憶しています。で、その近所にあるパスタのお店。サラダ+パスタ+フォカッチャ+ドリンク+ミニデザートのパスタランチが800円。コストパフォーマンスだけからいうと、パスタ屋さん圧勝。でも、お蕎麦屋さんは大繁盛。
今日行った不老庵だって、住宅街と神社に囲まれた奥まったところにある分かりにくいお店だし、神社も筥崎宮や大宰府天満宮みたいに観光客が来るようなところじゃないし(格式は高い神社だけど、知名度からいうとマイナー)、でも繁盛。
蕎麦って、日本人のソウル・フードの一つなのかもしれません