下水から出るとそこは帝都の北東だった。
とりあえず下水で拾った使わない装備が重いので帝都に入り、商店で適当に売る。商才を伸ばしたりだとか交渉したりだとかは今は考えない。
おおまかに荷物を減らせたら出発だ。目的地はコロール近郊ウェイノン修道院。帝都の西の橋を渡るところからスタート。
テクテクと街道を西へ走る。途中いくつかの遺跡が見える。立ち入ってみたいがウェイノン修道院を優先しよう。
ちょうどコロールへの道程の中ほどだろうか、アッシュ砦にさしかかった。ここは街道上にある砦で、砦の中を街道が通っているといった方がいいかもしれない。関所かなんかだったんだろうかと、思いつつスルーしようとすると物陰から誰か飛び出してきた。もう日は落ちてたいまつ片手に走ってるようなそんな暗がりから飛び出して来られて正直びっくりした。
どうも追いはぎのようだ。こうやって街道で待ち構えて旅人を襲うわけだな。100Gよこせって?嫌だね。鉄のメイスでフルボッコにする。フルボッコにしてから死体をあさる。たいした物を持っていない追いはぎだなー。開錠用ピックだけいただいて後は放置。正当防衛だ。
その後は何事もなくウェイノン修道院に到着。ジョフリー…ハゲなのかトンスラなのかわからんな。
―皇帝陛下のお使いとしてあなたを捜していた
「ユリエル陛下だと?陛下の崩御について何か知っているのか?」
―陛下がなくなったときにちょうどそこにいたんだ
「事情を聞かせてもらおう 今すぐにだ」
かくかくしかじか。
ついでにいくつか説明を求める。
皇帝が言っていた 破壊の王 とは魔界の王の一人メエルーンズ・デイゴンというらしい。
通常は皇帝一族と王者のアミュレットの力によって魔界との間に魔法障壁を築きこの世界を守っているらしいが、皇帝もその子孫もいない現在ではその障壁がなくなっているのではないか、とのこと。
皇帝の子供の一人をこのジョフリーってハゲが世話して修道士にしているからそれを探し出さなければいけない。皇帝の息子名前はマーティンだ。彼が皇帝の跡を継ぎこの世界を魔界の侵略から守らなければならない。