鴨川ホルモー/万城目学 | フェンリルの胃袋
2006年にだいぶ評判になった本を幸運にも借りる事ができたのでよみよみ。
や、もうちょっと前に借りてたんだけど手遅れになるまで読まなかった。
だって得体が知れないから。
けっこう評判になってたのは知ってる。だからきっと面白いんだろう。
でも題名で内容がぜんぜん想像できないし、触りを読んでも判断がつかない。結局100ページぐらい読むまでこの作品に対するスタンスを決めれなかった。それはそれで面白いけど。
それにもう一つ足踏みする要素があった。
第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞
でた。ボイルドエッグ。
第1回受賞作の『本格推理委員会』で私はボイルドエッグズ新人賞に裏切られた過去がある。けっこう期待して読み始めた『本推』は正直言ってそこまででもなかった。だからあまり良い印象が無い。

だがまあ食わず嫌いをして積んでおくのも勿体無い。
それに『鴨川ホルモー』と一緒にもう1冊借りてる方が気になる。
『鹿男あをによし』だ。ドラマが始まる。同じ著者で、『鴨川ホルモー』の方が1冊目なら飛ばして読むのも気持ちが悪い。ドラマが始まるまでに2冊とも読んでおきたい。
結局オブリビオンで遊んでたから読むことあたわず、『鴨川ホルモー』を読み終えたのが10日木曜の9時を過ぎていたという。さすがにこれから半時間ほど『鹿男あをによし』に手を出しても中途半端になるばっかりだろう。。
だがしかし、ドラマのスタートは17日だったらしい。てっきり10日だと思ってた。だから結局手遅れではなく1週間も猶予があった事になる。まぬけ。

で、この本の感想だけど、すごく面白かった。
何をいってもネタバレになるかな。
前半は登場人物たちと同じような心情で半信半疑に読み、後半は気持ちよくノンストップ。楽しかった。
…一つ言わせて貰おうか。
楠木は最初からやってくれると確信してた。「コンタクトのほうがいい」なんていう野郎どもの台詞には大いに反論したいし、最後にメガネを外させた作者にも一言言いたい。けどまあ王道のメガネキャラ万歳。
これで『鹿男あをによし』の方に対する構えもだいたい掴んだ。1作目と2作目でそうそう方向性が変わることもあるまい。