世界が狭い | フェンリルの胃袋
ネットに繋がってないとやることがない暇人なので外をぶらつくことにする。
・・・と思ったら自転車が死んでた。道具ってのは使わないから駄目になるんだよ。
しょうがないので徒歩で。時間はたっぷりあるから。そう自分で呟く。

とあるカウンターの向こう側に見知った顔を見つける。
いや、そんなに接点のあった人物ではない(と思う)が、何か見たことのある顔と名札をつけてる。
私が客の立場ですこし会話してみるとやはり記憶がうずく。さて、これは中学の記憶か高校の記憶か。
私の人物ファイルは錆び付きがひどく、もうよっぽどじゃないと人の顔と名前と人柄なんて一致しない。
帰ってから卒業アルバムなんかをめくってみたら両方にいた。中学も高校も一緒だった。高校ではどうも隣のクラスだったみたい。まあ記憶に残ってても不思議じゃない範囲か。
・・なんでこんなところで働いてるんですか。高校から1kと離れてない超近場じゃないっすか。だけど考えるに、私も含めて時間が止まってるような奴らばっかりで集まってたから特に意識しないようにしてたけど、普通に考えればもう社会人何年目だって話か。普通に大学出て地元に戻って就職したってことだね。
さて、今日は私だけが気付いてたんだと思うんだけど、今度私の名前を出したときに向こうが反応するかどうか。
なにぶん私の名前がそんなに見かける名前じゃないからな・・・。私がかすかに記憶してたぐらいの確率で向こうもかすかに覚えてても、いや、無いな。無い無い。
田舎ってのは狭い上に、その田舎が地元だったりするとさらに肩身が狭くなるから困ったもんだね。