日曜日の夕方、なんとか修士論文の初稿を指導教官に提出することができた。語数は約19000語。A4で巻末資料抜きで85ページになった。完成版はたぶん100ページを超えそう。
明後日木曜日に指導教官に会ってフィードバックをもらうことになっていて(恐ろしい)、ちょっと時間ができたので、1泊2日で、北アイルランド最大の都市ベルファストまで行ってきた。グラスゴーからのフライトはたった45分。近い。EasyJetで往復で1万円くらいで行けてしまうので助かる。ただホテルもケチったところ、部屋に風呂とトイレがなくバックパッカー気分だったが。
ベルファスト、いい街だ。その名を聞くと、昔のテロのイメージがあって何となく怖い気がしていたが、今はとても安全で活気があり、しかも綺麗な街だった。シティホールやクイーンズ大学の建物は何というか、様式はまったく違うが威厳と華やかさを併せ持つような感じでとても魅力があった。
シティホール
クイーンズ大学
もう一つ印象深かったのは、英語。グラスゴーの難解なアクセントに比べると、ベルファストで聞く英語は、正直言ってすごく聞き取り易かった。グラスゴーに初めて降り立った日、空港やホテルで聞く英語が完全に別の言語に聞こえて絶望しそうになったのを今も思い出す。それと比べると大きな違いだ。
その違いは、もちろん、1年以上英語生活をしてヒアリングにも多少慣れたせいもあるだろうけど、僕はグラスゴーの地元民の英語を未だに理解できない。ベルファストの人々は、少なくとも、グラスゴーの人々よりは標準語的な発音をしている気がした。
もう一生行くことのない街かも知れず、貴重な経験だった。さて、指導教官から木曜日にどんなフィードバックが来るのか、ビクビクしている。場合によっては、8月末までに大変な苦しみが待っているかも知れず。そうでないことを祈るしかない・・。