苦肉の策実る | 英国MBAへの挑戦ブログ

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イギリス(スコットランド)の大学院(ビジネススクール)でMBAを目指すことになった40代男の冒険記録です。

 今日は大学のMBAルームにクラスメートの5人で集まり、6日から始まる試験への準備状況の確認と予想問題等の話合いをした。やはりみんなピリピリしている。

 

 アパートに帰ってパソコンを開くと、前に提出していた4つ目の選択科目Entrepreneurial Finance(起業家資金調達)の論文の点数が発表されていた。有難いことに自己最高となるA2を獲得。初めてトップに立った。と言えば聞こえがいいが、実を言えばこの科目を選択したのはたったの5人。しかも、よく成績分布を見てみると、なんと、5人全員がA判定(A2、A4、A5)を取っていた。つまり、皆とてもよくできていて、そう大きな差はなかったということだ。

 

 今年の1月に選択科目を決めるとき、Financeの分野に関してはもう既に知識を持ってるし、新しい分野の知識も欲しいので、敢えてFinance以外の科目を選ぼうとしていたが、前にも書いた通り、去年提出した論文の成績がかなり低迷してしてしまったため、急きょ得意なFinance分野に選択変更するという苦肉の策を取り、これが奏功したらしい。

 

 ただ、Finance分野の選択科目を受講してみて思ったのは、ふたを開けて見れば新たに学んだことがとても多く、すごくためになったということ。今日発表されたEntrepreneurial Financeでも、資金調達方法としてのVenture Capital、Angel InvestorCrowd Fundingなど、これまであまり触れたことのない貴重な知識を得ることができた。

 

 それで思った。人間、苦手分野を克服したり新分野に挑戦することも大事かも知れないが、それより得意分野をさらに極めて伸ばしていく方が結局は実りが大きいんじゃないかと。今後も、谷を埋めるより山を高くするという方針で行こうじゃないかと決めた。その方がやりがいを感じる気がするから。

 

 今日は天気が良かった。シティセンターにて。

 

 

 ところで、どうでもいいのだが、帰りのバスを降りる直前、変なオヤジにを触られた。しかも僕の耳元で何かを囁いていていた。気持ち悪い。勘弁してほしい。

 

 気を取り直し、6日の試験初日に向けてがんばります。