国際派日本人のためのお勧め記事切り抜き帳

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の編集長・伊勢雅臣がお勧めする雑誌記事の切り抜き帳です。

小規模電源をインターネットにつないで一括制御。省エネや災害対策に。

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工場や家庭にある太陽光パネルや蓄電池などの小規模電源をインターネットにつないで一括制御し、ひとつの発電所のように機能させる「仮想発電所」(VPP)の取り組みが広がっている。

 

 関西電力は早ければ6月下旬にも、大阪市内のスーパーで、屋上に設置した太陽光パネルと蓄電池を組み合わせた実証実験を始める。太陽光パネルが発電した電力を蓄電池に充電するか、蓄電池から放電して自家消費するかを、関電のVPPシステム「KVIPS」が瞬時に判断。店舗の効率的な電力消費につながるか検証する。

 従来は使用量の推移をメーター計測を通じて30分ごとにしか把握できなかった。しかしkVIPSは1分ごとにデータを収集でき、蓄電か放電の判断を遠隔で制御する。余剰電力を蓄電池にためておけぱ、夜間や雨天時に電力を使うことで電気料金の削減効果も出てくる。

 

経産省はアグリゲーター(VPPによる需給調整業者)を免許制にするよう法改正を進める。アグリゲーターを通じて需給状況を把握すろことで、災害時に対応する考えだ。

 

「小規模電源 ネットで一括制御」『産経新聞』R020501