生きていると、 老若男女問わず、 自分の人生を変えてくれる人に 出会うことがあります。 でもその縁は、 つながりやすいときばかりだけではありません。 つながったと思っていても、 それはあくまでも最初のフックというか きっかけに過ぎず、 本当につながていきたかったら、 そのフックを、 強く太くしていく必要があります。 相手が好きでも、 必要以上にやってしまえば、 迷惑になってしまうし、 最初はよくても 相手の負担になってしまうと その想いも単なる迷惑行為になってしまいますよね。 近づき過ぎず、 でも一気に距離をつめて、 相手の懐にとびこめる 緩急のバランスを備えている人が、 コミニケーションの達人であり、 もしかしたら、 恋愛の達人なのかもしれません。 私もできていないからこそ、 決してここでえらそうに書くことはできないのですが、 あえて自戒をこめて書くと、 「相手をできる範囲で、常に気にかけること」が、 重要かと。 「気にかける」ということは、 極端に言うと、 相手に自分の時間を使うこと。 そこに 「俺は気にしてあげてる」というような 打算があると 単なるいやらしい行為になりますが、 自分の大切だと思う人を確認し、 具体的に気にかける行為が、 「他人への心配り」ということを育ませます。 「人は気にかけられる」ことで、 「気にかけられることの嬉しさ」をしり、 「自分の存在価値」を確認し、 「自分以外への心配りをする意味」に気づくんだと。 自分の大切な人は誰なのか。 今の自分に、何ができるのか。 相手が喜ぶことは何なのか。 その人は、自分に何を与えてくれていたのか。 そんなことを確認するとき、 ほとんどが目に見えない お金で買うことができないものの ありがたさに気づき、 その瞬間に、 相手も自分も輝かせてくれているのか、と。 そんな気にかける行為が、 さりげなくできる人でありたいですね。 (私もできていないので) たった一度の人生だから、 自分という最大の資産を さらに価値あるものにして、 自分自身に魂をふきこみ、 たった一度の人生だから、 毎日の当たり前ではない幸せに気づける人生を。 今日という日が、 どんな喜怒哀楽にかかわらず、 「あの日があったから、今の自分があるんだ」 と思えるような 自分の人生の記念日になる 1日になりますように。