昔の日本映画 勉強会 -6ページ目

昔の日本映画 勉強会

古い日本映画を知らないので、これから一本一本観て記録してゆこうと思います。その他。

最近観た映画を記録しておきます。


評価
◎=とても面白かった
〇=良かった
△=うーん
×=つまらなかった


〇雪夫人絵図(1950)

うーん、自分から悪い方に行っちゃう人(雪夫人)ってどうすればいいんでしょ?
可哀そうだとは思うけど、そういうヒトって「アル中」と同じで、家族や大切な人まで巻き込むから困るね。
久我美子様の入浴シーンって必要だったんでしょうか?溝口監督のサービスカットかな。。
人生何か悪いことが起きないよう予防するのにこしたことないけど
起きちゃったことをどうリカバリーするかのほうが、もっと大事だったりする。
そう思ってないと、やってらんないでしゅ。

 

 

 


〇薔薇合戦(1950)

さすが成瀬監督。楽しめましたが丹羽文雄原作の映画なら中平監督の「四季の愛欲」の方が好きだな。
若山セツ子って「石中先生」の、あの天真爛漫な娘役のイメージが強かったけど、本作では全然違うキャラの女性を見事に演じていて素敵。
鶴田浩二って好きだなー、あの声、喋り方、全部好き。改めてカッコええわーと思いました。

 

 



△好人物の夫婦(1956)

映画としてはよくまとまってるが、今ひとつ主人公が鼻について嫌だったのは、原作(志賀直哉)のせいじゃないか。

 

楽天お買い物マラソン開催!10月4日~11日まで!

 

 



◎謝罪の王様(2013)

昔の日本映画ではないですが鑑賞。面白かった。伏線が随所に用意されている。芸能人夫婦の子供が道で切れるシーンは泣けちゃった。

 

 



△煉瓦女工(1940)

最近読んだゴーリキーの「どん底」を思い出した。
私は横浜市民なので野澤富美子の原作を前から読んでみたかったのだが先に映画を観てしまった。
大好きな三島雅夫、小沢栄太郎、が出ている。予想通り赤木蘭子の演技は凄まじい。

 

 



△エルビス(2022)

映画館まで観にゆきました。

駄目になってゆくエルビスを観てるのがつらかった。
「あんな悪徳マネージャーと手を切って独立すればいいのにー。もっと自分を大切にしてください」
と思うのだが。。。

 



それでもスタジアムで「トラブル」を歌う若い頃バリバリのエルビスのシーンは滅茶苦茶カッコ良かったし、
ラストに実写のエルビスが(死ぬ4日前)微笑みながらバラードを歌うシーンも非常に感動的だった。
(実際、私の席の隣の女性陣は、このシーンで皆さん号泣していた。私も闇の中で何度も涙を拭いた)



だが、と思うのだ。
ちょっとわかりにくい映画だった。
マネージャーの視線で物語が進行しているようで、エルビスの視線で進行したかと思うと、またマネージャーに戻ったり。
昔の曲が今風にアレンジされて時々流れるので、時間(時代)の感覚が混乱したり。
エンドロールで流れるアレンジされた曲も、私には苦痛だった。

(こうして考えると「アマデウス」や「ボヘミアンラプソディ」って、わかりやすく作られた映画だったなと思う)


 

あと、エルビスの人生って他にも見どころいっぱいあったと思うんだけど、かなり「削除」されてる印象だった。
もうちょっと、売れる前の時代を出して欲しかったし、名曲の裏話しも知りたかった。
「ラブミーテンダー」の逸話とか、マザコンにならざるえなかった環境(貧困と父親の問題)とか
ジョンレノンがエルビスに会いに行った話しとか。
その他、見どころは他にもいっぱいあったと思うのだが。。




エルビスが、自分を「足の無い鳥」に例えるシーンがショックだった。
(足の無い鳥は地面で休むことが出来ないので常に飛び続けてないといけない)
拙者も又「鳥」ではないのか、
「独立すればいい」なんて、お前偉そうに言えるのかと自問自答してしまう。
「伝記映画」って勉強になるなー。
人生には勇気が必要なんだ。


 

この映画の一番の収穫は
エルビスを演じたオースティン・バトラーの演技の素晴らしさでしょう。
エルビス本人が憑依したかのような歌唱シーンは圧巻。
エルビスのすごく力強い面と、脆くて危なげな両方の面を見事に演じていました。
これからも活躍される俳優さんなんでしょう。
昔出演していたという海外ドラマ「アイカーリー」をもう一度観たくなった。




家に帰ってエルビスのレコードを久しぶりに聴いた。
やっぱりいい。
永ちゃんもいいけど
エルビスだっていい。
エルビスだってよく頑張ったよ。
彼の残したロックンロールは今聴いてもお尻が勝手に動き出すし、バラードは泣けるし、最高だと思います。
「エルビス」を観た日は、彼の命日だった。合掌。

 

 

 

 

映画よ今夜もありがとう。