休日
久しぶりに「一人」で、出かけることにしました。
と、いっても バイクで 自宅から
「港の見える丘公園」まで行き
そこから歩いて、「神奈川県立近代文学館」~「外人墓地」~「山下公園」を散策することに。
この素晴らしい計画を思いついてから、私はここ数日ずーっとワクワクしていました。
バイク といっても原付バイクです。
おじさんの相棒は ハーレーダビットソンじゃなく 青い原付バイクなのです。
体形的にはハーレーのほうが似合いそうな体形なんですが。。
暑かったな~。
暑かったけど 最高に気分よかったっす。
横浜の、あの桜木町駅から曲がって
海岸へ向かう道を
グイーンとバイク走らせると
西洋の香りする
歴史ある建築物がたくさん並んでいて
気持ちよかったな。
歴史的建築物達は
私に向かって
「よう、元気かい その後の君の人生はどうかね」
と微笑みかけてくるようだ
海が見えてくると客船も見える
青空に 夏らしい雲が浮かんでいる
死んでしまった 何人かの 男たちを思い出す。
「港の見える丘公園」は年配の人が多かった。
今では もう若いアベックは来ないのかしらん
(今じゃアベックという言い方もしないか。。)
久しぶりに丘から海を見下ろす。
花壇のバラが美しい。
心が華やぐ。
暑い。汗をふきふき公園を歩く。
「神奈川県立近代文学館」に入るとクーラーが涼しい。
初めて入る。
国会図書館みたい。
読みたい本を請求する。
至福の時間。
「文学館」を出て、「外人墓地」を見て、近所を探索。
お金持ち 裕福そうな家が並ぶ。
不思議な街だ。
このへんは いわゆる山手だが
ちょっと下れば 寿町のような いわゆるドヤ街にぶつかる。
焼酎飲んで、道で寝ている人を見てると
自業自得だ
というご意見もあるかもしれませんが
高い山手から
その美しい洋館から
ドヤ街を見下ろしている人たちは、どんな気分で見ているのだろう
金利だけで生活できる君らのような勝利者は
横浜の街灯りを見下ろして 美しいぜと
毎晩 悦に浸ってるのかも知れないが
あの街明かりが美しいのは
灯りの その下に
一生懸命 夜遅くまで働いてる人がいるからだ。
そこで、泣いたり、笑ったりしている労働者や家族がいるからだ。
なんてこと考えてたら
(おじさんが久しぶりに歩いたせいか)坂で足をくじき、
よろめいた末、壁に身体ごとぶつかりました。
痛たた。。。トホホホ。
「山下公園」に入り
ぐるぐる歩きまわってると
さすがに座りたくなりました。
しかし空いてるベンチは日が差して暑そう。
私は それでも足の疲れに負けて
その空いてるベンチに座ろうとしました。
すると小さな女の子が突然走ってきて
「ぱぱー、ここ空いてるよー」
と叫び
私が座ろうとするベンチに座りました
女の子は更に大きな音量で叫びました
「あつー!!熱いよー!!
パパーこんな暑いとこ座れないよ 人間が座れる熱さじゃないよ!おしりが焼けちゃうよ!!」
そう言って女の子はパパとどこかに消えました。
私は
その後 そのベンチに ゆっくりと座りました。
確かにすごい熱さです。皮膚が焼けそう。
でもまあ耐えて座りました。
私はそのあと 汗をかきつつ
海を見ながらベンチに座っていました。
1時間くらいでしょうか
ベンチでボ~っとしていました。
さすがに
喉も乾き お腹も減りましたので
公園の眼の前にあるヨコハマ・ニュー・グランドホテルに入りました。
ホテル内の老舗レストランで冷たいカクテルでも飲むか。
と店先のメニュー(値段)をのぞいたら
想像していた値段の5倍くらい高かったので
めまいがして、その場で倒れました。
気を取り直し、汗を拭きつつホテルを出ました。
それからウロウロ歩き中華街をさまよってると
「いまどき100円」と書かれた自販機をみつけました。
缶のアイスコーヒー(ブラック)を1本買い、
プルを引いて一気にゴクゴク飲みました。
くーっ
うまい
やけにうまいぜ
うますぎるズラ。
高級マティーニもいいが
かっこいい男には缶コーヒーが一番似合うのである。(嘘)
私は
バイクを蹴飛ばし
夕焼け深まる喧騒の中、我が家(中古団地)へ帰っていきました。
ああ
贅沢なよい1日だったとです。
家に帰って
成瀬巳喜男監督の「山の音」再鑑賞。
私にとって「山の音」は、あまり面白い作品ではないので、ようは睡眠導入剤として観賞したのですが、眠気は起きませんでした。
仕方ないので青空朗読を聴きながら寝ました。


