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昔の日本映画 勉強会

古い日本映画を知らないので、これから一本一本観て記録してゆこうと思います。その他。

「日本映画の名匠成瀬巳喜男ファンページ」さんのホームページの情報で

 

 

「月間シナリオ2021年8月号」に
成瀬巳喜男監督・水木洋子脚本作品の「驟雨」
のシナリオが掲載されていることを知り、
早速購入しました。



実際の映画と比較しながら読みました。
やはり面白いですね。

脚本自体、素晴らしい作品ですが
「日本映画の名匠成瀬巳喜男ファンページ」の管理者さんも指摘されてる通り
成瀬監督はシナリオから出来る限り余計なセリフを削除することで有名だそうで
シナリオのどこが削除されたかをチエックしながら映画を観ることで
成瀬監督の考えが見えてくるようで面白かったです。
削除することも又才能なんですね。



旦那(佐野周二)の勤めている会社はミミという化粧品の会社で
私は(女性の名のようで)可愛い社名だなと思っていたが
今回シナリオを読んで
社長の名前:耳甚太郎からきていると知り笑ってしまった。

私はシナリオというもの自体をあまり読んだことがないのですが
今回読んで思ったのは
シナリオというのはセリフと簡単な舞台説明だけで構成されていると思っていましたが
本作は人物の感情、表情まで結構細かく指定されていて驚きました。
その辺は成瀬監督の演出だと思っていたので。

とはいえ
こういった活字に息を吹きこむように「演じる」役者さん達の凄さもシナリオを読んで改めて感じました。
例えば「行ってらっしゃいよ」
という、たった一行のセリフが
原節子さんが声に出すことで、
とたんに
「倦怠期の夫婦の妻」がスクリーン上に表現されていることに
驚き又感動しました。

映画というのは色々な才能の集結によって1つの作品が作られているのですね。
「驟雨」やっぱり名作でした。

映画よ今夜もありがとう

 

 

 



補足

 

最近、女優のマリア・モンテスに興味を持ち「アラビアンナイト」(1942年)と「アリババと四十人の盗賊」(1951年)を鑑賞しました。荒唐無稽な「アラビアンナイト」が面白かったです。

 

 

最近「マラマッド短編集」を10年ぶりくらいに再読し、改めてこの作家は面白いと思うようになりました。もっと他の作品も読みたいです。

 

 

 

古典なんですけどチェーホフも最近読んで、こんなに面白かったのかと驚いてます。「ワーニャ伯父さん」良かった。

 

 

 

古典といえば最近「自省録」を読み始めました。少しずつゲリラ的に読もうかと思ってます。

 

 

 

図書館で松柏社「アメリカ短編集ベスト10」を借りて読んでます。

まだ読んでる途中ですが、まずハーマン・メルヴィルの「バートルビー」が面白かった。

ラストは意味がわからなかったけど訳者のあとがきを読んで「そんな深い意味あったの?」と驚きました。文学ってむずかしゅい。

この本の中には②で書いたマラマッドの作品「殺し屋であるわが子よ」も入っており(だから借りた)、この作品も私にはすこぶ-る面白く、途中声を出して笑ってしまい又泣けました。

 

 

 

映画「ピクニック」(1955年)観ました。アカデミー賞多数受賞とのことで期待して観ましたがさほど面白くはありませんでした。元々舞台劇だったそうですが、確かに映画というより舞台で観たほうが面白かったのかなと思いました。

ただアメリカの「ピクニック文化」に触れることができて、スクリーン上とはいえ、それは貴重な体験でした。牧歌的な夕暮れシーンの美しさや夜のダンスシーンなどはうっとりしました。

あとキム・ノヴァクが素晴らしかった。