1930年公開 鈴木重吉 脚色・監督
何が彼女をそうさせたか
youtube で観る。
期待せず 何となく 観たのだが
主人公 高津慶子 演じる「すみ子」にグイグイ引き込まれ
ラストまで あっという間に 観てしまった。
高津慶子って
本で見たことあるので
名前は知っていたが
動いてるのを見るの初めて。
こんなに魅力的とは。
なぜ魅力的かというと
それは高津の大きな瞳である。
いや瞳の中の
キラキラとした光である。
瞳 だけでない
この映画は 光が どのシーンも 印象的だった。
雨や 雷や 煙 炎 海 窓 花 に至るまで
光と影が とても効果的に登場する。
政治家の奥(様)が、女中として働く高津慶子に
「お前が生きていた孤児院や養護施設に比べれば
ここは天国だろう
こんな立派な魚なんて食べたことないだろ」
と嘲るシーンで
大人しくやり過ごすことも出来たろうに
高津慶子は
怒って皿を 襖に投げつける
このシーンに 私はハッとした。
私ならああいう時どうするだろうか。職場で。
考えてしまった。
いや よい映画でした。
こんな可愛いらし高津慶子が狂人の放火魔に変貌する。
なぜそうなってしまったか
それがわかるのは この映画を最初から見てきた人だけである。


