異業種にも学ぶ
昨日は家内の買い物に付き合い、大手スーパーへ。子供の絵の具やら色鉛筆がバラ売りされているのはここだけだそうで、足りないものだけを補充出来るのだそうだ。文房具売り場へ行くと、確かに絵の具、色鉛筆、クレヨンから鍵盤ハーモニカのパイプ部分まで、メーカー別、長さ別に驚くほどの品揃えである。 そんな努力をしていながら、大手スーパーはどこも業績不振に喘いでいる。私はどんな業種でも、「自分ならこうする!」と考えることにしているが、こちらではなかなか即答は出来なかった。大学時代からの親友も大手百貨店に就職しながら、構造不況業種の限界に絶望し、今では銀行マンとして順調に出世しているが、その時聞かされた問題点がいくつも重なった。 消費者の動向の変化といったコントロール出来ないものはともかく、コントロール出来る点でまだまだ着手出来るところはありそうだ。そもそも、かつて倒産した大手スーパーなどは、もしかしたらトップが「店舗や店舗のトイレは汚くあれ!」と号令をかけているかのようにクリーンリネスがなかった。そんなところで差別化して勝ち残ったのが、現在の大手スーパーであるが、ここからはそんな過去の勝者の生き残り戦だ。 大手スーパーというと非正規雇用の従業員比率が高いことは周知の事実であり、こちらのスーパーもパート店長への期待がかつて新聞等で報道されていたが、昨日はもしかするとその能力がない責任者に全て丸投げしているのではと思う点が多々あった。 例えば、食料品売場だが、品数が多いのは良いが、余りにも多過ぎて、通路の全てにワゴンが設置されていた。そして、従業員の品出しのオペレーションが酷く、ほとんど全ての通路がスタックしており、快適に買い物をすることは難しかった。スタッフに覇気はなく、服装も上場企業に勤務する者としてはあまりにもだらし無い。 かつて、何かの研修会でスーパーの店長の歩く速度を速めただけで業績が伸びた事例を学んだが、こちらではマネキンチャレンジをされているのかと思ってしまう位の状態だった。 収益が悪化した結果として、正社員からパート従業員へとシフトしても、その悪影響は時間差でやってくる。そもそもが、社員であろうと、パートであろうと、伸びている会社は例外なく設定された基準や数字と闘っている。かのリッツ・カールトンホテルで開催されたセミナーにも参加したが、従業員は全拠点の売上と日々闘っていた。それを可能にする企業理念を具現化したクレドも闘っているからこそ生まれたのだ。 わがグループも非正規雇用者は多い。全体で5〜6,000人はいるだろうか。問題はそうした人々をスムーズに動かすマニュアルと管理者の育成である。まずは自分の会社にあのスーパーで見たような無機質で無表情の従業員がいないかをチェックしてみよう。人気ブログランキングへ