書店で久々に若者が読みそうな雑誌をめくってみましたが、我々が若い頃読んだ雑誌との大きな違いに気付きました。

 それは異性に対する記事が少ないということです。かつてのPOPEYEにしてもホットドッグプレスにしても前半はファッション、そして必ずあったのがデートスポットや女の子攻略法といった記事。女性誌には「男性誌の女の子攻略法を読んでる男の対処法」とか・・・。

 今の男性誌はファッション、家電とほぼ物欲というか、自己完結的なものになっています。それに対して女性誌は自己完結的な美の追求の他、直接的にセックスについての記事だけは散見されます。

 かつてはファッションにしても身体作りにしても、その先には素敵な彼女を作るためという生物の本能があった様に思いますが、今の若者にはそういうものが薄いのでしょうか。

 石原慎太郎さんの「昔は面白かったなぁ」という本の時代からは大分あとの世代ではあるのですが、それでもその頃の方が面白かった様に思います。

 今の若者は会長や相談役になっても未だ枯れない島耕作とかを見てどう思うのでしょうか。まあ、それは私の世代でもいささかやり過ぎとは思うのですが。

 おまけに仕事に対してもそれ程の意義やこだわりがないとしたら・・・人生100年時代を持て余しませんかね・・・大きなお世話ですが。

日本は大丈夫ですかね・・・本当に。