この夏は異常な暑さが続き、ゴローの散歩も
毎日家の周りをウロウロする程度で済ませていました
でないと焼けたアスファルトの温度は高く
ちょっと歩かせただけでハァーハァー息が上がって
バテそうになるので無理はできません
そんな灼熱の夏も終盤を迎え
朝・晩はずいぶん涼しくなってきました
いつも散歩途中に会いに行ってた
おじーちゃんにも
久しく会ってないし・・・・
夏バテしてないかな~
この暑い中でも山仕事してるのかな~
と、ふと思い2ヶ月ぶりに散歩ルートを長くして
おじーちゃんに会いに行って来ました
つうか犬が
歩かんーーーっ
すっと手短の散歩だったのに、いきなりロングコースを歩かされ
戸惑うゴロー
【歩いて
ゴロー】
と言ったところで、
納得できないゴローは全力拒否
仕方なく少し抱っこして、おじーちゃんちの方へ向かいました
ちょうど作業を終えて木陰で休憩をしていたおじーちゃん
【あんた~ひさしゅう
見んかったが元気じゃったかの】
真っ先にそう聞いてくるおじーちゃん
あたしの姿を見ない事をきにかけてくれてたみたいです
【元気にしとるよ~
ただ犬が夏バテするけん
ここまで歩いて来れんかったんよ~】
と、耳の遠いおじーちゃんに聞こえるよう
声を大にして答えると
【あ~ほうね~まぁ座りんさい】
と言って、自作の椅子を用意してくれたので
一緒に座って久々に会話を交わしました
【おじーちゃん
夏バテしてない】
【わしゃ~こないだ
そこの溝でコケたんじゃ】
【えっ で、どうなったん】
【今日はそこの畑の草刈し
しょったんじゃ】
・・・・・・・
決しておじーちゃんは
ボケちゃ~いない
このちぐはぐな会話も今に始まった事でもない
もうとにかく
耳が遠いんで、
うまく会話が
進まないんです
そんなおじーちゃんは8月29日で満96歳を迎えました
何で誕生日を知ってるのかって・・・・
それは前におじーちゃんの年齢を聞いた際
【わしゃ~今年の8月29日で
96歳になるんじゃ】
と、しっかり自分の誕生日を教えてくれたからね
さすがにあたしの脳裏にインプットされたよ
なので、早速おじーちゃんに誕プレを渡しました
【おじーちゃん96歳おめでとう】
差し出されたプレゼントに驚くおじーちゃん
【こが~に、えぇもんもろうてから】
と嬉しそうに手ぬぐいを見て
【こりゃ~タオルか】
【いやいや 手ぬぐいよ
おじーちゃんいつも首に
タオル巻いとるけん
今度からは手ぬぐいを首に巻いてね】
と言って、早速首に巻き付けてあげました
【ほぅ こりゃ~えぇの~】
と、喜ぶおじーちゃんにカメラを向けると
ニンマリ笑顔でバッチリカメラ目線
【わしゃ~こがに黒いんか
あんた~真っ白じゃの~】
と、山仕事で日焼けした自分の姿に
ますます驚いているようでした
しまいには帽子まで脱いで記念写真
そうだっ 来年の誕生日には
帽子を買ってあげよう
100歳を迎えるまで、毎年お祝いにくるんで
ずっとずっと元気で長生きしてね