【今年もお山開きがやって来たね
なんか1年が早いよね~】
と、毎年恒例行事
となった石鎚山
お山開き大祭
の事を
お客さんも熟知
されるように
なりました
しかし、何の意味があってのお山開きなのか・・・・
そこまで知るお客さんはあまりいません
なので詳しく紹介しますっ
まず石鎚山にはコースが2つあって
ひとつはロープウェイを使って成就社からスタートする成就ルート
もうひとつはロープウェイを使わず土小屋まで行って
スタートする土小屋ルート
どちらの方が登りやすいと思いますか
恐らくロープウェイを使った方が楽だと思われるだろうけど
実は土小屋ルート
の方が登り
やすいんです
互いに距離に変わりはないものの
成就ルートは
絶えず階段地獄
なんです
おまけにロープウェイ代一人往復2,200円が必要なので
毎年、土小屋ルートで登拝してました
しかしこの土小屋ルートもそこまでの移動がゲロ道
酔い止めなくしてたどり着けない酷道なんです
今年はどちらのコースから登るか
迷った結果成就ルートで登る事にしました
始めてお山開きで石鎚山に登った時は
ロープウェイを使って成就社で参拝をしてから登拝したので
礼に始まり礼に終わる
と言う日本の
文化を意識して
10年目の節目も成就ルートで行こうと
あたしが提案を持ち掛けたんです
もちろん親族全員があたしの意見に一致でした
7月1日 ~ 7月10日 までの期間をお山開き大祭と言い
まず7月1日に成就社から
【仁】
【智】
【勇】 じん・ち・ゆう
この3体の御神像を石鎚導者たちが担いで山頂へと運びます
その間、全ての鎖場もクリアしながら登るんです
この御神像が一体何キロなのか・・・・
恐らく5キロは超えてるだろうけど、そんな大事な御神像を背負って
御山衣(おやまぎ)を着用して地下足袋で登るんです
オーナーみたいにエアーのある地下足袋ではなく
昔ながらの
足裏への負担の
激しい地下足袋
でーーーーっ
この最後の鎖場も登るんです
あたしは一度も最後の鎖を登った事はありません
あまりにも垂直で、あまりにも恐ろしいので
毎回階段で迂回しながら山頂を目指しています
そして運ばれた3体の御神像は頂上社へ御銅座奉祀され
これがお山開き期間となるんです
普段では触れる事のできない3体の御振像に触れ
① 仁・・・・・家内安全・無病息災
② 智・・・・商売繁盛・学業成就
③ 勇・・・・交通安全・厄除け
これらの祈願を
行うために毎年
全国から1万人の
登拝者が
訪れるらしいんです
もちろんあたしたちも、頂上社で3体の御神像が
削れるくらいの勢いで触りまくって祈願してるので
おかげで10年元気で過ごせたのもご利益のおかげかもしれません
この一連の行事を実際に行って体験したいけど
7月1日のお山開き
大祭のみ
女人禁止
なんですーーっ
日本七霊山のひとつでもある石鎚山は
日本古来の山岳信仰を重んじて今でも1日のみ
女人禁制にしてるんです
日本七霊山
① 富士山(静岡)
② 立山(富山)
③ 白山(石川)
④ 大峰山(奈良)
⑤ 釈迦ヶ岳(奈良)
⑥ 大山(鳥取)
⑦ 石鎚山(愛媛)
こんだけあって女人禁制のスタイルを保存してるのは
石鎚山だけなんです
今やジェンダー
の時代
もう女人禁制を
解放してくれても
いいじゃんか・・・
と願うのはあたしだけでしょうか
そんな思いを胸に、10年目の登拝に行って来ます
7月は石鎚山
登拝の為に
定休日が変更
してますので
ご確認の上、
皆様のご来店を
お待ちしています